フィスコニュース
ナック Research Memo(4):新商品・サービスの開発・提供に注力し、2025年3月期は増収増益を見込む(1)
2024/07/17 15:44
*15:44JST ナック Research Memo(4):新商品・サービスの開発・提供に注力し、2025年3月期は増収増益を見込む(1)
■今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
ナック<9788>の2025年3月期の業績は、売上高65,500百万円(前期比20.3%増)、営業利益4,000百万円(同74.1%増)、経常利益4,000百万円(同67.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,550百万円(同77.5%増)と増収増益を見込む。2025年3月期は、中期経営計画の最終年度であり、その達成に向けて2ケタ成長と強気な業績予想を打ち出した。売上高については、クリクラ事業及びレンタル事業においては前期比微増だが、その他の事業では大幅な増収を計画している。建築コンサルティング事業においては2024年3月期第4四半期受注分の売上計上による業績押し上げ効果が期待されるほか、コンサルティング部門ではDXや省エネ化を推進する新商品の販売を促進し、ナックハウスパートナーにおいてはコンサルティング部門との協業による省エネ関連商材の受注比率向上や新サービスの共同開発を進めることで、前期比59.0%増と大幅な増収を見込む。住宅事業ではケイディアイにおけるエリア戦略と用地仕入の強化、ジェイウッドにおける商品ラインアップの拡充や、バリアフリー対策で需要の高まる平屋住宅や店舗併用住宅の受注拡大により、前期比15.4%増を見込んでいる。美容・健康事業では、JIMOSやベルエアーにおける商品リニューアルからの新規顧客獲得、アップセールにおけるワイン直販の推進(2024年2月に子会社化した巴ワイン・アンド・スピリッツとの連携)、トレミーにおける医薬部外品を対象としたODM商品の開発や協力工場との連携強化による新規受注増などにより、前期比19.7%増を見込んでいる。
利益面については、人材投資やサービス開発・販促活動など顧客獲得のための投資を予定しているが、増収効果に加え、2024年3月期までに新規出店により拡大した事業の投資回収が進行中で、利益拡大局面に入ることから、大幅な増益を見込んでいる。なお、同社は2024年5月に秀和住研を子会社化した。秀和住研は同社の子会社であるナックハウスパートナーが営む住宅FC「ACE HOME」に加盟しており、今後はACE HOME事業の強化やジェイウッドとのシナジー発揮が期待される。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<AS>
■今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
ナック<9788>の2025年3月期の業績は、売上高65,500百万円(前期比20.3%増)、営業利益4,000百万円(同74.1%増)、経常利益4,000百万円(同67.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,550百万円(同77.5%増)と増収増益を見込む。2025年3月期は、中期経営計画の最終年度であり、その達成に向けて2ケタ成長と強気な業績予想を打ち出した。売上高については、クリクラ事業及びレンタル事業においては前期比微増だが、その他の事業では大幅な増収を計画している。建築コンサルティング事業においては2024年3月期第4四半期受注分の売上計上による業績押し上げ効果が期待されるほか、コンサルティング部門ではDXや省エネ化を推進する新商品の販売を促進し、ナックハウスパートナーにおいてはコンサルティング部門との協業による省エネ関連商材の受注比率向上や新サービスの共同開発を進めることで、前期比59.0%増と大幅な増収を見込む。住宅事業ではケイディアイにおけるエリア戦略と用地仕入の強化、ジェイウッドにおける商品ラインアップの拡充や、バリアフリー対策で需要の高まる平屋住宅や店舗併用住宅の受注拡大により、前期比15.4%増を見込んでいる。美容・健康事業では、JIMOSやベルエアーにおける商品リニューアルからの新規顧客獲得、アップセールにおけるワイン直販の推進(2024年2月に子会社化した巴ワイン・アンド・スピリッツとの連携)、トレミーにおける医薬部外品を対象としたODM商品の開発や協力工場との連携強化による新規受注増などにより、前期比19.7%増を見込んでいる。
利益面については、人材投資やサービス開発・販促活動など顧客獲得のための投資を予定しているが、増収効果に加え、2024年3月期までに新規出店により拡大した事業の投資回収が進行中で、利益拡大局面に入ることから、大幅な増益を見込んでいる。なお、同社は2024年5月に秀和住研を子会社化した。秀和住研は同社の子会社であるナックハウスパートナーが営む住宅FC「ACE HOME」に加盟しており、今後はACE HOME事業の強化やジェイウッドとのシナジー発揮が期待される。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<AS>