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オーバル Research Memo(8):2025年3月期も、過去最高水準への増配を計画
2024/07/17 14:48
*14:48JST オーバル Research Memo(8):2025年3月期も、過去最高水準への増配を計画
■株主還元策
オーバル<7727>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、最も重視すべき株主への利益還元であると認識し、会社の経営基盤の確保と将来の事業展開に備えた財務体質の充実を総合的に勘案し決定する方針だ。推進中の中期経営計画では、事業成長に向けた投資を積極的かつタイムリーに行うために必要な内部留保を確保しつつ、業績向上、キャッシュ・フローを改善し配当額の引き上げを行うとしている。
2024年3月期は好決算を反映して、1株当たり中間配当を当初予想の4.0円から7.0円に、また1株当たり期末配当も当初予想の5.0円から7.0円に引き上げて、年間配当を当初予想の9.0円から14.0円(前期比5.0円増)へと大幅に増額修正した。また、2025年3月期についても、1株当たり中間配当7.0円、期末配当8.0円、年間配当15.0円(同1.0円増)へと過去最高水準への増配を計画する。配当性向は前期の28.5%から38.2%に上昇する見込みで、最新データである2023年3月期のプライム・スタンダード・グロース市場に上場する精密機器業界平均の27.0%を上回っている。これは、同社の株主への利益還元を重視する経営姿勢を示すとともに、通期業績予想を達成できるとの自信の表れと考えられる。
なお、同社では、2022年4月に東証プライム市場へ移行していたが、2023年10月20日付でスタンダード市場に移行することを選択した。将来的な上場廃止リスクを回避し、株主が安心して同社株式を保有・売買できる環境を確保すること、プライム市場上場基準に到達することに偏重することなく堅実で地に足をつけた経営を行うことが最適かつ最良の選択であるとの経営判断によるものだ。一方、これまでプライム市場上場維持基準充足に向けて取り組んだ結果、業績・配当・株価には一定の成果があったものと認識しており、今後もプライム市場再上場に向けて各種取り組みは継続することで、投資家や取引先からの評価が高まるように企業価値向上に向けた取り組みを推進する意向である。引き続き中期経営計画の基本方針、基本戦略の着実な推進による成果に期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<SO>
■株主還元策
オーバル<7727>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、最も重視すべき株主への利益還元であると認識し、会社の経営基盤の確保と将来の事業展開に備えた財務体質の充実を総合的に勘案し決定する方針だ。推進中の中期経営計画では、事業成長に向けた投資を積極的かつタイムリーに行うために必要な内部留保を確保しつつ、業績向上、キャッシュ・フローを改善し配当額の引き上げを行うとしている。
2024年3月期は好決算を反映して、1株当たり中間配当を当初予想の4.0円から7.0円に、また1株当たり期末配当も当初予想の5.0円から7.0円に引き上げて、年間配当を当初予想の9.0円から14.0円(前期比5.0円増)へと大幅に増額修正した。また、2025年3月期についても、1株当たり中間配当7.0円、期末配当8.0円、年間配当15.0円(同1.0円増)へと過去最高水準への増配を計画する。配当性向は前期の28.5%から38.2%に上昇する見込みで、最新データである2023年3月期のプライム・スタンダード・グロース市場に上場する精密機器業界平均の27.0%を上回っている。これは、同社の株主への利益還元を重視する経営姿勢を示すとともに、通期業績予想を達成できるとの自信の表れと考えられる。
なお、同社では、2022年4月に東証プライム市場へ移行していたが、2023年10月20日付でスタンダード市場に移行することを選択した。将来的な上場廃止リスクを回避し、株主が安心して同社株式を保有・売買できる環境を確保すること、プライム市場上場基準に到達することに偏重することなく堅実で地に足をつけた経営を行うことが最適かつ最良の選択であるとの経営判断によるものだ。一方、これまでプライム市場上場維持基準充足に向けて取り組んだ結果、業績・配当・株価には一定の成果があったものと認識しており、今後もプライム市場再上場に向けて各種取り組みは継続することで、投資家や取引先からの評価が高まるように企業価値向上に向けた取り組みを推進する意向である。引き続き中期経営計画の基本方針、基本戦略の着実な推進による成果に期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<SO>