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筑波精工 Research Memo(4):2024年3月期は量産用自動機を初出荷。最小限の営業損失

*14:34JST 筑波精工 Research Memo(4):2024年3月期は量産用自動機を初出荷。最小限の営業損失
■業績動向

1. 2024年3月期の業績概要
筑波精工<6596>の2024年3月期業績は、売上高は前期比49.3%増の326百万円、営業損失は6百万円(前期は82百万円の損失)、経常損失は7百万円(同82百万円の損失)、当期純利益は30百万円(同91百万円の損失)となった。

依然として営業損失を計上しているが、期中にレーザー加工機の重要部品が破損し、社内での生産活動に支障をきたしたことから、生産工程の一部を外注し想定外の経費が発生したことが営業損失の要因の一つだ。会社は、「これにより10百万円以上の余計な経費が発生した。仮にこれらが無かったとすれば、数百万円近い営業利益を計上できた可能性はあった」と述べている。また当期純損失が黒字化したのは、簿価がゼロに近かったデモ機を販売したことで特別利益59百万円を計上したことによる。

製品別売上高は、「ステージ」が135百万円(前期比9.5%減)、「Supporter」が102百万円(同48.9%増)、「自動機」が88百万円(前期実績ゼロ)であった「ステージ」だけが以前と同じ区分なので、残りの「Supporter」+「自動機」の売上高は2024年3月期は190百万円と、前期比で178.0%増となった。

「ステージ」は、半導体業界の設備投資の影響を受けて減収となった。一方で、自動機の販売は2台(8インチ用1台、12インチ用1台)となり、これに伴い「Supporter」の売上高も増加した。今まで「Supporter」の需要は主に試験用であったが、出荷した自動機は量産ライン用であるため、今後はさらに「Supporter」の需要が高まる可能性が高い。今後の動向は注視する必要があるが、いよいよ同社の事業が本格的に立ち上がり始めたと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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