フィスコニュース


エレマテック Research Memo(8):中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」を展開中(1)

*12:08JST エレマテック Research Memo(8):中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」を展開中(1)
■中長期の成長戦略

1. 中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」の基本方針
エレマテック<2715>では、前期まで進めてきた「エレマテックNEXT」に引き続き、中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」(2024年3月期~2026年3月期)を発表しており、以下がその概要である。

(1) 外部環境と挑戦課題
同社では、外部環境の動向として、「地政学的リスクと内外マーケットの変動」「顧客ニーズの高度化・多様化」「サステナビリティ課題への関心の高まり」「働き方の変化とダイバーシティの伸展」を挙げている。このような外部環境を踏まえて、以下のような挑戦課題を掲げている。

a) 成長とリスク分散の観点から日本・中国以外での事業を拡大する
・北米・欧州へのリソース投入
・ASEANでの調達代行からの脱却

b) 開発部の機能強化と各部門の連携強化、外部資源の獲得を目指す
・取引先軸、商品軸での取り組みの強化
・中長期トレンドの継続的フォローと投融資の拡大

c) 地球環境への配慮と社会課題解決への取り組みを強化する
・本業を通じたサステナビリティ課題解決への貢献
・顧客の環境配慮重視を踏まえた仕入先への支援

d) 個々がやりがいを持ち、自己表現できる体制を構築する
・ダイバーシティ&インクルージョンの推進
・従業員エンゲージメントを高める教育・研修・配属の仕組みづくり

(2) 重点施策と定量的目標、重点市場
中期経営戦略の基本方針としては、「前施策は継続進化させ、新中期経営戦略では経営基盤の拡大・強化を進めつつ、ポテンシャル分野に挑戦する」ことを掲げている。これに基づき、以下の4つの重点施策を推進する。

a) 重点施策
(ポテンシャル分野の開拓・深耕として)
・ポテンシャルエリアの本格開拓
・開発部の機能強化
(経営基盤の拡大・強化として)
・M&A・アライアンスによる顧客基盤・事業領域の拡大
・サステナビリティと人的資本への取り組み

b) 定量的目標と重点市場
定量的目標としては、「2023年3月期から2026年3月期までの当期利益※年平均成長率(CAGR:Compound Average Growth Rate)を10%以上とする」としている。この目標を達成するための重点市場として、「オートモーティブ」「アフターマーケット」「医療機器」の3つを挙げている。

※当初は「経常利益」であったが、IFRS適用に伴い、目標を「当期利益」に変更した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



<SO>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/11/27 15:00 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,394 銘柄
1,533 銘柄   売り
 
 
 
6098 リクルートH 買い転換
9983 ファーストリテ 買い転換
9984 ソフトバンクG 買い転換
4063 信越化学工業 売り転換
8031 三井物産 売り転換



注目コラムランキング

 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS