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BS11 Research Memo(9):新たに策定した「Value 3」を強力に推進
2024/05/24 14:09
*14:09JST BS11 Research Memo(9):新たに策定した「Value 3」を強力に推進
■今後の見通し
2. 2024年8月期の新たな重点施策
日本BS放送<9414>は、中長期戦略のなかで重点施策を制定している。2024年8月期は、2023年8月期の「Value 5」を3点に集約した「Value 3」を掲げ、1) コンテンツ価値の最大化、2) 投資最適化へ向けた意識改革、3) 放送周辺事業の強化と発展、の3つの施策を制定した。「Value 5」で実施した施策や実績をベースに手ごたえを掴んだ取り組みをさらに強化していく、成長に向けた施策であると弊社は見ている。
コンテンツ価値の最大化については、2024年8月期第3四半期以降も番組コンテンツ力を強化していく方針である。特別番組としては、4月に「BS11ソフトボール中継 JDリーグ2024」を録画中継したほか、人気ピアニストやボーカルグループの共演による人気シリーズ「貴公子たちの音楽会 Vol.4」も5月に放送した。6月には「2024年度 全日本学生柔道優勝大会」を放送予定であり、スポーツ番組を好む視聴者層の取り込みを図っている。同社が強みを持つアニメ関連番組としては、4月の番組改編にあたり45番組を投入した。従来からの人気番組である「ゆるキャン△」「転生したらスライムだった件」「無職転生~異世界行ったら本気だす~」の新シリーズも含まれており、アニメファンからの期待も高まっている。アニメソング番組「Anison Days」、エンターテインメント情報番組「アニゲー☆イレブン!」、バラエティ番組「声優に丸なげ!」といったアニメ関連番組のほか、提携先であるU-NEXTとのコラボレーションによる共同制作番組にも引き続き注力する考えであり、今後の発表に注目したい。
コンテンツ価値の最大化を実現していくためには、ポストコロナ・ポストデフレ時代を見据え、視聴者にとって魅力的なコンテンツ、事業への最適な投資が必要になる。また、制作コストの上昇が見込まれるなかで、それに見合う事業収入を得られる効果的かつ効率的な投資を進めていくことも重要だ。これらに向けて、社内での費用対効果に対する意識改革を徹底する方針と弊社では見ている。
放送周辺事業の強化と発展については、コンテンツ価値の最大化との相乗効果を活用し、2024年8月期第3四半期以降もアニメ・配信ビジネスを軸としたイベント等、積極的に事業を展開していく方針である。
一例として、7月の「AnisonDays Festival 2024」開催が決定しており、アニメファンの注目を集めている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<HH>
■今後の見通し
2. 2024年8月期の新たな重点施策
日本BS放送<9414>は、中長期戦略のなかで重点施策を制定している。2024年8月期は、2023年8月期の「Value 5」を3点に集約した「Value 3」を掲げ、1) コンテンツ価値の最大化、2) 投資最適化へ向けた意識改革、3) 放送周辺事業の強化と発展、の3つの施策を制定した。「Value 5」で実施した施策や実績をベースに手ごたえを掴んだ取り組みをさらに強化していく、成長に向けた施策であると弊社は見ている。
コンテンツ価値の最大化については、2024年8月期第3四半期以降も番組コンテンツ力を強化していく方針である。特別番組としては、4月に「BS11ソフトボール中継 JDリーグ2024」を録画中継したほか、人気ピアニストやボーカルグループの共演による人気シリーズ「貴公子たちの音楽会 Vol.4」も5月に放送した。6月には「2024年度 全日本学生柔道優勝大会」を放送予定であり、スポーツ番組を好む視聴者層の取り込みを図っている。同社が強みを持つアニメ関連番組としては、4月の番組改編にあたり45番組を投入した。従来からの人気番組である「ゆるキャン△」「転生したらスライムだった件」「無職転生~異世界行ったら本気だす~」の新シリーズも含まれており、アニメファンからの期待も高まっている。アニメソング番組「Anison Days」、エンターテインメント情報番組「アニゲー☆イレブン!」、バラエティ番組「声優に丸なげ!」といったアニメ関連番組のほか、提携先であるU-NEXTとのコラボレーションによる共同制作番組にも引き続き注力する考えであり、今後の発表に注目したい。
コンテンツ価値の最大化を実現していくためには、ポストコロナ・ポストデフレ時代を見据え、視聴者にとって魅力的なコンテンツ、事業への最適な投資が必要になる。また、制作コストの上昇が見込まれるなかで、それに見合う事業収入を得られる効果的かつ効率的な投資を進めていくことも重要だ。これらに向けて、社内での費用対効果に対する意識改革を徹底する方針と弊社では見ている。
放送周辺事業の強化と発展については、コンテンツ価値の最大化との相乗効果を活用し、2024年8月期第3四半期以降もアニメ・配信ビジネスを軸としたイベント等、積極的に事業を展開していく方針である。
一例として、7月の「AnisonDays Festival 2024」開催が決定しており、アニメファンの注目を集めている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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