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短期的な過熱感や達成感から大台乗せ後は利益確定が優勢に【クロージング】

*17:02JST 短期的な過熱感や達成感から大台乗せ後は利益確定が優勢に【クロージング】
23日の日経平均は4日ぶりに反落。445.63円安の59140.23円(出来高概算27億2000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株の上昇が続いたことなどから、東京市場も半導体関連など値がさ株の一角が上伸し、日経平均は取引開始直後に60013.98円と初めて60000円の大台に乗せた。ただ、短期的な達成感に加え、中東情勢に対する先行き懸念も相まって次第に利益確定売りが優勢となり、日経平均は後場取引開始後には58621.48円まで下押しした。また、時間外取引の米国株価指数先物が軟調に推移していることも、警戒感につながったようだ。ただ、買い遅れている投資家も多いとみられ、押し目を拾う動きも入り、その後は59100円台まで下げ渋り、取引を終えた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、鉱業、不動産、機械、情報通信など6業種が上昇。一方、空運、非鉄金属、サービス、小売など27業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、三菱重<7011>が概ね堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、日東電工<6988>、京セラ<6971>が軟調だった。

前日の米国市場では主要株価指数は上昇し、ナスダック指数、SOX指数はともに最高値を更新した。この流れを受け、東京市場でも半導体やAI関連株などが買われ、日経平均は初めて6万円の大台に乗せ、上げ幅は一時400円を超えた。その後、「ホルムズ海峡に敷設された機雷の除去に最長6カ月かかる見通し」との一部報道を受け、米原油価格が時間外取引で上伸したほか、「イランで爆発があった」との情報が伝わったこともリスク回避の動きにつながったとみられる。関係者からは「海外短期筋による機械的な売りが先物に出た」との指摘があり、日経平均は6万円の大台に乗せた直後から下げに転じ、後場に入ると、下げ幅が一時900円を超える場面もあった。

22日の指数だけ上昇したいびつ感から一転、本日は値下がり銘柄数が1200に迫っている状態をある程度映した、調整色の強い展開だった。株高基調が続くには、言わずもがな半導体・AI関連だけでなく、他のセクターにも物色が広がってくることが重要だろう。中東情勢がある意味で膠着状態になってしまった今、そのためにはやはり最低限、今後本格化する主要企業のガイダンスの見極めが不可欠と市場も見ていると思われる。



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