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4月のくりっく365、ドル・円は下げ渋り、南アフリカランド・円は上値の重い展開か
2026/04/09 16:34
*16:34JST 4月のくりっく365、ドル・円は下げ渋り、南アフリカランド・円は上値の重い展開か
東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、3月の取引数量が前月比12.6%増の198万3915枚、1日の平均取引数量は9万180枚と前月比で増加した。3月末時点の証拠金預託額は5665.25億円と前月比で84.68億円増加した。取引通貨量では、米ドル、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランド、豪ドルの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、3月の取引数量が前月比47.0%増の666万5801枚、1日の平均取引数量は30万2991枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は936.58億円となり、前月比で1.43億円の増加となった。
取引数量トップは米ドル・円で48万1201枚(前月比4.1%増)であった。中東情勢の緊迫化を背景とした「有事のドル買い」や原油高を材料に上昇基調を維持し、月半ばには159円台まで水準を切り上げた。加えて、IMMでは円ロング解消と円ショート構築が同時進行し、ドル需要主導の上昇が続いたとみられる。もっとも、米国による対イラン攻撃や停戦観測などの報道に振られ、相場は上下に振れやすい展開となり、3月19日には急落する場面もみられた。その後は再び持ち直し、月末には一時160円台まで上昇したが、期末にかけては持ち高調整も入り、最終的には158円台後半で取引を終えた。
ユーロ・米ドルは4万1984枚(前月比123.4%増)であった。ドル需要の強まりを背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となり、月半ばにかけて軟調に推移した。IMMでも対ユーロでのドルショート解消が進み、ドルポジションの改善が相場の重しとして作用。一方で、中東情勢を巡る報道や米経済指標に振られ、月後半にかけては下げ渋るなど神経質な値動きとなった。
4月のドル・円は下げ渋る展開か。原油価格や「有事のドル買い」を背景としたドル需要が引き続き相場を主導し、基調としてはドル高・円安方向が意識されやすいだろう。一方、停戦協議の進展などにより地政学リスクが後退する局面では、積み上がったドルロングの巻き戻しを通じて円高方向への調整圧力が強まる可能性もある。4月27-28日の日銀金融政策決定会合が注目されるが、利上げ期待は既に一定程度織り込まれており、為替への影響は限定的となりそうだ。また、1ドル=160円近辺では当局の円安けん制姿勢が上値抑制要因として機能しそうだが、足元のようにドル需要が強い局面ではその効果が一時的にとどまりやすいか。
南アフリカランド・円は上値の重い展開か。リスク回避の動きやドル高圧力が意識されやすく、新興国通貨であるランドには下押し圧力がかかりやすい。一方で、ヘッドライン次第ではドル安方向に振れ、新興国通貨全般に買い戻しが入る場面も想定される。加えて、高金利通貨としての特性からスワップ収益を狙った資金流入も一定の下支え要因となろう。総じて、戻りを伴いながら上値の重い展開が続くとみる。
<CN>
東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、3月の取引数量が前月比12.6%増の198万3915枚、1日の平均取引数量は9万180枚と前月比で増加した。3月末時点の証拠金預託額は5665.25億円と前月比で84.68億円増加した。取引通貨量では、米ドル、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランド、豪ドルの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、3月の取引数量が前月比47.0%増の666万5801枚、1日の平均取引数量は30万2991枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は936.58億円となり、前月比で1.43億円の増加となった。
取引数量トップは米ドル・円で48万1201枚(前月比4.1%増)であった。中東情勢の緊迫化を背景とした「有事のドル買い」や原油高を材料に上昇基調を維持し、月半ばには159円台まで水準を切り上げた。加えて、IMMでは円ロング解消と円ショート構築が同時進行し、ドル需要主導の上昇が続いたとみられる。もっとも、米国による対イラン攻撃や停戦観測などの報道に振られ、相場は上下に振れやすい展開となり、3月19日には急落する場面もみられた。その後は再び持ち直し、月末には一時160円台まで上昇したが、期末にかけては持ち高調整も入り、最終的には158円台後半で取引を終えた。
ユーロ・米ドルは4万1984枚(前月比123.4%増)であった。ドル需要の強まりを背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となり、月半ばにかけて軟調に推移した。IMMでも対ユーロでのドルショート解消が進み、ドルポジションの改善が相場の重しとして作用。一方で、中東情勢を巡る報道や米経済指標に振られ、月後半にかけては下げ渋るなど神経質な値動きとなった。
4月のドル・円は下げ渋る展開か。原油価格や「有事のドル買い」を背景としたドル需要が引き続き相場を主導し、基調としてはドル高・円安方向が意識されやすいだろう。一方、停戦協議の進展などにより地政学リスクが後退する局面では、積み上がったドルロングの巻き戻しを通じて円高方向への調整圧力が強まる可能性もある。4月27-28日の日銀金融政策決定会合が注目されるが、利上げ期待は既に一定程度織り込まれており、為替への影響は限定的となりそうだ。また、1ドル=160円近辺では当局の円安けん制姿勢が上値抑制要因として機能しそうだが、足元のようにドル需要が強い局面ではその効果が一時的にとどまりやすいか。
南アフリカランド・円は上値の重い展開か。リスク回避の動きやドル高圧力が意識されやすく、新興国通貨であるランドには下押し圧力がかかりやすい。一方で、ヘッドライン次第ではドル安方向に振れ、新興国通貨全般に買い戻しが入る場面も想定される。加えて、高金利通貨としての特性からスワップ収益を狙った資金流入も一定の下支え要因となろう。総じて、戻りを伴いながら上値の重い展開が続くとみる。
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