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為替週間見通し:もみ合いか、中東情勢の行方を見極める展開

*15:02JST 為替週間見通し:もみ合いか、中東情勢の行方を見極める展開
【今週の概況】
■為替介入を警戒してドル買いは一服

今週の米ドル・円は伸び悩み。米国・イスラエルとイランの戦争が短期間で終結する見込みは薄いため、週初に160円46銭まで米ドル高・円安に振れたが、日本政府・日本銀行による為替介入を警戒した米ドル売り・円買いが活発となり、4月1日に158円28銭まで米ドル安円高に振れる場面があった。しかしながら、トランプ米大統領は現地時間1日午後(日本時間2日午前)、イラン攻撃に関し米国民向けに演説し、2-3週間の戦闘継続について言及したことから、原油先物(WTI)は大幅高となり、この動きにつれて米ドル・円は159円台に反発した。

3日のニューヨーク市場は、聖金曜日の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄となった。ただ、この日発表された3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に上回ったため、ドルは底堅い動きを見せた。ドル・円は、159円81銭まで買われており、159円66銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:158円28銭-160円46銭。

【来週の見通し】
■もみ合いか、中東情勢の行方を見極める展開

来週のドル・円はもみ合いか。中東紛争の激化が警戒されるなか、インフレ加速を想定したドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。トランプ米大統領は今後数週間、イランに対する激しい攻撃を示唆したのに対し、イラン側も徹底抗戦の構えを見せている。一方で、両国は第3国を仲介とした停戦協定を模索する動きもあり、紛争収束への期待も根強い。中東情勢の行方を見極める展開となり、紛争長期化の見方が広がれば米ドル買い・円売りが強まるだろう。原油価格の大幅な上昇によってインフレ進行を意識したドル買いも続くとみられる。

米国の経済指標では4月9日に2月コアPCE価格指数、10日には3月消費者物価指数(CPI)の発表が予定される。これらのインフレ関連指標は、今月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え材料視されやすい。一方、今月開催の日本銀行金融政策決定会合で追加利上げの是非について議論されるとの見方が増えているが、日銀がインフレ抑制のための金融引き締めの方針を明確に打ち出す可能性は低いとみられる。

ただ、1ドル=160円超の水準で為替介入が実施される可能性は依然として残されており、原油価格が110ドル超の水準を維持しても米ドル高円安が加速する可能性は低いとみられる。

【米・2月コアPCE価格指数】(4月9日発表予定)
9日発表の米2月コアPCE価格指数は現時点で前年比+2.9%と、1月実績の+3.1%を下回る見通し。市場予想と一致した場合、早期利上げ観測は後退し、ドル売り要因となろう。

【米・3月消費者物価コア指数(CPI)】(4月10日発表予定)
10日発表の米3月消費者物価コア物指数(CPI)は前年比+2.7%と予想され、市場予想と一致した場合、ドル買い要因になりやすい。

予想レンジ:158円00銭-161円50銭




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2026/04/02 15:30 現在

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