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為替週間見通し:中東紛争の長期化を懸念してドルは底堅い動きか
2026/03/28 15:11
*15:11JST 為替週間見通し:中東紛争の長期化を懸念してドルは底堅い動きか
【今週の概況】
■原油価格の一段の上昇を警戒してドル買い強まる
今週の米ドル・円は強含み。米国・イスラエルとイランの戦闘継続によって原油価格の一段の上昇が警戒されたことが米ドル買い・円売りにつながった。原油高によってインフレ進行の可能性が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制の姿勢を一段と強めるとの見方が広がった。年内利上げの可能性が浮上したことも米ドル買い材料となった。過度な円安を是正するために日本政府・日本銀行による為替介入が警戒されたが、米国は足元におけるドル高を特に懸念していないとの見方が多いことも米ドル買い・円売りを促す一因となったようだ。
27日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は、159円台後半から160円41銭まで一段高となった。米国・イスラエルとイランの戦闘継続による原油高はインフレ圧力を高めていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内に利上げを行うとの観測が浮上し、長期金利の上昇につれてドル買い・円売りが優勢となった。米ドル・円は160円25銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:158円02銭-160円41銭。
【来週の見通し】
■中東紛争の長期化を懸念してドルは底堅い動きか
来週のドル・円は上げ渋りか。中東紛争の長期化が懸念されるなか、原油高を意識したドル買いは継続する見通し。米国・イスラエルとイランの戦争終結に向けた協議の行方は不透明であるため、主要通貨に対するドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。米国は紛争終結に向けてパキスタンを仲介役に協議を進めるようだ。ただ、イラン側は米国が提示した諸条件に難色を示しており、戦闘継続を示唆している。このため、NY原油先物(WTI)は週末前に1バレル=100ドル台に上昇した。インフレ圧力の高まりをにらんだドル買いが続く可能性は残されている。
一方、日本銀行は3月26日、消費者物価(CPI)の新たなコア指標を拡充し、生鮮食品と特殊要因を除く2月の前年比上昇率は2.2%と発表した。4月会合での追加利上げ決定への支援材料となる。また、日本政府は過度な円安を懸念しており、1ドル=160円超の水準で円安進行を抑制する目的で日本単独の為替介入を実施する可能性がある。米ドル高円安の流れを大きく変えるほどのインパクトは期待できないが、為替介入が実施された場合、短期的に159円を下回る展開もあり得る。
【米・3月ISM製造業景況指数】(4月1日発表予定)
4月1日発表の3月ISM製造業景況指数は前回の52.3と、前回52.4をやや下回る見通し。ただ、市場予想を上回った場合はドル買い材料となる。
【米・3月雇用統計】(4月3日発表予定)
4月3日発表の米3月雇用統計で失業率は4.4%と横ばい、非農業部門雇用者数が前月比+5.1万人程度の見通し。非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、米国金利の先高観はやや後退し、ドル売りに振れやすい。
予想レンジ:158円50銭-162円00銭
<FA>
【今週の概況】
■原油価格の一段の上昇を警戒してドル買い強まる
今週の米ドル・円は強含み。米国・イスラエルとイランの戦闘継続によって原油価格の一段の上昇が警戒されたことが米ドル買い・円売りにつながった。原油高によってインフレ進行の可能性が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制の姿勢を一段と強めるとの見方が広がった。年内利上げの可能性が浮上したことも米ドル買い材料となった。過度な円安を是正するために日本政府・日本銀行による為替介入が警戒されたが、米国は足元におけるドル高を特に懸念していないとの見方が多いことも米ドル買い・円売りを促す一因となったようだ。
27日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は、159円台後半から160円41銭まで一段高となった。米国・イスラエルとイランの戦闘継続による原油高はインフレ圧力を高めていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内に利上げを行うとの観測が浮上し、長期金利の上昇につれてドル買い・円売りが優勢となった。米ドル・円は160円25銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:158円02銭-160円41銭。
【来週の見通し】
■中東紛争の長期化を懸念してドルは底堅い動きか
来週のドル・円は上げ渋りか。中東紛争の長期化が懸念されるなか、原油高を意識したドル買いは継続する見通し。米国・イスラエルとイランの戦争終結に向けた協議の行方は不透明であるため、主要通貨に対するドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。米国は紛争終結に向けてパキスタンを仲介役に協議を進めるようだ。ただ、イラン側は米国が提示した諸条件に難色を示しており、戦闘継続を示唆している。このため、NY原油先物(WTI)は週末前に1バレル=100ドル台に上昇した。インフレ圧力の高まりをにらんだドル買いが続く可能性は残されている。
一方、日本銀行は3月26日、消費者物価(CPI)の新たなコア指標を拡充し、生鮮食品と特殊要因を除く2月の前年比上昇率は2.2%と発表した。4月会合での追加利上げ決定への支援材料となる。また、日本政府は過度な円安を懸念しており、1ドル=160円超の水準で円安進行を抑制する目的で日本単独の為替介入を実施する可能性がある。米ドル高円安の流れを大きく変えるほどのインパクトは期待できないが、為替介入が実施された場合、短期的に159円を下回る展開もあり得る。
【米・3月ISM製造業景況指数】(4月1日発表予定)
4月1日発表の3月ISM製造業景況指数は前回の52.3と、前回52.4をやや下回る見通し。ただ、市場予想を上回った場合はドル買い材料となる。
【米・3月雇用統計】(4月3日発表予定)
4月3日発表の米3月雇用統計で失業率は4.4%と横ばい、非農業部門雇用者数が前月比+5.1万人程度の見通し。非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、米国金利の先高観はやや後退し、ドル売りに振れやすい。
予想レンジ:158円50銭-162円00銭
<FA>


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