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米国株式市場見通し:トランプ政策に一喜一憂する中で「調整相場」入りが接近

*14:31JST 米国株式市場見通し:トランプ政策に一喜一憂する中で「調整相場」入りが接近
今週末には、数千人の米海兵隊を中東に追加派遣することが明らかになった一方、トランプ大統領が対イランの軍事作戦を「段階的に縮小することを検討する」とも発言。イラン情勢、それに伴う原油価格の先行きは想定しにくい状況が続く格好となっている。一段の情勢泥沼化も想定される一方、急速な事態改善の可能性なども残るため、当面は積極的にポジションを取りに行く動きは限られてきそうだ。

今週の連邦公開市場委員会(FOMC)における政策金利据え置きは予想通りだが、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長コメントは想定以上にタカ派的であった。また、2月生産者物価指数(PPI)も予想外に加速、当面は早期利下げ期待が高まるような状況にはなりにくいだろう。むしろ、短期金融市場においては、10月までに利上げが行われる確率が一時50%にまで上昇、今週末の10年債利回りは昨年8月以来の水準にまで急上昇している。利上げ懸念の台頭は、一段の株価下落余地の広がりにつながりかねない。また、エヌビディアの「カンファレス」など期待イベントの通過、好決算を発表したマイクロンの株価下落などから、米AI・半導体株の先高期待も足下では後退する方向と考えられよう。

NYダウの史上最高値は2月10日の50188.14、ナスダックは25年10月29日の23958.47、今週末終値はそれぞれ、9.2%、9.6%下落した水準にある。高値から10%安となる「調整相場入り」が目前に迫っている状況だ。プライベートクレジット問題の広がりが需給面に及ぼす影響なども拭い切れていない中、仮に「調整相場」入りとなった場合、株価の立ち直りにはより時間を要することになりそうだ。

経済指標は、24日に3月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI、25日に10-12月期経常収支、2月輸出入物価指数、26日に新規失業保険申請件数などが発表予定。

決算発表は、23日にブリンク・チャージング、バイオナノ、24日にコービン、ゲームストップ、25日にドライブン・ブランズ、ウィニベーゴ、シンタス、ペイチェックス、ジェフリーズ、ビヨンド・ミート、26日にゴーヘルス、アーピュタス・バイオファーマ、スキルズ、ベリトーン、27日にカーニバルが予定されている。




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