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ソフトバンクGが重荷も全般底堅い【クロージング】

*16:55JST ソフトバンクGが重荷も全般底堅い【クロージング】
8日の日経平均は小反発。90.07円高の50581.94円(出来高概算19億5000万株)で取引を終えた。米国株の上昇を映して反発して始まったが、日経平均は取引開始直後につけた50678.05円高値に軟化し、50224.65円まで売られた。ソフトバンクG<9984>が買い一巡後に下げに転じたことで、売り仕掛け的な動きが入ったようである。ただ、その後は落ち着いた動きをみせており、日経平均は前日の終値を挟んでの推移が続いた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、非鉄金属、不動産、建設、卸売、倉庫運輸など27業種が上昇。一方、小売、銀行、その他製品、情報通信など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、アドバンテス<6857>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、ソフトバンクG、ファーストリテ<9983>、イオン<8267>、リクルートHD<6098>が軟調だった。

5日の米国市場では主要株価指数が上昇した流れもあり、朝方は買いが先行して始まった。ただ、ソフトバンクGが直後に軟化したことで、先物主導で仕掛け的な売りが入った格好だろう。ただ、ソフトバンクGは終日軟調だったものの、全体としては底堅さがみられており、仕掛け的な売りは限られただろう。材料としてはヘグセス米国防長官が6日、中国の抑止や同盟国の防衛支出に優先して取り組む方針を示し、日本などに対しても「もはやただ乗りは許されない」と述べ、防衛支出の大幅増を求めた。これを受けて、三菱重<7011>など防衛関連株に投資資金が向かった。

日経平均は小動きにとどまったが、FOMCを前に積極的な売り買いは手控えられているが、0.25%の利下げは織り込まれており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。また、週末にはメジャーSQを控えているため、積極的に持ち高を傾ける動きもなく、リバランスが中心であろう。短期的に仕掛けてくる動きに対しては早めのカバーが入りやすいと考えられ、基本スタンスは押し目狙いであろう。




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2025/12/05 15:30 現在

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7203 トヨタ自動車 売り転換
6501 日立製作所 売り転換
9983 ファーストリテ 売り転換
6857 アドバンテスト 売り転換
8001 伊藤忠商事 売り転換



 
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