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米国株式市場見通し:利下げ継続期待やや再燃もAI関連株の過熱感は拭い切れず

*14:45JST 米国株式市場見通し:利下げ継続期待やや再燃もAI関連株の過熱感は拭い切れず
今週末には、NY連銀のウィリアムズ総裁が「短期的に金利目標範囲をさらに調整する余地がある」と発言、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長と歩調を合わせる傾向が強いとされており、12月利下げ見送りに傾いていた市場観測を一気に巻き戻す流れとなってきている。ただし、重要な景気やインフレのデータが入手できていない状況下であるほか、利下げ見送り派の示唆がより強いことから、依然として12月9-10日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが確実視される状況には至っていない。目先の買い戻し一巡後は、様子見ムードの強まる流れとなりそうだ。

足下の株価調整の主要因のうち、利下げ見送りが確実視される状況に変化は出ているが、決算発表後のエヌビディアの株価動向を見る限り、AI関連株の過熱警戒感払拭にはまだ時間を要しそうだ。27日には感謝祭の休日を控えており、今後はクリスマス休暇ムードも強まっていくと考えられる。積極的にロングポジションをとっていく動きなどは盛り上がりにくいだろう。一方、28日はブラックフライデーとなり、年末商戦が本格化してくる。一部では、年末商戦の売上高は初の1兆ドル台に達する見通しとも伝わっており、状況次第では、個人消費の拡大による米国景気の先行き期待につながる可能性も残す。エヌビディアの「H200」中国出荷とともに、株式市場の期待材料といえそうだ。なお、来週は、デル、HP、ディアなどの決算発表が注目されそうだ。

経済指標は、25日に9月生産者物価指数、9月小売売上高、9月FHFA住宅価格指数、9月S&P/ケースシラー住宅価格指数、11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、10月中古住宅販売成約指数、26日に9月耐久財受注、ベージュブック、11月シカゴ購買部協会景況指数、新規失業保険申請件数などが発表予定。なお、27日は感謝祭で休場となり、翌28日はブラックフライデーとなる。

主要企業の決算発表は、24日にキーサイト・テクノロジーズ、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、アジレント・テクノロジーズ、25日にアナログ・ゼバイシズ、オートデスク、アンバレラ、ベスト・バイ、デル・テクノロジーズ、HP、ネットアップ、ワークデイ、ジースケイラー、26日にディアなどが予定されている。




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