フィスコニュース


内需関連株に物色の矛先が向かう【クロージング】

*16:47JST 内需関連株に物色の矛先が向かう【クロージング】
21日の日経平均は大幅反落。1198.06円安の48625.88円(出来高概算33億7000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でエヌビディアが下落に転じた影響を受けて、前日に買われた半導体やAI関連株を中心に売りが先行した。ただ、AI関連株への過熱感が拭えないなか、投資資金はディフェンシブ性の高い内需関連株に向かった。3連休を前にした持ち高調整売りなどが次第に増え、後場中盤に向けて48490.03円まで下押し、心理的な節目の48500円を下回る場面もみられた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1300を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、不動産、陸運、建設、保険、繊維製品など25業種が上昇。一方、非鉄金属、機械、電気機器、情報通信など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、コナミG<9766>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>が軟調で、この4銘柄で日経平均を約1378円程度押し下げた。

前日の米国市場では、エヌビディアの好決算を受けて買いが先行して始まったものの、その後下落に転じた影響からテック株が軒並み売られ、主要株価指数は下落した。東京市場でもAI関連株を中心に売りが優勢となり、日経平均の下げ幅は一時1300円を超えた。一方、指数寄与度の大きい半導体やAI関連株が総崩れとなるなか、不動産や繊維、小売などの内需関連株に物色の矛先が向かい、東証プライム市場全体ではセンチメント悪化にはつながらなかった。

エヌビディアの好決算は短期間で消化したことを考慮すると、投資家は引き続きAI相場への警戒感を強めている証だろう。今後も巨額なAI投資が早期の業績向上につながらないのではないかとの懸念はくすぶることになり、東京市場にもマイナスの影響を及ぼすだろう。米政府機関再開で公表が延期されていた経済指標も今後随時発表されることになるが、雇用情勢の悪化、インフレ再燃など米景気に対する不透明感は拭えていない。




<CS>

欧州為替:ドル・円は下げ渋り、ドル買い地合い継続 [注目トピックス 市況・概況] 2025/11/21 20:07
欧州為替:ドル・円は下げ渋り、戻りは限定的 [注目トピックス 市況・概況] 2025/11/21 18:26
日経平均テクニカル: 急反落、連日の25日線割れ [注目トピックス 市況・概況] 2025/11/21 18:15
東京為替:ドル・円は軟調、夕方は157円割れ [注目トピックス 市況・概況] 2025/11/21 17:23


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/11/20 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,191 銘柄
1,985 銘柄   売り
 
 
 
8306 三菱UFJFG 買い転換
6758 ソニーG 売り転換
6861 キーエンス 買い転換
8766 東京海上H 売り転換
8053 住友商事 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS