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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、円売りが押し上げも利下げめぐり思惑交錯
2025/11/17 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、円売りが押し上げも利下げめぐり思惑交錯
17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀の利上げ観測後退で、円売りがドルの押し上げ要因に。一方、米年内利下げをめぐり思惑が交錯するなか、ドルの上昇は限定的となりそうだ。
前週末は米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言を受けて、利下げ時期を見極める展開に。米金利低下の場面ではドル売り・円買いがやや優勢となったが、金利の持ち直しとともにドルが下支えされた。ユーロ・ドルは1.1650ドル付近から1.16ドル付近まで下げ、ドル・円は153円60銭付近から154円70銭付近に戻した。週明アジア市場で日経平均株価は弱含んだが、ドル・円は下げづらく、154円半ばから後半を維持した。
この後の海外市場は、日銀の利上げ観測後退で円売りに振れ、主要通貨は対円で下げづらい。また、FRB当局者が依然として年内利下げに慎重な姿勢を示す中、金利高が維持されればドルの下値は支えられる見通し。ただ、今晩発表のNY連銀製造業景況指数が鈍化すれば、景気減速への警戒からドル買いの勢いは鈍るだろう。20日に予定される9月分雇用統計を控えて新たなポジション形成は限られ、全体的に様子見のムードが強まりやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・22:30 加・10月消費者物価指数(9月:前年比+2.4%)
・22:30 米・11月NY連銀製造業景気指数(予想:7.6、10月:10.7)
<CS>
17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀の利上げ観測後退で、円売りがドルの押し上げ要因に。一方、米年内利下げをめぐり思惑が交錯するなか、ドルの上昇は限定的となりそうだ。
前週末は米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言を受けて、利下げ時期を見極める展開に。米金利低下の場面ではドル売り・円買いがやや優勢となったが、金利の持ち直しとともにドルが下支えされた。ユーロ・ドルは1.1650ドル付近から1.16ドル付近まで下げ、ドル・円は153円60銭付近から154円70銭付近に戻した。週明アジア市場で日経平均株価は弱含んだが、ドル・円は下げづらく、154円半ばから後半を維持した。
この後の海外市場は、日銀の利上げ観測後退で円売りに振れ、主要通貨は対円で下げづらい。また、FRB当局者が依然として年内利下げに慎重な姿勢を示す中、金利高が維持されればドルの下値は支えられる見通し。ただ、今晩発表のNY連銀製造業景況指数が鈍化すれば、景気減速への警戒からドル買いの勢いは鈍るだろう。20日に予定される9月分雇用統計を控えて新たなポジション形成は限られ、全体的に様子見のムードが強まりやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・22:30 加・10月消費者物価指数(9月:前年比+2.4%)
・22:30 米・11月NY連銀製造業景気指数(予想:7.6、10月:10.7)
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