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高市トレード再始動で一時48000円台乗せ【クロージング】

*16:37JST 高市トレード再始動で一時48000円台乗せ【クロージング】
6日の日経平均は急騰。2175.26円高の47944.76円(出来高概算30億3000万株)で取引を終えた。上げ幅は4月10日(2894.97円)に次ぐ今年2番目の大きさだった。4日の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相が勝利し、財政拡張型の政策への期待感が高まり、リスク選好ムードが強まった。また、高市氏が掲げる政策に関連する防衛・宇宙、AIや半導体などのテーマ株にも投資資金が向かったほか、円相場が1ドル=150円台へと円安が進んでいることも投資家心理を上向かせた。日経平均は後場終盤には、48150.04円まで上値を伸ばし、初めて48000円台に乗せた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1400を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、空運、銀行を除く31業種が上昇し、電気機器、機械、不動産、精密機器、輸送用機器の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が上昇し、この4銘柄で日経平均を約1150円押し上げた。半面、ニトリHD<9843>、良品計画<7453>、しずおかFG<5831>、横浜フィナンシャルグループ<7186>が軟化した。

高市氏が選挙後の会見で、国土強靭化、エネルギー安定供給、食料安全保障、健康医療などについて言及しており、関連する銘柄に投資資金が向かった。また、高市氏は経済安全保障の観点から国産半導体の強化も掲げており、ハイテク株のインパクトもあって日経平均の上げ幅一時2300円を超えた。一方、急激な円安が進んでいるため、円安デメリット株として、ニトリHD、良品計画、神戸物産<3038>などが値を消した。

高市氏は自民党初の女性総裁で、日本政治にとって歴史的な転換点と受け止める向きも多い。日本初となる女性首相が誕生すれば、海外投資家から注目を集め、変わる日本の象徴となる可能性があり、海外投資家による日本株再評価の動きが一段と強まることも予想され、株高基調は当面続くとの指摘も聞かれる。一方、今後発足する新政権が早期に大胆な規模の経済対策を打ち出せるのか、人工知能(AI)需要の盛り上がりから関連企業の業績が想定通りに向上するのか確認する必要もある。





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買い   747 銘柄
2,533 銘柄   売り
 
 
 
9984 ソフトバンクG 買い転換
9433 KDDI 買い転換
6701 日本電気 売り転換
8801 三井不動産 売り転換
4578 大塚H 買い転換



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