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米国株式市場見通し:短期的にはFOMC後の出尽くし感台頭に注意

*14:21JST 米国株式市場見通し:短期的にはFOMC後の出尽くし感台頭に注意
連邦公開市場委員会(FOMC)が来週の最大イベントとなる。利下げの決定は確実視され、利下げ決定後の株価反応が注目されることになる。すでに株式市場では十分織り込みが進んでおり、今後の継続利下げも視野に入っている印象がある。17日にはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が予定されているが、ここで明確に今後の利下げ継続が示唆されなければ、短期的な材料出尽くしと捉えられる可能性が高いと考えたい。雇用情勢の悪化は深刻さを増しつつあるが、関税政策の影響によるインフレ高進への懸念は依然として拭い切れていない。この状況の中、現段階で明確な利下げ継続方針が打ち出される可能性は低いともみられる。

ちなみに17日には小売売上高が発表されるが、週次統計を見る限り堅調な結果になるとみられる。過度な景気減速懸念の後退につながる一方、FRBのタカ派にもつながるものにもなろう。また、同日には今後のインフレの行方を探る上で注目すべき輸入物価指数も発表される。関税の影響が本格化するのはまだ先と考えるが、上昇の予兆がみられれば、今後の消費者物価指数(CPI)の上昇要因となり、利下げ継続の可能性を低下させることにもつながる。足下では、オラクルの先行き見通しを受けて、AI関連インフラ分野の成長鈍化懸念が大きく後退、中期的に関連銘柄への期待感は継続していく方向だろうが、短期的には反動安を意識したい局面と言えるだろう。

経済指標は、15日に9月NY連銀製造業景気指数、16日に8月小売売上高、8月輸出入物価、8月鉱工業生産・設備稼働率、9月NY連銀ビジネスリーダーズサーベイ、9月住宅市場指数、17日に8月住宅着工件数、8月建設許可件数、18日に7月対米証券投資、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数などが発表予定。なお、16日から17日にかけて米FOMCが開催され、17日にはパウエルFRB議長が会見、経済見通し発表も予定されている。

企業決算発表は、15日にイマージョン・コーポレーション、オーシャンパワーテクノロジー、デイブ&バスターズ・エンターテインメント、17日にゼネラル・ミルズ、18日にダーデン・レストランツ、ファクトセット・リサーチ・システムズ、フェデックス、レナーなどが予定されている。




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