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米国株式市場見通し:早期利下げ期待へと関心変化のタイミングを見極めへ

*14:56JST 米国株式市場見通し:早期利下げ期待へと関心変化のタイミングを見極めへ
今週末に発表された雇用統計では、7月雇用者数が市場予想を下回ったほか、5月、6月分が大幅に下方修正されている。さらに、ISM製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数なども市場予想を下振れ、ISMは9カ月ぶりの低水準となり、景気の悪化懸念が急速に台頭する形となっている。関税の影響本格化による先行き不透明感が残る中、足元の経済指標失速を受け、当面は景気の先行き懸念が相場の下押し材料となっていこう。

一方、今週のFOMCを受けて低下しつつあった9月利下げ期待だが、景気後退懸念を映して一転して再浮上しつつあるとみられる。売り一巡後は、9月利下げ期待の高まりが相場の反転材料につながっていく可能性は高いと考える。この観点では、来週はNY連銀の消費者調査によるインフレ期待などが焦点となろう。ちなみに、関税を海外企業が負担している割合が多いとみられる現状では、短期的にインフレは高まりにくいともみられる。米グロース株の反転、とりわけ、今週のマイクロソフトやメタの決算などからも、AI関連銘柄への期待はなお高いと考えられる。

7日には新たな相互関税が発動するが、今後も半導体や医薬品などの関税が発表される見込みであり、引き続き貿易戦争への発展リスクには注意が必要。また、大量の核保有国であるロシアとの直接的な地政学リスクの高まりは、他国とは様相が異なるとみられ、状況次第では株式市場の停滞を長引かせる可能性もあろう。

経済指標は、4日に6月製造業受注、5日に6月貿易収支、7月ISM非製造業景気指数、6日に7月NY連銀消費者調査、6月消費者信用残高、6月卸売売上高、新規失業保険申請件数などが発表予定。

主要企業の決算は、4日にオン・セミコンダクター、トランスオーシャン、タイソン・フーズ、5日にデュポン、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アムジェン、アリスタネットワークス、キャタピラー。ファイザー、スーパー・マイクロ・コンピューター、モザイク、6日にウォルト・ディズニー、マクドナルド、エアビー・アンド・ビー、ユニバーサル、グッドイヤー、ウーバー・テクノロジーズ、7日にイーライリリー、ブロック、プラグ・パワー、ワーナーミュージック、ラルフローレン、ギリアド・サイエンシズなどが予定されている。




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