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後場に注目すべき3つのポイント~朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
2025/07/31 12:38
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
・ドル・円は軟調、日銀は政策維持を決定
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は京セラ<6971>
■日経平均は反発、朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
日経平均は反発。366.21円高の41020.91円(出来高概算9億2770万株)で前場の取引を終えている。
前日30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は171.71ドル安の44461.28ドル、ナスダックは31.39ポイント高の21129.68で取引を終了した。ADP雇用統計や4-6月期四半期国内総生産(GDP)が予想を上回ったことが好感され、相場は堅調に推移すると見られていた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、声明やパウエル議長発言で次回会合での利下げが示唆されず早期の利下げ期待後退で相場は下落に転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。
米国市場を横目に、日経平均は38.30円高の40693.00円と5日ぶり反発して取引を開始した。昨日までの4日続落で1100円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、国内主要企業の4-6月期決算発表が佳境となっており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は126.98%と5日連続で過熱ラインとされる120%を上回っており、引き続き短期的な過熱感も意識されたものの、前場を通して小幅上昇を続ける展開となった。
個別では、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が堅調に推移。また、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、古河電工<5801>、サンリオ<8136>、IHI<7013>、ソシオネクスト<6526>、アステラス製薬<4503>などが上昇した。ほか、前日の国際海底ケーブル共同建設への参画発表が好感されたips<4390>が大幅高、さくらインターネット<3778>、ノジマ<7419>、東洋エンジニアリング<6330>などが値上がり率上位となった。
一方、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、アドバンテスト<6857>、良品計画<7453>、東京電力HD<9501>、富士通<6702>、武田薬<4502>、任天堂<7974>などが下落した。ほか、JCRファーマ<4552>、アンリツ<6754>、AREホールディングス<5857>などが値下がり率上位となった。
業種別では、非鉄金属、ガラス・土石製品、保険業などが値上がり率上位、その他製品、輸送用機器、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。
後場の日経平均は堅調な値動きとなりそうだ。円安進行を背景に先物買いが優勢となり、輸出関連や電子部品株を中心に買いが広がっている。米株先物も堅調に推移しており、東京市場の追い風となろう。引き続きリスク許容度の高い短期筋による先物中心の物色が続き、大型株を軸に上値追いの動きが想定される。日銀・金融政策決定会合の結果を控えた持ち高調整の売りが表面化しづらい状況にあるため、主力株の出遅れ銘柄や好決算銘柄への物色がさらに強まる見方もあり、日経平均が上昇基調を維持する展開が予想される。
■ドル・円は軟調、日銀は政策維持を決定
31日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、149円46銭から148円59銭まで値を下げた。日銀は金融政策決定会合で予想通り政策金利の据え置きを決定。ドル・円はすでに149円台に浮上しており、節目の150円を意識した売りが強まった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円59銭から149円46銭、ユ-ロ・円は169円74銭から170円78銭、ユ-ロ・ドルは1.1405ドルから1.1437ドル。
■後場のチェック銘柄
・イメージ情報開発<3803>、アイ・ピー・エス<4390>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は京セラ<6971>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・6月鉱工業生産速報値:前月比+1.7%(予想:-0.7%、5月:-0.1%)
・中国・7月製造業PMI:49.3(予想:49.7、6月:49.7)
・中国・7月非製造業PMI:50.1(予想:50.2、6月:50.5)
・豪・6月小売売上高:前月比+1.2%(予想:前月比+0.4%、5月:+0.2%→+0.5%)
【要人発言】
・日銀声明
「政策金利の現状維持、全員一致で決定」
<国内>
・日本銀行金融政策決定会合(2日目)
<海外>
・特になし
<CS>
31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
・ドル・円は軟調、日銀は政策維持を決定
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は京セラ<6971>
■日経平均は反発、朝方にプラス圏浮上後はじり高基調に
日経平均は反発。366.21円高の41020.91円(出来高概算9億2770万株)で前場の取引を終えている。
前日30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は171.71ドル安の44461.28ドル、ナスダックは31.39ポイント高の21129.68で取引を終了した。ADP雇用統計や4-6月期四半期国内総生産(GDP)が予想を上回ったことが好感され、相場は堅調に推移すると見られていた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、声明やパウエル議長発言で次回会合での利下げが示唆されず早期の利下げ期待後退で相場は下落に転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。
米国市場を横目に、日経平均は38.30円高の40693.00円と5日ぶり反発して取引を開始した。昨日までの4日続落で1100円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、国内主要企業の4-6月期決算発表が佳境となっており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は126.98%と5日連続で過熱ラインとされる120%を上回っており、引き続き短期的な過熱感も意識されたものの、前場を通して小幅上昇を続ける展開となった。
個別では、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が堅調に推移。また、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、古河電工<5801>、サンリオ<8136>、IHI<7013>、ソシオネクスト<6526>、アステラス製薬<4503>などが上昇した。ほか、前日の国際海底ケーブル共同建設への参画発表が好感されたips<4390>が大幅高、さくらインターネット<3778>、ノジマ<7419>、東洋エンジニアリング<6330>などが値上がり率上位となった。
一方、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>などの自動車関連株が軟調に推移。また、アドバンテスト<6857>、良品計画<7453>、東京電力HD<9501>、富士通<6702>、武田薬<4502>、任天堂<7974>などが下落した。ほか、JCRファーマ<4552>、アンリツ<6754>、AREホールディングス<5857>などが値下がり率上位となった。
業種別では、非鉄金属、ガラス・土石製品、保険業などが値上がり率上位、その他製品、輸送用機器、ゴム製品などが値下がり率上位に並んでいる。
後場の日経平均は堅調な値動きとなりそうだ。円安進行を背景に先物買いが優勢となり、輸出関連や電子部品株を中心に買いが広がっている。米株先物も堅調に推移しており、東京市場の追い風となろう。引き続きリスク許容度の高い短期筋による先物中心の物色が続き、大型株を軸に上値追いの動きが想定される。日銀・金融政策決定会合の結果を控えた持ち高調整の売りが表面化しづらい状況にあるため、主力株の出遅れ銘柄や好決算銘柄への物色がさらに強まる見方もあり、日経平均が上昇基調を維持する展開が予想される。
■ドル・円は軟調、日銀は政策維持を決定
31日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、149円46銭から148円59銭まで値を下げた。日銀は金融政策決定会合で予想通り政策金利の据え置きを決定。ドル・円はすでに149円台に浮上しており、節目の150円を意識した売りが強まった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円59銭から149円46銭、ユ-ロ・円は169円74銭から170円78銭、ユ-ロ・ドルは1.1405ドルから1.1437ドル。
■後場のチェック銘柄
・イメージ情報開発<3803>、アイ・ピー・エス<4390>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は京セラ<6971>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・6月鉱工業生産速報値:前月比+1.7%(予想:-0.7%、5月:-0.1%)
・中国・7月製造業PMI:49.3(予想:49.7、6月:49.7)
・中国・7月非製造業PMI:50.1(予想:50.2、6月:50.5)
・豪・6月小売売上高:前月比+1.2%(予想:前月比+0.4%、5月:+0.2%→+0.5%)
【要人発言】
・日銀声明
「政策金利の現状維持、全員一致で決定」
<国内>
・日本銀行金融政策決定会合(2日目)
<海外>
・特になし
<CS>




