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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株のリバウンド期待~
2025/07/31 08:45
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株のリバウンド期待~
31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株のリバウンド期待
■パナソニック、1Q営業利益 3.8%増 869億円
■前場の注目材料:不二越、スカイビング加工で新手法、工具寿命5倍
■ハイテク株のリバウンド期待
31日の日本株市場は、こう着ながらも買い優勢の相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが171ドル安、ナスダックは31ポイント高だった。米ADP雇用統計や4-6月期米国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを好感した買いが先行した。その後、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利据え置きを決定、パウエル議長の発言で早期の利下げ期待後退し下落に転じた。一方で、エヌビディアなど半導体株が買われ相場を支えた。シカゴ日経225先物は大阪比20円安の40640円。円相場は1ドル=149円40銭台で推移している。
シカゴ先物は小幅にマイナスで終えたが、米国では取引終了後に決算を発表したマイクロソフトとメタ・プラットフォームズが時間外取引で買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時40480円まで売られたが、その後の切り返しで日中比プラス圏を回復して終えている。日銀の金融政策決定会合の結果待ちで前場は動きにくいところであるが、いったんはFOMC通過でアク抜け的な動きが入りそうだ。
日経平均株価は足もとで40500円水準での底堅さがみられているが、ボリンジャーバンドの+1σ(40753円)に上値を抑えられている。ハイテク主導で反発をみせてくることで+1σを突破してくるようだと、ややリバウンド機運が高まりそうである。決算発表が本格化していることで積極的な売買は手控えられるものの、直近の調整に対する売り方の買い戻しを誘うことになりそうである。
物色はハイテク株のリバウンド期待のほか、円安を手掛かりに輸出関連への資金流入が意識されそうだ。そのほかは決算を手掛かりとした選別物色に向かいやすく、昨夕決算を発表したところでは、OLC<4661>、カプコン<9697>、円谷フィHD<2767>、M&A総研<9552>、日本M&A<2127>、セゾンテク<9640>、TIS<3626>、日ゼオン<4205>、富士通<6702>、日電硝<5214>などが注目される。
■パナソニック、1Q営業利益 3.8%増 869億円
パナソニック<6752>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.6%減の1兆8966億9100万円、営業利益は同3.8%増の869億300万円だった。データセンター向け蓄電システムなどが好調だった。26年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.8%減の7兆8000億円、営業利益は同13.2%減の3700億円を据え置いている。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(21129.67、+31.38)
・SOX指数は上昇(5787.32、+47.53)
・VIX指数は低下(15.48、-0.50)
・米原油先物相場は上昇(70.00、+0.79)
・為替相場は円安・ドル高(149.30-40)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日産自<7201>関税影響3000億円、米販売不振、合理化急ぐ
・不二越<6474>スカイビング加工で新手法、工具寿命5倍
・日産自<7201>赤字幅縮小へ、経営再建計画でコスト削減効果寄与
・中央発條<5992>新中長期計画発表、安全・成長投資
・シャープ<6753>三菱ケミカルGなどと超小型の衛星通信端末を共同開発
・東北電力<9506>三井物産と東北・新潟でのDX推進で協業
・トヨタ自<7203>世界販売最高、上期515万台で6年連続首位
・川崎重<7012>岐阜でヘリ増産、エアバス分担品
・三井海洋開発<6269>ガス貯蔵設備に燃料電池、ノルウェー社と製造
・キヤノン<7751>半導体深耕、宇都宮に露光装置新工場
・楽天グループ<4755>サービス進化、AIエージェント順次導入
・ローム<6963>容量駆動能力高めた半導体ヒューズ、電動車向け
・大日本印刷<7912>IT機器運用を効率化、BPOサービス拠点開設
・旭化成<3407>フィンランドでアルカリ水電解システム受注、水素プロ向け
・北陸電力<9505>商船三井と石炭輸送船にバイオ燃料、CO2を3割削減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月鉱工業生産速報値(予想:前月比-0.7%、5月:-0.1%)
・日本銀行金融政策決定会合(2日目)
<海外>
・10:30 中国・7月製造業PMI(予想:49.7、6月:49.7)
・10:30 中国・7月非製造業PMI(予想:50.2、6月:50.5)
・10:30 豪・6月小売売上高(予想:前月比+0.4%、5月:+0.2%)
<ST>
31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株のリバウンド期待
■パナソニック、1Q営業利益 3.8%増 869億円
■前場の注目材料:不二越、スカイビング加工で新手法、工具寿命5倍
■ハイテク株のリバウンド期待
31日の日本株市場は、こう着ながらも買い優勢の相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが171ドル安、ナスダックは31ポイント高だった。米ADP雇用統計や4-6月期米国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを好感した買いが先行した。その後、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利据え置きを決定、パウエル議長の発言で早期の利下げ期待後退し下落に転じた。一方で、エヌビディアなど半導体株が買われ相場を支えた。シカゴ日経225先物は大阪比20円安の40640円。円相場は1ドル=149円40銭台で推移している。
シカゴ先物は小幅にマイナスで終えたが、米国では取引終了後に決算を発表したマイクロソフトとメタ・プラットフォームズが時間外取引で買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時40480円まで売られたが、その後の切り返しで日中比プラス圏を回復して終えている。日銀の金融政策決定会合の結果待ちで前場は動きにくいところであるが、いったんはFOMC通過でアク抜け的な動きが入りそうだ。
日経平均株価は足もとで40500円水準での底堅さがみられているが、ボリンジャーバンドの+1σ(40753円)に上値を抑えられている。ハイテク主導で反発をみせてくることで+1σを突破してくるようだと、ややリバウンド機運が高まりそうである。決算発表が本格化していることで積極的な売買は手控えられるものの、直近の調整に対する売り方の買い戻しを誘うことになりそうである。
物色はハイテク株のリバウンド期待のほか、円安を手掛かりに輸出関連への資金流入が意識されそうだ。そのほかは決算を手掛かりとした選別物色に向かいやすく、昨夕決算を発表したところでは、OLC<4661>、カプコン<9697>、円谷フィHD<2767>、M&A総研<9552>、日本M&A<2127>、セゾンテク<9640>、TIS<3626>、日ゼオン<4205>、富士通<6702>、日電硝<5214>などが注目される。
■パナソニック、1Q営業利益 3.8%増 869億円
パナソニック<6752>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.6%減の1兆8966億9100万円、営業利益は同3.8%増の869億300万円だった。データセンター向け蓄電システムなどが好調だった。26年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.8%減の7兆8000億円、営業利益は同13.2%減の3700億円を据え置いている。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(21129.67、+31.38)
・SOX指数は上昇(5787.32、+47.53)
・VIX指数は低下(15.48、-0.50)
・米原油先物相場は上昇(70.00、+0.79)
・為替相場は円安・ドル高(149.30-40)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日産自<7201>関税影響3000億円、米販売不振、合理化急ぐ
・不二越<6474>スカイビング加工で新手法、工具寿命5倍
・日産自<7201>赤字幅縮小へ、経営再建計画でコスト削減効果寄与
・中央発條<5992>新中長期計画発表、安全・成長投資
・シャープ<6753>三菱ケミカルGなどと超小型の衛星通信端末を共同開発
・東北電力<9506>三井物産と東北・新潟でのDX推進で協業
・トヨタ自<7203>世界販売最高、上期515万台で6年連続首位
・川崎重<7012>岐阜でヘリ増産、エアバス分担品
・三井海洋開発<6269>ガス貯蔵設備に燃料電池、ノルウェー社と製造
・キヤノン<7751>半導体深耕、宇都宮に露光装置新工場
・楽天グループ<4755>サービス進化、AIエージェント順次導入
・ローム<6963>容量駆動能力高めた半導体ヒューズ、電動車向け
・大日本印刷<7912>IT機器運用を効率化、BPOサービス拠点開設
・旭化成<3407>フィンランドでアルカリ水電解システム受注、水素プロ向け
・北陸電力<9505>商船三井と石炭輸送船にバイオ燃料、CO2を3割削減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月鉱工業生産速報値(予想:前月比-0.7%、5月:-0.1%)
・日本銀行金融政策決定会合(2日目)
<海外>
・10:30 中国・7月製造業PMI(予想:49.7、6月:49.7)
・10:30 中国・7月非製造業PMI(予想:50.2、6月:50.5)
・10:30 豪・6月小売売上高(予想:前月比+0.4%、5月:+0.2%)
<ST>




