フィスコニュース
22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは179ドル高、主要企業の強弱まちまち決算でもみ合い
2025/07/23 07:59
*07:59JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは179ドル高、主要企業の強弱まちまち決算でもみ合い
■NY株式:NYダウは179ドル高、主要企業の強弱まちまち決算でもみ合い
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は179.37ドル高の44502.44ドル、ナスダックは81.48ポイント安の20892.69で取引を終了した。
主要企業決算の結果受け、寄り付き後、まちまち。一部企業が関税の影響で慎重な見通しを示し、警戒されたが、ベッセント財務長官が中国との会談で、双方の高関税停止合意延長も協議する可能性に言及したほか、トランプ大統領がフィリピンとの通商協議で合意の可能性を示唆し、好感材料となった。また、DRホートン(DHI)の好決算を受けた住宅セクターがけん引し、ダウは上昇に転じた。終盤にかけ上げ幅を拡大。ナスダックは史上最高値付近からの利益確定売りに押され、まちまちで終了した。S&P500種指数は連日で過去最高値を更新。セクター別では耐久消費財・アパレルや不動産が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
住宅建設会社のDRホートン(DHI)は四半期決算で受注や1株当たり利益が予想を上回ったほか、見通しも予想を上回り、上昇。同業のレナー(LEN)も期待感に上昇した。小売りのコールズ(KSS)は投機家の買いをきっかけに、売り持ちポジションの買戻しを巻き込み、上昇。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は決算を期待した買いに上昇した。地銀のPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(PNC)は暗号資産の取引プラットフォーム提供するコインベース・グローバル(COIN)と提携を発表、顧客にサービスを提供することを明らかにし、買われた。
防衛のロッキード・マーチン(LMT)は第2四半期決算で多額の費用計上で大幅減益となったほか、通期の1株当たり利益見通しの下方修正が嫌気され、下落。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、トランプ政権の関税策の影響で利益が11億ドル押し下げられたと指摘し、関税コストが今四半期に一段と響いている可能性を警告し、売られた。
半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)は取引終了後に決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、第3四半期の見通しが冴えず、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米7月リッチモンド連銀製造業指数は悪化、金利低下でドル弱含み
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円24銭から146円31銭まで下落し、146円63銭で引けた。米7月リッチモンド連銀製造業指数は、6月から改善予想に反し悪化し、ほぼ1年ぶり低水準となったほか、ベッセント米財務長官がパウエルFRB議長は現時点で辞任する必要はないと、支持する姿勢を示したことで米国債相場は上昇。金利低下に伴うドル売りが続いた。
ユーロ・ドルは1.1679ドルから1.1760ドルまで上昇し、1.1749ドルで引けた。ユーロ・円は171円37銭へ下落後、172円36銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3471ドルから1.3533ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7984フランから0.7920フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで65.31ドル、一時65ドルを下回る
NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:65.31 ↓0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.64ドル(-0.97%)の65.31ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.82ドル-65.86ドル。一時65ドルを下回った。需給ひっ迫を想定した買いは縮小している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.77ドル +0.29ドル(+0.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 140.04ドル -0.43ドル(-0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)700.41ドル -5.59ドル(-0.79%)
インテル(INTC) 23.24ドル -0.02ドル(-0.08%)
アップル(AAPL) 214.40ドル +1.92ドル(+0.90%)
アルファベット(GOOG) 192.11ドル +0.96ドル(+0.50%)
メタ(META) 704.81ドル -8.16ドル(-1.14%)
キャタピラー(CAT) 417.19ドル +7.12ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 31.93ドル +0.95ドル(+3.06%)
ウォルマート(WMT) 95.85ドル +0.18ドル(+0.18%)
<ST>
■NY株式:NYダウは179ドル高、主要企業の強弱まちまち決算でもみ合い
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は179.37ドル高の44502.44ドル、ナスダックは81.48ポイント安の20892.69で取引を終了した。
主要企業決算の結果受け、寄り付き後、まちまち。一部企業が関税の影響で慎重な見通しを示し、警戒されたが、ベッセント財務長官が中国との会談で、双方の高関税停止合意延長も協議する可能性に言及したほか、トランプ大統領がフィリピンとの通商協議で合意の可能性を示唆し、好感材料となった。また、DRホートン(DHI)の好決算を受けた住宅セクターがけん引し、ダウは上昇に転じた。終盤にかけ上げ幅を拡大。ナスダックは史上最高値付近からの利益確定売りに押され、まちまちで終了した。S&P500種指数は連日で過去最高値を更新。セクター別では耐久消費財・アパレルや不動産が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
住宅建設会社のDRホートン(DHI)は四半期決算で受注や1株当たり利益が予想を上回ったほか、見通しも予想を上回り、上昇。同業のレナー(LEN)も期待感に上昇した。小売りのコールズ(KSS)は投機家の買いをきっかけに、売り持ちポジションの買戻しを巻き込み、上昇。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は決算を期待した買いに上昇した。地銀のPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(PNC)は暗号資産の取引プラットフォーム提供するコインベース・グローバル(COIN)と提携を発表、顧客にサービスを提供することを明らかにし、買われた。
防衛のロッキード・マーチン(LMT)は第2四半期決算で多額の費用計上で大幅減益となったほか、通期の1株当たり利益見通しの下方修正が嫌気され、下落。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、トランプ政権の関税策の影響で利益が11億ドル押し下げられたと指摘し、関税コストが今四半期に一段と響いている可能性を警告し、売られた。
半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)は取引終了後に決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、第3四半期の見通しが冴えず、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米7月リッチモンド連銀製造業指数は悪化、金利低下でドル弱含み
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円24銭から146円31銭まで下落し、146円63銭で引けた。米7月リッチモンド連銀製造業指数は、6月から改善予想に反し悪化し、ほぼ1年ぶり低水準となったほか、ベッセント米財務長官がパウエルFRB議長は現時点で辞任する必要はないと、支持する姿勢を示したことで米国債相場は上昇。金利低下に伴うドル売りが続いた。
ユーロ・ドルは1.1679ドルから1.1760ドルまで上昇し、1.1749ドルで引けた。ユーロ・円は171円37銭へ下落後、172円36銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3471ドルから1.3533ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7984フランから0.7920フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで65.31ドル、一時65ドルを下回る
NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:65.31 ↓0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.64ドル(-0.97%)の65.31ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.82ドル-65.86ドル。一時65ドルを下回った。需給ひっ迫を想定した買いは縮小している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.77ドル +0.29ドル(+0.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 140.04ドル -0.43ドル(-0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)700.41ドル -5.59ドル(-0.79%)
インテル(INTC) 23.24ドル -0.02ドル(-0.08%)
アップル(AAPL) 214.40ドル +1.92ドル(+0.90%)
アルファベット(GOOG) 192.11ドル +0.96ドル(+0.50%)
メタ(META) 704.81ドル -8.16ドル(-1.14%)
キャタピラー(CAT) 417.19ドル +7.12ドル(+1.73%)
アルコア(AA) 31.93ドル +0.95ドル(+3.06%)
ウォルマート(WMT) 95.85ドル +0.18ドル(+0.18%)
<ST>




