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新興市場見通し:個別の材料を手掛かりとした選別物色に

*14:33JST 新興市場見通し:個別の材料を手掛かりとした選別物色に
■先週の高い上昇率から上げ一服

今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+0.63%だったのに対して、グロース市場指数は-1.31%、グロース市場250指数は-1.38%。日経平均は、20日投開票の参議院選挙を控え、全体として方向感に欠く相場展開の中、積極的な売買は手控えられた。半面、グロース指数、グロース市場250指数は、先週に上昇率が5%を超えたこともあり、上げ一服となった。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで-1.14%となった。

時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>が買われた。7月16日に6月の売上高が前年同月比51.8%増の120.85億円だったと発表したことが材料視された。データセクション<3905>は、16日に26年3月期の業績予想を発表。最終損益は20.48億円の黒字(前期は6.54億円の赤字)を見込んでいることが好感され、17日にはストップ高をつけた。ただ、先週に上昇率が70%を超えていたこともあり、荒い値動きが目立った。ティーケーピー<3479>は15日、26年2月期第1四半期決算を発表し、売上高が前年同期比2.3倍の244.65億円となった一方、純利益は同42.4%減の10.79億円だったことから、大幅な減益を嫌気した売りが膨らんだ。

今週のIPOは、みのや<386A>が18日に上場し、初値は公開価格を64.4%上回る2531円となった。2980円まで買われる場面もみられたが、その後軟化し2523円と初値を下回って終えた。

■個別の材料を手掛かりとした選別物色に

来週の新興市場は、参議院選挙が終了し政局や日米関税交渉に関するニュースに振らされやすく、個別の材料を手掛かりとした選別物色が強まりそうだ。パワーソリューションズ<4450>は16日に株主優待制度を新設すると発表し、17日にストップ高、18日は出来高を伴って急伸し、一時20年2月以来の2000円台を回復した。スマサポ<9342>も17日に株主優待制度の新設を発表し、18日はストップ高で終えている。Hmcomm<265A>は17日、滋賀県守山市が公募した「官民連携プロジェクトサポート事業」において、提案した「衛星データ×FAST-D 漏水検知システム」が採択されたと発表したことが材料視され、18日はストップ高まで買われた。荒い値動きながらもリバウンド基調を継続するかが注目されそうだ。

個別の材料として、アライドアーキテクツ<6081>が18日の取引終了後に発表した25年12月期第1四半期の連結決算では、営業損益が0.16億円の黒字(前年同期は2.29億円の赤字)に転換した。25年12月期通期の連結営業利益は0.50億円の黒字になる見込みを据え置いているが、四半期ベースでは6四半期ぶりの黒字転換を果たす格好に。来週は、22日に令和アカウンティング・ホールディングス<296A>が26年3月期第1四半期決算を発表する。そのほか、7月25日に新テーマパーク 「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が開業する。圧倒的なスケールで新たに誕生する「大自然没入型」のテーマパークであり、オフィシャルパートナーであるINFORICH<9338>は、モバイルバッテリーが手軽に借りられる「ChargeSPOT」を設置する。

来週のIPOは、24日にフラー<387A>がグロース市場に上場する。ススマートフォンアプリの受託開発が主力。アプリ市場の利用状況を集計・分析するサービスも手掛けている。公開価格は1170円。




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2025/07/17 15:30 現在

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