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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米CPI加速も目先の経済指標を見極め
2025/07/15 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米CPI加速も目先の経済指標を見極め
15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米消費者物価指数(CPI)が予想通り堅調なら、当面の上値メドである148円を上抜ける見通し。ただ、目先の経済指標を見極めようと、上昇は限定的となりそうだ。
米トランプ政権の欧州連合(EU)への関税引き上げで米国内の物価上昇圧力が意識され、前日の取引はユ-ロ売り・ドル買いの展開でユ-ロ・ドルは1.17ドル付近から1.1660ドル付近に下落。ドル・円は147円前半から147円70銭台に浮上したが、当面の高値メドである148円が視野に入り、売りが強まった。本日アジア市場で148円を目指したが、材料難で失速。その後は上値の重さを嫌気した売りが、一段の上昇を抑制している。
この後の海外市場は米インフレが焦点。米CPIは伸びが前回を上回ると予想されており、インフレ再加速を裏づける内容となれば米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測はさらに遠のくだろう。それを受けて長期金利が上昇すれば、ドル買い地合いが強まる見通し。ただ、16日の生産者物価指数(PPI)は鈍化、17日の小売売上高は改善が見込まれ、ドル買い一巡後は様子見ム-ドに。ドル・円は148円を上抜けたとしても、上昇は限定的とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・7月ZEW景気期待指数(予想:50.4、6月:47.5)
・18:00 ユ-ロ圏・5月鉱工業生産(予想:前月比+1.0%、4月:-2.4%)
・21:30 加・6月消費者物価指数(予想:前年比+1.9%、5月:+1.7%)
・21:30 米・6月消費者物価コア指数(予想:前年比+2.9%、5月:+2.8%)
・21:30 米・7月NY連銀製造業景気指数(予想:-9.6、6月:-16.0)
<CS>
15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米消費者物価指数(CPI)が予想通り堅調なら、当面の上値メドである148円を上抜ける見通し。ただ、目先の経済指標を見極めようと、上昇は限定的となりそうだ。
米トランプ政権の欧州連合(EU)への関税引き上げで米国内の物価上昇圧力が意識され、前日の取引はユ-ロ売り・ドル買いの展開でユ-ロ・ドルは1.17ドル付近から1.1660ドル付近に下落。ドル・円は147円前半から147円70銭台に浮上したが、当面の高値メドである148円が視野に入り、売りが強まった。本日アジア市場で148円を目指したが、材料難で失速。その後は上値の重さを嫌気した売りが、一段の上昇を抑制している。
この後の海外市場は米インフレが焦点。米CPIは伸びが前回を上回ると予想されており、インフレ再加速を裏づける内容となれば米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測はさらに遠のくだろう。それを受けて長期金利が上昇すれば、ドル買い地合いが強まる見通し。ただ、16日の生産者物価指数(PPI)は鈍化、17日の小売売上高は改善が見込まれ、ドル買い一巡後は様子見ム-ドに。ドル・円は148円を上抜けたとしても、上昇は限定的とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・7月ZEW景気期待指数(予想:50.4、6月:47.5)
・18:00 ユ-ロ圏・5月鉱工業生産(予想:前月比+1.0%、4月:-2.4%)
・21:30 加・6月消費者物価指数(予想:前年比+1.9%、5月:+1.7%)
・21:30 米・6月消費者物価コア指数(予想:前年比+2.9%、5月:+2.8%)
・21:30 米・7月NY連銀製造業景気指数(予想:-9.6、6月:-16.0)
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