フィスコニュース


米ハイテク株高好感もファーストリテが重荷【クロージング】

*16:29JST 米ハイテク株高好感もファーストリテが重荷【クロージング】
11日の日経平均は小幅続落。76.68円安の39569.68円(出来高概算18億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株を中心に買われた流れを受けて、値がさハイテク株を中心に買いが先行し、取引開始直後に39957.80円まで上値を伸ばした。円相場が1ドル=147円台へと円安が進んだことも好影響を及ぼした。ただ、心理的な節目の40000円を目前に戻り待ちや利益確定売りが出たほか、前日に決算を発表したファーストリテ<9983>が大幅に下落したことが影響し急速に軟化。その後は狭い値幅でもみ合いが続いた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割を占めた。セクター別では、海運、パルプ紙、鉄鋼、証券商品先物、銀行など24業種が上昇。一方、電気ガス、非鉄金属、サービスなど8業種が下落。電気機器が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、TDK<6762>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、ファーストリテ、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>が軟調だった。

前日の米国市場は、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の7月利下げ可能発言が相場を支え、ナスダックは過去最高値を更新した。東京市場も買いが先行して始まり、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。ただ、トランプ氏が10日、カナダに35%の関税を通知したほか、その他の国には15%か20%の関税を課すなどと表明したことから、米国の関税政策への警戒感は強く、週末ということもあり、次第に利食い売りにつながった。

なお、ファーストリテの下落がなければ、相場は堅調に推移しており、地合いは悪くないとの声が聞かれる。また、海外投資家は買い越しを続けていることも投資家の安心材料になるだろう。ただ、来週19日にはベッセント財務長官が来日するため、日米通商協議が開催されるのか見極めたいほか、20日には参院選を控えており、来週も様子見ムードが強い展開が予想される。一方、米国では来週15日からバンク・オブ・アメリカなど金融機関の4-6月期決算が発表されるため、国内でも業績動向に一段と関心が集まりそうだ。




<CS>

日経平均は37円高、寄り後は一時下げに転じる [注目トピックス 市況・概況] 2025/07/15 09:15
個別銘柄戦略:クリレスHDやPRTIMESに注目 [注目トピックス 市況・概況] 2025/07/15 09:12
強弱材料 7/15 [強弱材料] 2025/07/15 08:38


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/07/14 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,657 銘柄
1,334 銘柄   売り
 
 
 
8001 伊藤忠商事 買い転換
6981 村田製作所 売り転換
8591 オリックス 売り転換
9020 東日本旅客鉄道 買い転換
1928 積水ハウス 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS