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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米年2回利下げ観測も物価への影響を意識

*16:41JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米年2回利下げ観測も物価への影響を意識
10日の欧米外為市場では、下げ渋る展開を予想する。米7月利下げは遠のいたものの、年2回の緩和シナリオは継続しドル売り地合いに振れやすい。ただ、米高関税政策による物価上昇への影響が意識され、ドルは売りづらい面もある。

米トランプ政権の高関税政策を背景としたインフレ圧力が意識されるものの、材料難のなか米10年債利回りは低下。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で7月利下げは遠のいたものの、9月・12月の緩和シナリオをにらんだドル売りが強まった。ユーロ・ドルは1.1720ドル台に持ち直し、ドル・円は146円20銭台に軟化。本日アジア市場で米長期金利の低下を背景にドル売り先行も、ドルは割安感から買い戻された。

この後の海外市場は米金融政策に思惑が広がりやすい。今晩発表される米国の新規失業保険申請件数と同継続受給者数はいずれも前週を上回ると予想され、雇用情勢の悪化による連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ余地により米金利安・ドル安が見込まれる。一方、米トランプ政権の高関税政策で各国との貿易交渉の行方が引き続き注目され、物価上昇につながるとの思惑が続けばドルは下げづらい。ドルは値ごろ感による買い戻しも下げを抑制しそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:23.5万件、前回:23.3万件)




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