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前場に注目すべき3つのポイント~冷静に押し目を拾いたいところ~
2025/07/08 08:43
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~冷静に押し目を拾いたいところ~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■冷静に押し目を拾いたいところ
■WNIウェザー、25/5営業利益 38.1%増 45.17億円、26/5予想 10.7%増 50億円
■前場の注目材料:三井化学、印で機能性混練樹脂を現地生産、年内にも
■冷静に押し目を拾いたいところ
8日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になろうが、次第に底堅さが意識されそうだ。7日の米国市場はNYダウが422ドル安、ナスダックは188ポイント安だった。トランプ米大統領が日本と韓国に対し25%関税を8月1日から賦課することを発表し売りが膨らんだ。公開された関税文書で南アフリカやマレーシアなどへの関税も明らかになると、下げ幅を広げる場面もみられた。シカゴ日経225先物は大阪比80円安の39460円。円相場は1ドル=145円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。もっとも、関税についてトランプ大統領は直近で日本に対し「30%や35%」といった数字を挙げていたほか、ベッセント米財務長官は期限までに合意がまとまらない一部の国について、3週間の交渉期間延長の選択肢が与えられる可能性を示していたこともあり、予想されていただろう。ネガティブサプライズの形とはならず、売り一巡後は押し目を拾う動きも意識しておきたい。
また、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると報じられていたが、エヌビディアの下げは0.6%程度にとどまっていた。テスラは7%近く急落したが、マスク氏の「アメリカ党」結成が嫌気される可能性はあったとみられる。
日経平均株価は前日の下げでボリンジャーバンドの+1σ(39633円)を割り込んできており、本日の下げで同バンドを明確に割り込んでくる可能性がある。週足の+1σは39261円に位置しており、同水準での底堅さがみられるようであれば、押し目待ち狙いの買い意欲は後退しないだろう。日米交渉が8月1日まで延びたことで、短期的な売り仕掛けの動きに対しては、冷静に押し目を拾いたいところだ。
■WNIウェザー、25/5営業利益 38.1%増 45.17億円、26/5予想 10.7%増 50億円
WNIウェザー<4825>が発表した2025年5月期の連結業績は、売上高が前期比5.7%増の235億500万円、営業利益は同38.1%増の45億1700万円だった。SeaDomainにおいて、欧州市場を中心にカスタマーサクセスの強化を通じて売上が増加した。一部の大型顧客におけるアップセルや為替の影響もあり増収となった。2026年5月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%増の250億円、営業利益は同10.7%増の50億円を計画。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(67.93、+0.93)
・為替相場は円安・ドル高(146.00-10)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三井化学<4183>印で機能性混練樹脂を現地生産、年内にも
・日産自<7201>協業で再建加速、台湾・鴻海が候補に浮上
・日産自<7201>転換社債発行で1500億円調達、電動化の新技術開発
・日揮HD<1963>羽田で国産SAF供給開始イベント
・コスモエネルギーHD<5021>航空2社の脱炭素事業参画
・トヨタ自<7203>ダイハツ、大分工場14日から再開、部品供給にめど
・日本製鉄<5401>フェロクロム5セント上げ合意、7-9月積み輸入価格
・ミツバ<7280>ブラシレスファン増産、群馬・新里工場に新ライン
・デンソー<6902>オランダの種苗社買収、食料安定生産・供給を構築
・アンリツ<6754>AIでにおい数値化し飲料・酒評価、自動官能検査機
・カナデビア<7004>TSUと協業、舶用エンジンと過給器でデータ連携
・日立建機<6305>再生部品強化でザンビアの工場拡張
・CKD<6407>シート集積能力倍増、医薬品用新型機
・千代化建<6366>浮体式洋上風力で仏社と国内協業
・NEC<6701>次期でんさいネットシステムの構築ベンダーに、月内に開発着手
・関西ペイント<4613>粉体塗料に注力、2子会社を来春統合
・Jパワー<9513>日立と地方にAI学習用DC構築、再生エネ電力活用
・バンドー化学<5195>放射冷却フイルム発売、屋外で近赤外線を高反射
・免疫生物研究所<4570>artienceと診断薬で提携
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 5月経常収支(予想:+3兆64億円、4月:+2兆2580億円)
<海外>
・特になし
<ST>
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■冷静に押し目を拾いたいところ
■WNIウェザー、25/5営業利益 38.1%増 45.17億円、26/5予想 10.7%増 50億円
■前場の注目材料:三井化学、印で機能性混練樹脂を現地生産、年内にも
■冷静に押し目を拾いたいところ
8日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になろうが、次第に底堅さが意識されそうだ。7日の米国市場はNYダウが422ドル安、ナスダックは188ポイント安だった。トランプ米大統領が日本と韓国に対し25%関税を8月1日から賦課することを発表し売りが膨らんだ。公開された関税文書で南アフリカやマレーシアなどへの関税も明らかになると、下げ幅を広げる場面もみられた。シカゴ日経225先物は大阪比80円安の39460円。円相場は1ドル=145円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。もっとも、関税についてトランプ大統領は直近で日本に対し「30%や35%」といった数字を挙げていたほか、ベッセント米財務長官は期限までに合意がまとまらない一部の国について、3週間の交渉期間延長の選択肢が与えられる可能性を示していたこともあり、予想されていただろう。ネガティブサプライズの形とはならず、売り一巡後は押し目を拾う動きも意識しておきたい。
また、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると報じられていたが、エヌビディアの下げは0.6%程度にとどまっていた。テスラは7%近く急落したが、マスク氏の「アメリカ党」結成が嫌気される可能性はあったとみられる。
日経平均株価は前日の下げでボリンジャーバンドの+1σ(39633円)を割り込んできており、本日の下げで同バンドを明確に割り込んでくる可能性がある。週足の+1σは39261円に位置しており、同水準での底堅さがみられるようであれば、押し目待ち狙いの買い意欲は後退しないだろう。日米交渉が8月1日まで延びたことで、短期的な売り仕掛けの動きに対しては、冷静に押し目を拾いたいところだ。
■WNIウェザー、25/5営業利益 38.1%増 45.17億円、26/5予想 10.7%増 50億円
WNIウェザー<4825>が発表した2025年5月期の連結業績は、売上高が前期比5.7%増の235億500万円、営業利益は同38.1%増の45億1700万円だった。SeaDomainにおいて、欧州市場を中心にカスタマーサクセスの強化を通じて売上が増加した。一部の大型顧客におけるアップセルや為替の影響もあり増収となった。2026年5月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%増の250億円、営業利益は同10.7%増の50億円を計画。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(67.93、+0.93)
・為替相場は円安・ドル高(146.00-10)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三井化学<4183>印で機能性混練樹脂を現地生産、年内にも
・日産自<7201>協業で再建加速、台湾・鴻海が候補に浮上
・日産自<7201>転換社債発行で1500億円調達、電動化の新技術開発
・日揮HD<1963>羽田で国産SAF供給開始イベント
・コスモエネルギーHD<5021>航空2社の脱炭素事業参画
・トヨタ自<7203>ダイハツ、大分工場14日から再開、部品供給にめど
・日本製鉄<5401>フェロクロム5セント上げ合意、7-9月積み輸入価格
・ミツバ<7280>ブラシレスファン増産、群馬・新里工場に新ライン
・デンソー<6902>オランダの種苗社買収、食料安定生産・供給を構築
・アンリツ<6754>AIでにおい数値化し飲料・酒評価、自動官能検査機
・カナデビア<7004>TSUと協業、舶用エンジンと過給器でデータ連携
・日立建機<6305>再生部品強化でザンビアの工場拡張
・CKD<6407>シート集積能力倍増、医薬品用新型機
・千代化建<6366>浮体式洋上風力で仏社と国内協業
・NEC<6701>次期でんさいネットシステムの構築ベンダーに、月内に開発着手
・関西ペイント<4613>粉体塗料に注力、2子会社を来春統合
・Jパワー<9513>日立と地方にAI学習用DC構築、再生エネ電力活用
・バンドー化学<5195>放射冷却フイルム発売、屋外で近赤外線を高反射
・免疫生物研究所<4570>artienceと診断薬で提携
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 5月経常収支(予想:+3兆64億円、4月:+2兆2580億円)
<海外>
・特になし
<ST>




