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12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは101ドル高、PPI受け利下げ期待強まる
2025/06/13 08:09
*08:09JST 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは101ドル高、PPI受け利下げ期待強まる
■NY株式:NYダウは101ドル高、PPI受け利下げ期待強まる
米国株式市場は反発。ダウ平均は101.85ドル高の42967.62ドル、ナスダックは46.60ポイント高の19662.48で取引を終了した。
中東情勢の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。その後、生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、失業保険申請件数の増加で労働市場の減速を背景に利下げ期待が高まり、買いに転じた。終日買戻しが続き堅調に推移し、終了。セクター別ではソフトウエア・サービス、保険が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は好決算を受け、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇。ヘルスケア事業者と製造者にサービスを提供するカーディナルヘルス(CAH)は通期の調整後1株当たり利益見通しや長期成長目標の引き上げが好感され、上昇。フィンテックのチャイム・ファィナンシャル(CHYM)はナスダック上場初日、上場価格を上回る水準で取引を開始し、好調なスタートを切った。
航空機メーカーのボーイング(BA)はエア・インディアが運航する同社最新鋭ワイドボディ旅客機「787ドリームライナー」墜落事故を嫌気し、売られた。ゼネラル・エレクトリック(GE)も事故機に同社のエンジンが搭載されていたため、下落。ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は17.5億ドル規模の転換社債発行計画を発表し、下落した。
ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われたのち、売りに転じている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米PPIや新規失業保険申請件数を受けて利下げ観測強まる
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円19銭まで下落後、143円90銭まで上昇し、143円55銭で引けた。米5月生産者物価指数(PPI)が予想を下回りインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、先週分新規失業保険申請件数が前回から減少予想に反し同水準にとどまり労働市場の減速懸念に利下げ観測が強まりドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1631ドルまで上昇後1.1562ドルまで反落し、1.1580ドルで引けた。ユーロ・円は166円74銭へ上昇後、166円12銭まで反落。中東地政学的リスク上昇懸念でリスク回避の動きに上値が抑制された。ポンド・ドルは1.3580ドルから1.3624ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8103フランまで下落後、0.8142フランまで反発した。
■NY原油:伸び悩みで66.64ドル、中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡
NY原油先物8月限は伸び悩み(NYMEX原油8月限終値:66.64 ↓0.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.26ドル(-0.39%)の66.64ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.51ドル-67.93ドル。中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡したが、イスラエルによるイラン攻撃のリスクは除去されていない。通常取引終了後の時間外取引では主に66ドル台後半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.62ドル -0.11ドル(-0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.92ドル +0.11ドル(+0.08%)
ゴールドマン・サックス(GS)625.11ドル +0.94ドル(+0.15%)
インテル(INTC) 20.77ドル +0.09ドル(+0.43%)
アップル(AAPL) 199.20ドル +0.42ドル(+0.21%)
アルファベット(GOOG) 176.97ドル -1.82ドル(-1.01%)
メタ(META) 693.36ドル -0.78ドル(-0.11%)
キャタピラー(CAT) 360.96ドル -2.18ドル(-0.60%)
アルコア(AA) 28.86ドル +0.12ドル(+0.41%)
ウォルマート(WMT) 94.83ドル -0.97ドル(-1.01%)
<ST>
■NY株式:NYダウは101ドル高、PPI受け利下げ期待強まる
米国株式市場は反発。ダウ平均は101.85ドル高の42967.62ドル、ナスダックは46.60ポイント高の19662.48で取引を終了した。
中東情勢の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。その後、生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続きインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、失業保険申請件数の増加で労働市場の減速を背景に利下げ期待が高まり、買いに転じた。終日買戻しが続き堅調に推移し、終了。セクター別ではソフトウエア・サービス、保険が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は好決算を受け、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇。ヘルスケア事業者と製造者にサービスを提供するカーディナルヘルス(CAH)は通期の調整後1株当たり利益見通しや長期成長目標の引き上げが好感され、上昇。フィンテックのチャイム・ファィナンシャル(CHYM)はナスダック上場初日、上場価格を上回る水準で取引を開始し、好調なスタートを切った。
航空機メーカーのボーイング(BA)はエア・インディアが運航する同社最新鋭ワイドボディ旅客機「787ドリームライナー」墜落事故を嫌気し、売られた。ゼネラル・エレクトリック(GE)も事故機に同社のエンジンが搭載されていたため、下落。ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は17.5億ドル規模の転換社債発行計画を発表し、下落した。
ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われたのち、売りに転じている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米PPIや新規失業保険申請件数を受けて利下げ観測強まる
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円19銭まで下落後、143円90銭まで上昇し、143円55銭で引けた。米5月生産者物価指数(PPI)が予想を下回りインフレ鈍化のあらたな証拠となったほか、先週分新規失業保険申請件数が前回から減少予想に反し同水準にとどまり労働市場の減速懸念に利下げ観測が強まりドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1631ドルまで上昇後1.1562ドルまで反落し、1.1580ドルで引けた。ユーロ・円は166円74銭へ上昇後、166円12銭まで反落。中東地政学的リスク上昇懸念でリスク回避の動きに上値が抑制された。ポンド・ドルは1.3580ドルから1.3624ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8103フランまで下落後、0.8142フランまで反発した。
■NY原油:伸び悩みで66.64ドル、中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡
NY原油先物8月限は伸び悩み(NYMEX原油8月限終値:66.64 ↓0.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.26ドル(-0.39%)の66.64ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.51ドル-67.93ドル。中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡したが、イスラエルによるイラン攻撃のリスクは除去されていない。通常取引終了後の時間外取引では主に66ドル台後半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.62ドル -0.11ドル(-0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 131.92ドル +0.11ドル(+0.08%)
ゴールドマン・サックス(GS)625.11ドル +0.94ドル(+0.15%)
インテル(INTC) 20.77ドル +0.09ドル(+0.43%)
アップル(AAPL) 199.20ドル +0.42ドル(+0.21%)
アルファベット(GOOG) 176.97ドル -1.82ドル(-1.01%)
メタ(META) 693.36ドル -0.78ドル(-0.11%)
キャタピラー(CAT) 360.96ドル -2.18ドル(-0.60%)
アルコア(AA) 28.86ドル +0.12ドル(+0.41%)
ウォルマート(WMT) 94.83ドル -0.97ドル(-1.01%)
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