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前場に注目すべき3つのポイント~日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い~
2025/05/20 08:48
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い~
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い
■TYK、25/3営業利益 41.5%増 45.03億円、26/3予想 20.7%減 35.70億円
■前場の注目材料:TDK、車載電磁接触器を来年量産、EVの安全性向上
■日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い
20日の日本株市場は、やや買い先行で始まることになりそうだ。19日の米国市場は、NYダウが137ドル高、ナスダックは4ポイント高だった。ムーディーズによる信用格付け引き下げが嫌気され売り先行で始まった。ただし、その後米長期金利が低下に転じたことを受けて買い戻しの動きが強まり、プラス圏を回復した。シカゴ日経225先物は大阪比215円高の37605円。円相場は1ドル=144円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37240円まで売られる場面があったが、米国市場が上昇に転じたことで買い戻されており、200日線水準を上回って終えた。昨日の日経平均株価は節目の37500円を割り込んできたが、ボリンジャーバンドの+1が位置する37380円が支持線として意識されやすく、リバウンド狙いの買いが入りやすい位置にもある。
G7財務相・中央銀行総裁会議の際に日米財務相会談が開かれ、為替協議が行われる可能性があるほか、週後半には米関税措置を巡りワシントンで3回目の閣僚協議を行う予定である。それぞれの協議進展への期待から押し目待ち狙いの買い意欲は強そうであり、積極的な上値追いの動きは期待しづらいものの、前日の下落に対する買い戻しの動きは意識されやすいだろう。足もとでは為替協議を前にヘッジファンドのリバランスの動きが意識されやすく、為替睨みの展開になりそうだ。
物色としては為替動向を受けた輸出関連の動向が注目されるほか、前日の日経平均株価の重荷となったアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の自律反発が意識されよう。また、昨日は第一三共<4568>など薬品株の一角が買われていたが、米国においてもメルクなどが買われており、引き続き注目される可能性がありそうだ。そのほか、グロース250指数は7営業日続伸と上昇基調を続けるなか、流動性の大きい中小型株には個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■TYK、25/3営業利益 41.5%増 45.03億円、26/3予想 20.7%減 35.70億円
TYK<5363>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比6.4%増の319億3300万円、営業利益は同41.5%増の45億300万円だった。日本のほか、北米、ヨーロッパにおいて、堅調な耐火物需要が続いた。26年3月期業績は、売上高が前期比7%減の297億1000万円、営業利益は同20.7%減の35億7000万円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42792.07、+137.33)
・ナスダック総合指数は上昇(19215.46、+4.36)
・シカゴ日経225先物は上昇(37605、+215)
・為替相場は小幅に円安・ドル高(144.80-90)
・米原油先物相場は上昇(62.14、+0.17)
・米長期金利は低下
・TDK<6762>車載電磁接触器を来年量産、EVの安全性向上
・三菱重<7011>全自動無人運転車両システムの新ブランド、架線不要で自動運行
・三菱電機<6503>DX人材1万人に、海外拡大へ買収積極化
・TPR<6463>車載XR開発のデュアルムーブに追加出資、情報・娯楽を拡大
・ホンダ<7267>「ZR―V」など値上げ、原材料高騰に対応
・ファナック<6954>クリーンルーム仕様ロボ、食品対応塗料を採用
・日立建機<6305>今年度デジタル戦略推進、他社製との接続強化
・技研製作所<6289>高知で宇宙港開港へ、構造提案、産学官金連携組織に参画
・旭ダイヤ<6140>東京精密と合弁設立、ハブブレード製販
・日揮HD<1963>カルコパイライト薄膜太陽電池の大面積化実証
・電通G<4324>国内グループ4社で、1億人の人物像再現、AIモデル開発
・日本ケミコン<6997>高いリップル電流対応、車載コンデンサー
・帝人<3401>帝人フロンティア、高機能ポリ素材を開発、天然繊維の快適さ実現
・神戸製鋼所<5406>UBE三菱セメとバイオ燃料共同事業化、発電所・製鉄原料向け
・ナイス<8089>徳島の新棟稼働、構造用集成板材を加工
・デンカ<4061>米クロロプレンゴム製造を無期限停止
・東海カーボン<5301>独の黒鉛電極工場を売却
・DIC<4631>進む樹脂リサイクル、機能化学3社が独自の“価値”
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い
■TYK、25/3営業利益 41.5%増 45.03億円、26/3予想 20.7%減 35.70億円
■前場の注目材料:TDK、車載電磁接触器を来年量産、EVの安全性向上
■日米協議進展への期待から押し目買い意欲は強い
20日の日本株市場は、やや買い先行で始まることになりそうだ。19日の米国市場は、NYダウが137ドル高、ナスダックは4ポイント高だった。ムーディーズによる信用格付け引き下げが嫌気され売り先行で始まった。ただし、その後米長期金利が低下に転じたことを受けて買い戻しの動きが強まり、プラス圏を回復した。シカゴ日経225先物は大阪比215円高の37605円。円相場は1ドル=144円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37240円まで売られる場面があったが、米国市場が上昇に転じたことで買い戻されており、200日線水準を上回って終えた。昨日の日経平均株価は節目の37500円を割り込んできたが、ボリンジャーバンドの+1が位置する37380円が支持線として意識されやすく、リバウンド狙いの買いが入りやすい位置にもある。
G7財務相・中央銀行総裁会議の際に日米財務相会談が開かれ、為替協議が行われる可能性があるほか、週後半には米関税措置を巡りワシントンで3回目の閣僚協議を行う予定である。それぞれの協議進展への期待から押し目待ち狙いの買い意欲は強そうであり、積極的な上値追いの動きは期待しづらいものの、前日の下落に対する買い戻しの動きは意識されやすいだろう。足もとでは為替協議を前にヘッジファンドのリバランスの動きが意識されやすく、為替睨みの展開になりそうだ。
物色としては為替動向を受けた輸出関連の動向が注目されるほか、前日の日経平均株価の重荷となったアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の自律反発が意識されよう。また、昨日は第一三共<4568>など薬品株の一角が買われていたが、米国においてもメルクなどが買われており、引き続き注目される可能性がありそうだ。そのほか、グロース250指数は7営業日続伸と上昇基調を続けるなか、流動性の大きい中小型株には個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■TYK、25/3営業利益 41.5%増 45.03億円、26/3予想 20.7%減 35.70億円
TYK<5363>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比6.4%増の319億3300万円、営業利益は同41.5%増の45億300万円だった。日本のほか、北米、ヨーロッパにおいて、堅調な耐火物需要が続いた。26年3月期業績は、売上高が前期比7%減の297億1000万円、営業利益は同20.7%減の35億7000万円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42792.07、+137.33)
・ナスダック総合指数は上昇(19215.46、+4.36)
・シカゴ日経225先物は上昇(37605、+215)
・為替相場は小幅に円安・ドル高(144.80-90)
・米原油先物相場は上昇(62.14、+0.17)
・米長期金利は低下
・TDK<6762>車載電磁接触器を来年量産、EVの安全性向上
・三菱重<7011>全自動無人運転車両システムの新ブランド、架線不要で自動運行
・三菱電機<6503>DX人材1万人に、海外拡大へ買収積極化
・TPR<6463>車載XR開発のデュアルムーブに追加出資、情報・娯楽を拡大
・ホンダ<7267>「ZR―V」など値上げ、原材料高騰に対応
・ファナック<6954>クリーンルーム仕様ロボ、食品対応塗料を採用
・日立建機<6305>今年度デジタル戦略推進、他社製との接続強化
・技研製作所<6289>高知で宇宙港開港へ、構造提案、産学官金連携組織に参画
・旭ダイヤ<6140>東京精密と合弁設立、ハブブレード製販
・日揮HD<1963>カルコパイライト薄膜太陽電池の大面積化実証
・電通G<4324>国内グループ4社で、1億人の人物像再現、AIモデル開発
・日本ケミコン<6997>高いリップル電流対応、車載コンデンサー
・帝人<3401>帝人フロンティア、高機能ポリ素材を開発、天然繊維の快適さ実現
・神戸製鋼所<5406>UBE三菱セメとバイオ燃料共同事業化、発電所・製鉄原料向け
・ナイス<8089>徳島の新棟稼働、構造用集成板材を加工
・デンカ<4061>米クロロプレンゴム製造を無期限停止
・東海カーボン<5301>独の黒鉛電極工場を売却
・DIC<4631>進む樹脂リサイクル、機能化学3社が独自の“価値”
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