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欧米為替見通し: 「ドル・円は伸び悩みか、米利下げ慎重でドル買いも株安に警戒」
2025/03/19 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: 「ドル・円は伸び悩みか、米利下げ慎重でドル買いも株安に警戒」
19日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の追加利下げに慎重なら、ドル買い地合いに振れやすい。ただ、それにより欧米株安に振れれば、円買いがドルの重石となりそうだ。
ウクライナ停戦に向けた米ロ首脳の電話会談は想定に沿った内容となり、成果を期待したユーロ買いが先行。一方、この日発表された米経済指標はおおむね改善したが、米国株は利益確定売りで再び軟調地合いとなり円買い地合いに。ユーロ・ドルは1.0890ドル台から1.0950ドル台に浮上し、ドル・円は150円近くから149円10銭付近に下げた。本日アジア市場は日銀金融政策は想定内の内容となり、ドル・円は149円台で底堅く推移した。
この後の海外市場は日米中銀の政策決定を消化する展開。日銀は追加利上げに積極的だが、引き締め時期は夏ごろとみられ、円買いはいったん後退する見通し。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利の据え置きの公算だが、足元の低調な経済指標を受けた景気認識が注目される。今回の会合で公表される当局者の金利見通しから目先の追加利下げに慎重姿勢を維持すれば、米金利高・ドル高に振れやすい。ただ、米株安が続けば円買いがドルの上昇を抑える。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南アフリカ・2月消費者物価指数(予想:前年比+3.4%、1月:+3.2%)
・03:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明(政策金利は現状維持の予想)
<CS>
19日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の追加利下げに慎重なら、ドル買い地合いに振れやすい。ただ、それにより欧米株安に振れれば、円買いがドルの重石となりそうだ。
ウクライナ停戦に向けた米ロ首脳の電話会談は想定に沿った内容となり、成果を期待したユーロ買いが先行。一方、この日発表された米経済指標はおおむね改善したが、米国株は利益確定売りで再び軟調地合いとなり円買い地合いに。ユーロ・ドルは1.0890ドル台から1.0950ドル台に浮上し、ドル・円は150円近くから149円10銭付近に下げた。本日アジア市場は日銀金融政策は想定内の内容となり、ドル・円は149円台で底堅く推移した。
この後の海外市場は日米中銀の政策決定を消化する展開。日銀は追加利上げに積極的だが、引き締め時期は夏ごろとみられ、円買いはいったん後退する見通し。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利の据え置きの公算だが、足元の低調な経済指標を受けた景気認識が注目される。今回の会合で公表される当局者の金利見通しから目先の追加利下げに慎重姿勢を維持すれば、米金利高・ドル高に振れやすい。ただ、米株安が続けば円買いがドルの上昇を抑える。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南アフリカ・2月消費者物価指数(予想:前年比+3.4%、1月:+3.2%)
・03:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明(政策金利は現状維持の予想)
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