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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後も不安定な相場展開を継続~
2025/03/11 08:54
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後も不安定な相場展開を継続~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後も不安定な相場展開を継続
■日ケミコン、25/3下方修正 営業利益 40億円←72億円
■前場の注目材料:ミライト・ワン、三井住友ファイナンス&リースと協業、太陽光7万kW先行開発
■売り一巡後も不安定な相場展開を継続
11日の日本株市場は、売り一巡後も不安定な相場展開が続きそうだ。10日の米国市場は、NYダウが890ドル安、ナスダックは727ポイント安だった。トランプ米大統領が週末のインタビューで、政策の大幅修正で経済が過渡期にあると言及し、景気後退入りの可能性を否定しなかったことで幅広い銘柄に売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比605円安の36475円。円相場は1ドル=147円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。トランプ米大統領の発言については前日の段階で織り込まれているが、米国では予想以上にネガティブな反応だったことから、改めて持ち高調整の売りが強まりそうである。米VIX指数は一時29.56まで上昇する場面もみられ、昨年12月の高値を上回ってきた。リスク回避姿勢が強まりやすく、先物主導での下げが警戒されやすいところであろう。
日経225先物はナイトセッションで、一時36170円まで売られる場面もみられた。再びボリンジャーバンドの-2σ(36620円)を下回ってきたことで、下向きで推移する-1σ(37470円)と-3σ(35770円)でのレンジを脱することはできず、バンドに沿った調整トレンドが継続することになりそうだ。-3σを下回って終えてくるようだと、売られ過ぎが意識されるだろうが、バンドが下向きで推移していることで、底入れが見極めづらい状況である。
昨日の日経平均株価はアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が牽引する形だった。ただし、10日の米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の下げが目立っていることから、売り直されることになりそうだ。昨日のアドバンテストは200日線が支持線として機能する形でのリバウンドをみせていたが、同線を明確に割り込んでくるようだと、センチメントを冷ます形になるほか、先物市場での売りを誘う流れにもなりやすいところである。
米国ではハイテクが弱い一方で、ディフェンシブ株の一角が買われていた。リスク回避の動きではあるが、東京市場においても同様の動きになりやすいだろ。また、インデックス売買に振らされにくい中小型株には個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
■日ケミコン、25/3下方修正 営業利益 40億円←72億円
日ケミコン<6997>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1330億円から1250億円、営業利益を72億円から40億円に下方修正した。ICT市場は旺盛なデータセンター投資によるサーバー需要が伸長したが、産機関連市場では中国経済の減速や欧州の需要低迷及び顧客の在庫調整の長期化から想定より回復が遅れた。また、独占禁止法関連損失の特別損失計上などもあり、前回予想を下回る見通し。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37028.27、+141.10)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ミライト・ワン<1417>三井住友ファイナンス&リースと協業、太陽光7万kW先行開発
・理研計器<7734>被災地でガス検知器など点検、メンテ車両製作
・商船三井<9104>蘭社を買収、化学品船に陸上拠点
・トヨタ自動車<7203>きょう午前まで3工場4ライン停止、中央発條爆発事故を受け
・三井物産<8031>大手商社、鉄鉱石開発を活発化、新興国の旺盛な需要狙う
・日産自動車<7201>無人走行を公開、「レベル4」事業化推進
・住友ゴム<5110>プレミアムタイヤ生産改革、小型成形機開発
・NEC<6701>インテルと連携、5Gモバイルコアの電力性能・収容密度向上
・アルプスアルパイン<6770>東大と磁気センサー開発、磁場測定精度1000倍超
・ブラザー工業<6448>空調開拓、スポットクーラー拡充、海外展開も
・日本航空電子工業<6807>スマホ向け基板コネクター発売、電流値1.25倍
・三菱電機<6503>「エコキュート」一括制御機能、DR事業者に提供
・フジクラ<5803>米社と光ファイバー開発、曲げ損失を9割低減
・UACJ<5741>山一金属と、アルミ缶再生で新会社
・セントラル硝子<4044>PFASフリーフォトレジスト開発
・三菱ケミカルG<4188>産廃からプラ製品、丸紅ケミックスなど29社で新組織設立
・三菱地所<8802>豪に大型商業施設開業、再生エネを活用
・旭有機材<4216>中国の生産能力増強、半導体向け電子材新工場建設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10-12月期国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比年率+2.8%、速報値+2.8%)
<海外>
・特になし
<ST>
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後も不安定な相場展開を継続
■日ケミコン、25/3下方修正 営業利益 40億円←72億円
■前場の注目材料:ミライト・ワン、三井住友ファイナンス&リースと協業、太陽光7万kW先行開発
■売り一巡後も不安定な相場展開を継続
11日の日本株市場は、売り一巡後も不安定な相場展開が続きそうだ。10日の米国市場は、NYダウが890ドル安、ナスダックは727ポイント安だった。トランプ米大統領が週末のインタビューで、政策の大幅修正で経済が過渡期にあると言及し、景気後退入りの可能性を否定しなかったことで幅広い銘柄に売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比605円安の36475円。円相場は1ドル=147円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。トランプ米大統領の発言については前日の段階で織り込まれているが、米国では予想以上にネガティブな反応だったことから、改めて持ち高調整の売りが強まりそうである。米VIX指数は一時29.56まで上昇する場面もみられ、昨年12月の高値を上回ってきた。リスク回避姿勢が強まりやすく、先物主導での下げが警戒されやすいところであろう。
日経225先物はナイトセッションで、一時36170円まで売られる場面もみられた。再びボリンジャーバンドの-2σ(36620円)を下回ってきたことで、下向きで推移する-1σ(37470円)と-3σ(35770円)でのレンジを脱することはできず、バンドに沿った調整トレンドが継続することになりそうだ。-3σを下回って終えてくるようだと、売られ過ぎが意識されるだろうが、バンドが下向きで推移していることで、底入れが見極めづらい状況である。
昨日の日経平均株価はアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が牽引する形だった。ただし、10日の米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の下げが目立っていることから、売り直されることになりそうだ。昨日のアドバンテストは200日線が支持線として機能する形でのリバウンドをみせていたが、同線を明確に割り込んでくるようだと、センチメントを冷ます形になるほか、先物市場での売りを誘う流れにもなりやすいところである。
米国ではハイテクが弱い一方で、ディフェンシブ株の一角が買われていた。リスク回避の動きではあるが、東京市場においても同様の動きになりやすいだろ。また、インデックス売買に振らされにくい中小型株には個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
■日ケミコン、25/3下方修正 営業利益 40億円←72億円
日ケミコン<6997>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1330億円から1250億円、営業利益を72億円から40億円に下方修正した。ICT市場は旺盛なデータセンター投資によるサーバー需要が伸長したが、産機関連市場では中国経済の減速や欧州の需要低迷及び顧客の在庫調整の長期化から想定より回復が遅れた。また、独占禁止法関連損失の特別損失計上などもあり、前回予想を下回る見通し。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37028.27、+141.10)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ミライト・ワン<1417>三井住友ファイナンス&リースと協業、太陽光7万kW先行開発
・理研計器<7734>被災地でガス検知器など点検、メンテ車両製作
・商船三井<9104>蘭社を買収、化学品船に陸上拠点
・トヨタ自動車<7203>きょう午前まで3工場4ライン停止、中央発條爆発事故を受け
・三井物産<8031>大手商社、鉄鉱石開発を活発化、新興国の旺盛な需要狙う
・日産自動車<7201>無人走行を公開、「レベル4」事業化推進
・住友ゴム<5110>プレミアムタイヤ生産改革、小型成形機開発
・NEC<6701>インテルと連携、5Gモバイルコアの電力性能・収容密度向上
・アルプスアルパイン<6770>東大と磁気センサー開発、磁場測定精度1000倍超
・ブラザー工業<6448>空調開拓、スポットクーラー拡充、海外展開も
・日本航空電子工業<6807>スマホ向け基板コネクター発売、電流値1.25倍
・三菱電機<6503>「エコキュート」一括制御機能、DR事業者に提供
・フジクラ<5803>米社と光ファイバー開発、曲げ損失を9割低減
・UACJ<5741>山一金属と、アルミ缶再生で新会社
・セントラル硝子<4044>PFASフリーフォトレジスト開発
・三菱ケミカルG<4188>産廃からプラ製品、丸紅ケミックスなど29社で新組織設立
・三菱地所<8802>豪に大型商業施設開業、再生エネを活用
・旭有機材<4216>中国の生産能力増強、半導体向け電子材新工場建設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10-12月期国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比年率+2.8%、速報値+2.8%)
<海外>
・特になし
<ST>




