フィスコニュース
5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは485ドル高、景気悪化や関税懸念が後退
2025/03/06 07:58
*07:58JST 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは485ドル高、景気悪化や関税懸念が後退
■NY株式:NYダウは485ドル高、景気悪化や関税懸念が後退
米国株式市場は反発。ダウ平均は485.60ドル高の43006.59ドル、ナスダックは267.57ポイント高の18552.73で取引を終了した。
中国の景気支援策や利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。民間部門の雇用者の伸びが予想を下回ったものの、ISM非製造業景況指数やサービス業PMIが予想を上回り、消費や景気悪化への警戒感が後退し、続伸した。さらに、トランプ政権がカナダ、メキシコ関税を巡り自動車を1カ月適用除外すると発表したため警戒感が一段と後退し、終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は人工知能(AI)開発企業オープンAIとの提携を巡り、英国の競争政策を担う競争・市場庁(CMA)が調査を中止したことを明らかにしたため、上昇。エンターテインメントのディズニー(DIS)はコスト節減の一環としてABCと娯楽テレビ部門の人員6%削減を発表し、上昇。履物販売のフットロッカー(FL)は関税の影響が限定的との見通しを示し、安心感に買われた。アルコール飲料メーカーのブラウン・フォーマン(BF/B)は四半期決算で売上が弱く、収益が減少したが、警戒されたほど悪化せず、上昇した。
衣料品販売のアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第1四半期や通期の見通しが予想を下回り、大幅安。食品会社のザ・キャンベルズ・カンパニー(CPB)は四半期決算で減益を計上したほか、通期の業績見通し下方修正が嫌気され、下落。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は第1四半期や通期の1株当たり利益見通しが予想を下回り、下落。
半導体メーカーのマーベルテクノロジー(MRVL)は取引終了後に四半期決算を発表。見通しが予想に満たず、時間外取引で大きく売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドイツ支出拡大へ方向転換、連邦債利回り上昇でユーロ高
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円73銭まで上昇後、148円40銭まで下落し、148円91銭で引けた。米ADP雇用統計が予想を下回ったため早期利下げ観測にドル売りが強まった。その後、米国政府が対メキシコ、カナダ関税を軽減することを検討していると報じられたほか、米2月ISM非製造業景況指数や2月サービス業PMI改定値が予想を上回ったため景気減速懸念を警戒したドル売り、リスク回避の円買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.0688ドルから1.0797ドルまで上昇し、1.0791ドルで引けた。ドイツの防衛支出拡大に伴う借り入れ拡大を織り込む長期金利の上昇に伴いユーロ買いが加速。ユーロ・円は159円50銭から160円73銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2803ドルから1.2901ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8867フランへ下落後、0.8915フランまで上昇した。
■NY原油:下落で66.31ドル、供給不足の懸念和らぐ
NY原油先物4月限は下落(NYMEX原油4月限終値:66.31 ↓1.95)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.95ドル(-2.86%)の66.31ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.22ドル-68.10ドル。主要産油国による増産観測などで供給不足の懸念は和らいだ。一時65.22ドルまで値下がり。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.29ドル -0.38ドル(-0.89%)
モルガン・スタンレー(MS) 123.75ドル +2.03ドル(+1.66%)
ゴールドマン・サックス(GS)593.07ドル +11.93ドル(+2.05%)
インテル(INTC) 20.81ドル -0.52ドル(-2.43%)
アップル(AAPL) 235.74ドル -0.19ドル(-0.08%)
アルファベット(GOOG) 174.99ドル +2.38ドル(+1.37%)
メタ(META) 656.47ドル +16.47ドル(+2.57%)
キャタピラー(CAT) 338.49ドル +11.74ドル(+3.59%)
アルコア(AA) 32.38ドル +1.23ドル(+3.94%)
ウォルマート(WMT) 95.98ドル +1.01ドル(+1.06%)
<ST>
■NY株式:NYダウは485ドル高、景気悪化や関税懸念が後退
米国株式市場は反発。ダウ平均は485.60ドル高の43006.59ドル、ナスダックは267.57ポイント高の18552.73で取引を終了した。
中国の景気支援策や利下げ期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。民間部門の雇用者の伸びが予想を下回ったものの、ISM非製造業景況指数やサービス業PMIが予想を上回り、消費や景気悪化への警戒感が後退し、続伸した。さらに、トランプ政権がカナダ、メキシコ関税を巡り自動車を1カ月適用除外すると発表したため警戒感が一段と後退し、終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は人工知能(AI)開発企業オープンAIとの提携を巡り、英国の競争政策を担う競争・市場庁(CMA)が調査を中止したことを明らかにしたため、上昇。エンターテインメントのディズニー(DIS)はコスト節減の一環としてABCと娯楽テレビ部門の人員6%削減を発表し、上昇。履物販売のフットロッカー(FL)は関税の影響が限定的との見通しを示し、安心感に買われた。アルコール飲料メーカーのブラウン・フォーマン(BF/B)は四半期決算で売上が弱く、収益が減少したが、警戒されたほど悪化せず、上昇した。
衣料品販売のアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第1四半期や通期の見通しが予想を下回り、大幅安。食品会社のザ・キャンベルズ・カンパニー(CPB)は四半期決算で減益を計上したほか、通期の業績見通し下方修正が嫌気され、下落。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は第1四半期や通期の1株当たり利益見通しが予想を下回り、下落。
半導体メーカーのマーベルテクノロジー(MRVL)は取引終了後に四半期決算を発表。見通しが予想に満たず、時間外取引で大きく売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドイツ支出拡大へ方向転換、連邦債利回り上昇でユーロ高
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円73銭まで上昇後、148円40銭まで下落し、148円91銭で引けた。米ADP雇用統計が予想を下回ったため早期利下げ観測にドル売りが強まった。その後、米国政府が対メキシコ、カナダ関税を軽減することを検討していると報じられたほか、米2月ISM非製造業景況指数や2月サービス業PMI改定値が予想を上回ったため景気減速懸念を警戒したドル売り、リスク回避の円買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.0688ドルから1.0797ドルまで上昇し、1.0791ドルで引けた。ドイツの防衛支出拡大に伴う借り入れ拡大を織り込む長期金利の上昇に伴いユーロ買いが加速。ユーロ・円は159円50銭から160円73銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2803ドルから1.2901ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8867フランへ下落後、0.8915フランまで上昇した。
■NY原油:下落で66.31ドル、供給不足の懸念和らぐ
NY原油先物4月限は下落(NYMEX原油4月限終値:66.31 ↓1.95)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.95ドル(-2.86%)の66.31ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.22ドル-68.10ドル。主要産油国による増産観測などで供給不足の懸念は和らいだ。一時65.22ドルまで値下がり。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.29ドル -0.38ドル(-0.89%)
モルガン・スタンレー(MS) 123.75ドル +2.03ドル(+1.66%)
ゴールドマン・サックス(GS)593.07ドル +11.93ドル(+2.05%)
インテル(INTC) 20.81ドル -0.52ドル(-2.43%)
アップル(AAPL) 235.74ドル -0.19ドル(-0.08%)
アルファベット(GOOG) 174.99ドル +2.38ドル(+1.37%)
メタ(META) 656.47ドル +16.47ドル(+2.57%)
キャタピラー(CAT) 338.49ドル +11.74ドル(+3.59%)
アルコア(AA) 32.38ドル +1.23ドル(+3.94%)
ウォルマート(WMT) 95.98ドル +1.01ドル(+1.06%)
<ST>




