フィスコニュース
欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米関税強化でドル選好も先行きに不透明感
2025/02/04 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米関税強化でドル選好も先行きに不透明感
4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米トランプ政権の関税強化方針で、ドル選好地合いに変わりはない。ただ、それによる世界経済への影響が懸念されており、不透明感による円買いが主要通貨を下押ししそうだ。
米トランプ政権がカナダとメキシコへの関税引き上げに乗り出したものの、1カ月間の延期が決まり、カナダドルやメキシコペソの買戻しでドル売り・円売りが優勢に。ユーロ・ドルは1.0330ドル台に浮上、ドル・円は154円付近から155円付近に値を上げた。本日アジア市場で日経平均株価は前日の大幅安から一転し、155円半ばまで1円程度上値を切り上げた。ただ、上昇一服後は様子見ムードが広がり上げ渋った。
この後の海外市場は引き続きトランプ政権の行方が注目される。米国の関係国への関税強化でドル買いに振れやすい地合いが続く。特に中国の対応が注視され、積極的な売り買いは手控えられそうだ。また、今後の世界経済への影響が懸念され、株安を手がかりとした円買いも出やすい。一方、今晩発表のJOLTS求人件数が前回を下回れば連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策の継続が見込まれ、ドル買いを抑制する要因となろう。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・12月JOLTS求人件数(予想:800万件、11月:809.8万件)
・24:00 米・12月耐久財受注改定値(予想:前月比-2.2%、速報値:-2.2%)
<CS>
4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米トランプ政権の関税強化方針で、ドル選好地合いに変わりはない。ただ、それによる世界経済への影響が懸念されており、不透明感による円買いが主要通貨を下押ししそうだ。
米トランプ政権がカナダとメキシコへの関税引き上げに乗り出したものの、1カ月間の延期が決まり、カナダドルやメキシコペソの買戻しでドル売り・円売りが優勢に。ユーロ・ドルは1.0330ドル台に浮上、ドル・円は154円付近から155円付近に値を上げた。本日アジア市場で日経平均株価は前日の大幅安から一転し、155円半ばまで1円程度上値を切り上げた。ただ、上昇一服後は様子見ムードが広がり上げ渋った。
この後の海外市場は引き続きトランプ政権の行方が注目される。米国の関係国への関税強化でドル買いに振れやすい地合いが続く。特に中国の対応が注視され、積極的な売り買いは手控えられそうだ。また、今後の世界経済への影響が懸念され、株安を手がかりとした円買いも出やすい。一方、今晩発表のJOLTS求人件数が前回を下回れば連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策の継続が見込まれ、ドル買いを抑制する要因となろう。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・12月JOLTS求人件数(予想:800万件、11月:809.8万件)
・24:00 米・12月耐久財受注改定値(予想:前月比-2.2%、速報値:-2.2%)
<CS>