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米国株式市場見通し:クリスマス休暇で静かな動き、市場の楽観ムードは健在

*14:16JST 米国株式市場見通し:クリスマス休暇で静かな動き、市場の楽観ムードは健在
来週の米国株は、24日がクリスマス前日に伴う短縮取引、25日がクリスマスの祝日に伴う休場のため、参加者は減少し静かな展開となりそうだ。目立った経済イベントも予定されていないことから、主要3指数はポジション調整に関連した売買にとどまり、史上最高値を更新するような強い動きは手控えられよう。

重しとなっていた政府機関閉鎖の可能性に関しては、下院が米国時間20日夕方に、政府の25年3月半ばまでの資金繰りを支える「つなぎ予算」案を可決。法案は上院に回され、同日中に可決される見通しとなっており、クリスマス前に資金不足で一部政府機関が閉鎖を余儀なくされる最悪の事態はぎりぎりで回避されそうだ。法案は、期間限定で政府の資金を手当てしている現行のつなぎ予算の期限を、12月20日から25年3月14日に延ばす内容となっており、今しばらくの猶予期間が設けられそうな状況にある。無事に上院でも可決となれば、市場の安心材料となろう。

今週は、NYダウが1974年以来50年ぶりに10日続落となるなどNYダウの弱さが目立つが、幹部射殺などに伴い構成銘柄であるユナイテッドヘルスの株価が急落したことが主な要因。むしろ、FOMCで25年の利下げ余地が2回に減少し、長期金利が急上昇したにも関わらず、主要3指数は史上最高値圏から数%程度下がった水準を維持していることから、地合いは強いままと考える。市場の心理状態を示すVIX指数は、FOMC後の米株の大幅安を受けて、一時24ポイント水準まで跳ね上がったが、週末は18ポイント台まで低下。FOMC前の14-15ポイント水準よりは若干高いものの、さほど気にする水準ではないだろう。米経済のソフトランディングやトランプ次期政権に対する期待などを背景とした市場の楽観ムードは健在と考える。

経済指標は、23日に12月コンファレンスボード消費者信頼感指数、24日に11月耐久財受注(速報値)、新築住宅販売件数、12月リッチモンド連銀製造業指数、26日に週次新規失業保険申請件数、原油在庫、27日に11月卸売在庫(速報値)などが予定されている。

主要企業決算は、26日にシティアス・ファーマシューティカルズなどが予定されている。




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