フィスコニュース


目先は押し目買いスタンス【クロージング】

*16:52JST 目先は押し目買いスタンス【クロージング】
19日の日経平均は5営業日続落。268.13円安の38813.58円(出来高概算22億8000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がタカ派的との受け止めから、前日の米国市場で主要株価指数が下落したことを映して、リスク回避の売りが先行。日経平均は取引開始直後に38355.52円まで下押しした。ただ、円相場が1ドル=154円台後半へと円安が進んでいることが相場下支えするなか、日銀が金融政策の据え置きを決め、1ドル=155円台半ばへと円安が進んだことで、後場終盤に向けては38913.07円まで値を戻した。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり、値下がり銘柄数はほぼ拮抗。セクター別では、海運、銀行、保険、その他製品、倉庫運輸など9業種が上昇。一方、電気ガス、不動産、非鉄金属、証券商品先物など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、任天堂<7974>、キヤノン<7751>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、アドバンテス<6857>が軟調だった。

注目のFOMCでは0.25%の利下げが決まったものの、2025年の利下げ回数がこれまでの4回から2回に減少したことがタカ派的と受け止められ、主要株価指数は大幅安となり、シカゴ日経225先物も大幅に下落した。これを受け、東京市場では売りが先行し、日経平均の下げ幅は一時700円を超えた。また、決算を発表したマイクロン・テクノロジーが時間外取引で急落したことも神経質にさせた。一方、日米の中銀イベントを通過したことで、押し目買いが入り始めた。

日米の金融政策は概ね想定通りの結果となり、今後はアク抜け感が広がることに期待が集まりそうだ。FOMCではタカ派的な利下げと受け止められたが、今回の経済見通しでは25年以降も堅調な経済が続くとの見方が示されているほか、企業業績の拡大基調も続くとみられており、米国株の下落リスクは限定的との向きが多い。このため、米国株の下げ止まりを確認すれば、日本株も出直り歩調を強めると予想されるだけに、目先は押し目買いスタンスで挑みたいところだ。




<CS>

ドル・円は上昇一服、米金利の失速で [注目トピックス 市況・概況] 2024/12/19 19:16
欧州為替:ドル・円は一段高、円売りで157円台 [注目トピックス 市況・概況] 2024/12/19 18:16
日経平均テクニカル: 5日続落、終値25日線割れ [注目トピックス 市況・概況] 2024/12/19 18:15
東証業種別ランキング:電力・ガス業が下落率トップ [注目トピックス 市況・概況] 2024/12/19 17:12


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/12/18 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,232 銘柄
1,908 銘柄   売り
 
 
 
6758 ソニーG 売り転換
9983 ファーストリテ 売り転換
9434 ソフトバンク 売り転換
6981 村田製作所 買い転換
6146 ディスコ 買い転換



注目コラムランキング

 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS