フィスコニュース
前場に注目すべき3つのポイント~TSMC決算に投資家の関心が集まる~
2024/10/17 08:41
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~TSMC決算に投資家の関心が集まる~
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
17日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが337ドル高、ナスダックは51ポイント高だった。モルガンスタンレーは第3四半期決算で、トレーディングと投資銀業務の好調が好感されて大幅高となり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど他の金融株に買いが波及した。また、前日に下げが目立った半導体株はまちまちながら、エヌビディアが買われ、投資家のセンチメント改善につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の39450円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。昨日はギャップダウンで始まった後は下げ渋る動きをみせており、39000円処での底堅さが意識されていた。エヌビディアの上昇がセンチメントを明るくさせるなか、昨日下げが目立っていた指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になりそうだ。また、米国で決算発表が本格化してくるなか、金融の良好な決算が相次いでいることも、決算期待を一段と高めてくる可能性がありそうだ。
日経225先物はナイトセッションで39100円辺りでの底堅さが意識されるなか、一時39500円を回復する場面もみられた。前日にはボリンジャーバンドの+1σを割り込んでいたが、同水準を再び上回ってきたことで、押し目狙いの買いは入りやすくなっただろう。もっとも、ナイトセッションで大きな変動をみせても、日中はリバランスの動きが中心であり、リバランス一巡後はこう着感が強まりやすいため、積極的な上値追いの動きは限られそうだ。
また、インデックスに絡んだ値動きが中心になるため、中小型株は手掛けづらいところである。個別に材料のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が集中することになりそうである。また、後場半ばには台湾積体電路製造(TSMC)が7-9月期決算を発表する予定である。今回のASMLホールディングの急落によって、TSMCの決算内容には市場の関心が集まっていると考えられるため、引け間際には大きく変動する可能性がある点には注意しておきたいところである。
昨日の日経平均株価はマドを空けての下落となった。ボリンジャーバンドの+1σ(39312円)が支持線として機能するようだと、マド埋め(39362円-39910円)への意識が高まってくると考えられる。そのため、押し目狙いのスタンスでのリバウンド待ちになろう。
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
ハートシード<219A>は2024年10月期業績予想の修正を発表。売上高は1.53億円から8.74億円、営業損失が19.65億円の赤字から10.59億円の赤字に上方修正した。ノボノルディスク・エーエス社との全世界を対象とする独占的技術提携・ライセンス契約のもと、2025年10月期に見込んでいた開発マイルストンを2024年10月期に前倒しで達成した。また、販売費及び一般管理費において、研究開発費における試験費用及び心筋細胞製造費用等が想定より抑えられた。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(43077.70、+337.28)
・ナスダック総合指数は上昇(18367.08、+51.49)
・1ドル=149.50-60円
・シカゴ日経先物は上昇(39450、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(5155.86、+10.65)
・VIX指数は低下(19.58、-1.06)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTT<9432>NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
・エスペック<6859>来年2月にEV電池の専用試験所、「車台組み込み式」対応
・富士通<6702>偽情報対策基盤を構築、産学9者で開発プロ始動
・関西電力<9503>赤穂火力廃止、来年7月、設備劣化・低利用で
・住友重<6302>SCREEN系仏社買収、半導体装置、海外拡販
・東宝<9602>米アニメ製作・配給社を買収
・太平洋工業<7250>米工場にプレス新棟、車部品の生産増強
・スズキ<7269>新型クーペSUV投入、インド生産で低価格
・加藤製作所<6390>アジア向け70トン吊りラフテレーンクレーン、堅牢・低コスト
・住友重<6302>東南アで射出機拡販、ペット容器ふた成形向け
・三菱重<7011>タイ天然ガス火力プロの最終4号機完工
・シャープ<6753>電極からの振動で手触りを再現、VRに活用
・キヤノン<7751>キヤノンアネルバ、成膜工程を柔軟に構築、半導体向け装置
・IIJ<3774>ウズベク国営通信と協業、ネットセキュリティー
・住友鉱<5713>愛媛で試作ライン稼働、車載電池正極材、月産7000トン
・大王製紙<3880>米規制対応の食品用紙包材を開発、国内輸出業者に提案
・清水建設<1803>万博でグリーン水素供給、2社パビリオン向け
・三井住友建設<1821>建設現場で安定通信、タワークレーン活用
・三井不動産<8801>物流施設、巨大実証の場に、日鉄興和不動産と高付加価値化で競争力
・旭化成<3407>漏水センサーにDC/DCコンバーター供給、数滴の水で発電
・三菱ケミG<4188>福岡でイオン交換樹脂増産、半導体洗浄用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月貿易収支(予想:-3160億円、8月:-7032億円)
<海外>
・09:30 豪・9月失業率(予想:4.2%、8月:4.2%)
・09:30 豪・9月雇用者数増減(予想:+2.50万人、8月:+4.75万人)
<ST>
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
■TSMC決算に投資家の関心が集まる
17日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが337ドル高、ナスダックは51ポイント高だった。モルガンスタンレーは第3四半期決算で、トレーディングと投資銀業務の好調が好感されて大幅高となり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど他の金融株に買いが波及した。また、前日に下げが目立った半導体株はまちまちながら、エヌビディアが買われ、投資家のセンチメント改善につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の39450円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。昨日はギャップダウンで始まった後は下げ渋る動きをみせており、39000円処での底堅さが意識されていた。エヌビディアの上昇がセンチメントを明るくさせるなか、昨日下げが目立っていた指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になりそうだ。また、米国で決算発表が本格化してくるなか、金融の良好な決算が相次いでいることも、決算期待を一段と高めてくる可能性がありそうだ。
日経225先物はナイトセッションで39100円辺りでの底堅さが意識されるなか、一時39500円を回復する場面もみられた。前日にはボリンジャーバンドの+1σを割り込んでいたが、同水準を再び上回ってきたことで、押し目狙いの買いは入りやすくなっただろう。もっとも、ナイトセッションで大きな変動をみせても、日中はリバランスの動きが中心であり、リバランス一巡後はこう着感が強まりやすいため、積極的な上値追いの動きは限られそうだ。
また、インデックスに絡んだ値動きが中心になるため、中小型株は手掛けづらいところである。個別に材料のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が集中することになりそうである。また、後場半ばには台湾積体電路製造(TSMC)が7-9月期決算を発表する予定である。今回のASMLホールディングの急落によって、TSMCの決算内容には市場の関心が集まっていると考えられるため、引け間際には大きく変動する可能性がある点には注意しておきたいところである。
昨日の日経平均株価はマドを空けての下落となった。ボリンジャーバンドの+1σ(39312円)が支持線として機能するようだと、マド埋め(39362円-39910円)への意識が高まってくると考えられる。そのため、押し目狙いのスタンスでのリバウンド待ちになろう。
■ハートシード、24/10上方修正 営業損失 ▲10.59億円←▲19.65億円
ハートシード<219A>は2024年10月期業績予想の修正を発表。売上高は1.53億円から8.74億円、営業損失が19.65億円の赤字から10.59億円の赤字に上方修正した。ノボノルディスク・エーエス社との全世界を対象とする独占的技術提携・ライセンス契約のもと、2025年10月期に見込んでいた開発マイルストンを2024年10月期に前倒しで達成した。また、販売費及び一般管理費において、研究開発費における試験費用及び心筋細胞製造費用等が想定より抑えられた。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(43077.70、+337.28)
・ナスダック総合指数は上昇(18367.08、+51.49)
・1ドル=149.50-60円
・シカゴ日経先物は上昇(39450、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(5155.86、+10.65)
・VIX指数は低下(19.58、-1.06)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTT<9432>NTT東日本と西日本、応対・設備人員を大幅削減、AI導入拡大
・エスペック<6859>来年2月にEV電池の専用試験所、「車台組み込み式」対応
・富士通<6702>偽情報対策基盤を構築、産学9者で開発プロ始動
・関西電力<9503>赤穂火力廃止、来年7月、設備劣化・低利用で
・住友重<6302>SCREEN系仏社買収、半導体装置、海外拡販
・東宝<9602>米アニメ製作・配給社を買収
・太平洋工業<7250>米工場にプレス新棟、車部品の生産増強
・スズキ<7269>新型クーペSUV投入、インド生産で低価格
・加藤製作所<6390>アジア向け70トン吊りラフテレーンクレーン、堅牢・低コスト
・住友重<6302>東南アで射出機拡販、ペット容器ふた成形向け
・三菱重<7011>タイ天然ガス火力プロの最終4号機完工
・シャープ<6753>電極からの振動で手触りを再現、VRに活用
・キヤノン<7751>キヤノンアネルバ、成膜工程を柔軟に構築、半導体向け装置
・IIJ<3774>ウズベク国営通信と協業、ネットセキュリティー
・住友鉱<5713>愛媛で試作ライン稼働、車載電池正極材、月産7000トン
・大王製紙<3880>米規制対応の食品用紙包材を開発、国内輸出業者に提案
・清水建設<1803>万博でグリーン水素供給、2社パビリオン向け
・三井住友建設<1821>建設現場で安定通信、タワークレーン活用
・三井不動産<8801>物流施設、巨大実証の場に、日鉄興和不動産と高付加価値化で競争力
・旭化成<3407>漏水センサーにDC/DCコンバーター供給、数滴の水で発電
・三菱ケミG<4188>福岡でイオン交換樹脂増産、半導体洗浄用
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月貿易収支(予想:-3160億円、8月:-7032億円)
<海外>
・09:30 豪・9月失業率(予想:4.2%、8月:4.2%)
・09:30 豪・9月雇用者数増減(予想:+2.50万人、8月:+4.75万人)
<ST>