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27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは137ドル高、大幅利下げ期待が支援
2024/09/28 07:58
*07:58JST 27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは137ドル高、大幅利下げ期待が支援
■NY株式:NYダウは137ドル高、大幅利下げ期待が支援
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は137.89ドル高の42,313.00ドル、ナスダックは70.70ポイント安の18,119.59で取引を終了した。
8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、寄り付き後、上昇。予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援し、続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ相場はまちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
カジノリゾートを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)はアナリストがアラブ首長国連邦(UAE)の高級リゾートの価値が過小評価されていると投資判断を引き上げ、上昇。石油・天然ガス生産会社のチェサピーク・エナジー(CHK)もアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。半導体のエヌビディア(NVDA)は中国政府が同社製人工知能(AI)を利用しないよう同国企業に指示したとの報道が嫌気され下落。スキーリゾートやホテルを運営するベイル・リゾーツ(MTN)は5-7月期の赤字拡大でコスト削減の全従業員2%弱削減計画を発表し、下落した。
連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事はデータが経済の強さが継続していることを示唆していると言及。同理事は、9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが好ましいと、委員会の決定に反対票を投じた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米8月PCE価格指数鈍化で大幅利下げ観測、ドル続落
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円21銭から142円07銭まで下落し、142円15銭で引けた。米8月PCE価格指数の予想以上の鈍化を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の追加0.5%の利下げ観測が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったためドルは下げ止まった。石破自民党新総裁が金融政策においてタカ派との見方を受けた円買いも継続したと見られる。
ユーロ・ドルは1.1203ドルまで上昇後、1.1146ドルまで反落し、1.1164ドルで引けた。高値から欧州中央銀行(ECB)の年内の追加利下げ観測を受けたにユーロ売りに押された。ユーロ・円は、160円00銭から158円57銭まで下落した。日欧金利差縮小観測に円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3427ドルまで上昇後、1.3370ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8447フランから0.8402フランまで下落した。
■NY原油:強含み、減産規模の縮小を警戒した売りは一巡
NYMEX原油11月限終値:68.18 ↑0.51
27日のNY原油先物11月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.51ドル(+0.75%)の68.18ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは67.06ドル-68.64ドル。アジア市場で67.06ドルまで売られたが、減産規模の縮小を警戒した売りはロンドン市場で一巡し、米国市場の後半にかけて68.62ドルまで値上り。中国経済の持ち直しが期待されていることも材料視されたようだ。通常取引終了後の時間外取引では押し目買いも観測されており、主に68ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.40ドル -0.12ドル(-0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.11ドル -0.49ドル(-0.46%)
ゴールドマン・サックス(GS)498.51ドル +1.59ドル(+0.31%)
インテル(INTC) 23.91ドル -0.01ドル(-0.04%)
アップル(AAPL) 227.79ドル +0.27ドル(+0.11%)
アルファベット(GOOG) 165.29ドル +1.46ドル(+0.89%)
メタ(META) 567.36ドル -0.48ドル(-0.08%)
キャタピラー(CAT) 391.08ドル +0.12ドル(+0.03%)
アルコア(AA) 39.27ドル -0.01ドル(-0.02%)
ウォルマート(WMT) 79.78ドル -0.14ドル(-0.17%)
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■NY株式:NYダウは137ドル高、大幅利下げ期待が支援
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は137.89ドル高の42,313.00ドル、ナスダックは70.70ポイント安の18,119.59で取引を終了した。
8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、寄り付き後、上昇。予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援し、続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ相場はまちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
カジノリゾートを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)はアナリストがアラブ首長国連邦(UAE)の高級リゾートの価値が過小評価されていると投資判断を引き上げ、上昇。石油・天然ガス生産会社のチェサピーク・エナジー(CHK)もアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。半導体のエヌビディア(NVDA)は中国政府が同社製人工知能(AI)を利用しないよう同国企業に指示したとの報道が嫌気され下落。スキーリゾートやホテルを運営するベイル・リゾーツ(MTN)は5-7月期の赤字拡大でコスト削減の全従業員2%弱削減計画を発表し、下落した。
連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事はデータが経済の強さが継続していることを示唆していると言及。同理事は、9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが好ましいと、委員会の決定に反対票を投じた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米8月PCE価格指数鈍化で大幅利下げ観測、ドル続落
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円21銭から142円07銭まで下落し、142円15銭で引けた。米8月PCE価格指数の予想以上の鈍化を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の追加0.5%の利下げ観測が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったためドルは下げ止まった。石破自民党新総裁が金融政策においてタカ派との見方を受けた円買いも継続したと見られる。
ユーロ・ドルは1.1203ドルまで上昇後、1.1146ドルまで反落し、1.1164ドルで引けた。高値から欧州中央銀行(ECB)の年内の追加利下げ観測を受けたにユーロ売りに押された。ユーロ・円は、160円00銭から158円57銭まで下落した。日欧金利差縮小観測に円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3427ドルまで上昇後、1.3370ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8447フランから0.8402フランまで下落した。
■NY原油:強含み、減産規模の縮小を警戒した売りは一巡
NYMEX原油11月限終値:68.18 ↑0.51
27日のNY原油先物11月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.51ドル(+0.75%)の68.18ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは67.06ドル-68.64ドル。アジア市場で67.06ドルまで売られたが、減産規模の縮小を警戒した売りはロンドン市場で一巡し、米国市場の後半にかけて68.62ドルまで値上り。中国経済の持ち直しが期待されていることも材料視されたようだ。通常取引終了後の時間外取引では押し目買いも観測されており、主に68ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.40ドル -0.12ドル(-0.30%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.11ドル -0.49ドル(-0.46%)
ゴールドマン・サックス(GS)498.51ドル +1.59ドル(+0.31%)
インテル(INTC) 23.91ドル -0.01ドル(-0.04%)
アップル(AAPL) 227.79ドル +0.27ドル(+0.11%)
アルファベット(GOOG) 165.29ドル +1.46ドル(+0.89%)
メタ(META) 567.36ドル -0.48ドル(-0.08%)
キャタピラー(CAT) 391.08ドル +0.12ドル(+0.03%)
アルコア(AA) 39.27ドル -0.01ドル(-0.02%)
ウォルマート(WMT) 79.78ドル -0.14ドル(-0.17%)
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