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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、域内減速懸念も日銀正常化観測は一服

*14:04JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、域内減速懸念も日銀正常化観測は一服
■強含み、ECBは早期追加利下げに慎重な姿勢

今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)は早期追加利下げには慎重であること、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.5pt幅の利下げが決定されたことから、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは縮小。週後半のユーロ・ドルは主に1.11ドル台で推移した。取引レンジ:1.1069ドル-1.1189ドル。

■もみ合いか、欧米中銀の政策方針にらみ売買交錯も

来週のユーロ・ドルはもみ合いか。米国の利下げサイクル入りではあるが、ユーロ圏経済の弱さが目立ち、9月PMI製造業・サービス業などが注目される。市場予想を下回った場合、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げが見込まれ、ユーロ売りがやや強まる可能性がある。

予想レンジ:1.1050ドル-1.1250ドル

■反発、日欧金利差縮小を想定したユーロ売りは縮小

今週のユーロ・円は反発。欧州中央銀行(ECB)は早期追加利下げには慎重であることから、日欧金利差の縮小を想定したユーロ売りは縮小し、リスク選好的なユーロ買い・円売りが広がった。20日の欧米市場で一時161円台前半までユーロ高円安が進行した。原油先物の反発も円売り材料となったようだ。取引レンジ:155円15銭-161円16銭。

■下げ渋りか、域内減速懸念も日銀正常化観測は一服

来週のユーロ・円は下げ渋りか。域内経済はさえない状況が続いていることから、欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの思惑は消えていない。製造業PMIなど企業景況感に関する経済指標が低調だった場合、ユーロ売りを後押しする要因に。一方、日本銀行による金融正常化が早急に実現される状況ではないことから、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・23日(月):S&Pグローバル9月製造業PMI
・23日(月):S&Pグローバル9月サービス業PMI

予想レンジ:159円00銭-162円00銭




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