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後場に注目すべき3つのポイント~金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
2024/05/15 12:27
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
・ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は続伸、金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
日経平均は続伸。前日比135.09円高(+0.35%)の38491.15円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は126.60ドル高(+0.32%)の39558.11ドル、ナスダックは122.94ポイント高(+0.75%)の16511.18、S&P500は25.26ポイント高(+0.48%)の5246.68で取引を終了した。予想を上回った4月生産者物価指数(PPI)を受け、まちまちで寄り付いた。利下げ観測の後退が重しとなり伸び悩んだが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレの改善があまり見られず高金利で据え置く姿勢を示したが利上げの可能性を予想していないと再表明、さらに4月消費者物価指数(CPI)の鈍化の思惑が買い材料となり相場は上昇。長期金利の低下で特にハイテク中心に買われ相場を一段と押し上げた。終盤にかけ上げ幅を拡大し、ナスダックは過去最高値で終了。
米国株が上昇したことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから決算発表銘柄を対象とした物色が広がり、前場のプライム市場の売買代金は2.6兆円と商いは活況。一方、日経平均は一時38816.60円まで上げ幅を拡大する場面が見られたものの、買い一巡後は足元の金利高への警戒などから上げ幅を縮小。25日移動平均線が位置する38431円水準が意識されて前引けを迎えた。
日経平均採用銘柄では、好業績と株主還元策が材料視されて三越伊勢丹<3099>が急騰したほか、自社株買いの取得枠設定や中期計画などがポジティブ視されたソニーグループ<6758>も大幅高。また、三住トラスト<8309>、アマダ<6113>、横浜ゴム<5101>、太平洋セメント<5233>、三菱重<7011>が買われた。
一方、前期実績、今期見通しともに市場予想を下振れたニトリHD<9843>が急落したほか、カシオ<6952>、出光興産<5019>、コニカミノルタ<4902>、電通グループ<4324>、荏原製作所<6361>も決算が嫌気されて売られた。
業種別では、ゴム製品、精密機器、電気機器、輸送用機器、鉱業、銀行業などが上昇した一方、石油・石炭製品、繊維製品、不動産業、電気・ガス業、陸運業などが下落した。
決算発表は本日ピークを迎える。後場も引き続き取引時間中に発表される決算銘柄に関心は向かおう。12時台には、エーザイ<4523>、DIC<4631>、コナカ<7494>、13時台には、亀田菓<2220>、大王紙<3880>、三井化学<4183>、三菱ケミカルグループ<4188>、TOW<4767>、WOWOW<4839>、フマキラー<4998>、14時台には、昭和化<4990>、バンドー<5195>、日本コン<5269>、日軽金HD<5703>、GSIクレオス<8101>などが予定されている。
■ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
15日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、156円56銭から156円31銭まで下落後は値を戻す展開となった。米10年債利回りの前日の低下でドルは売りが強まったが、足元は下げ一服。一方、日経平均株価は堅調地合いを維持し日本株高が好感された。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円31銭から156円56銭、ユーロ・円は169円08銭から169円36銭、ユーロ・ドルは1.0813ドルから1.0826ドル。
■後場のチェック銘柄
・マーケットエンタープライズ<3135>、i-plug<4177>など、9銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・4月生産者物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、3月:-0.1%←+0.2%)
・米・4月生産者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.2%、3月:-0.1%←+0.2%
・米・4月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.2%、3月:+1.8%←+2.1%)
・米・4月生産者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.3%、3月:+2.1%←+2.4%)
【要人発言】
・シュミッド米カンザスシティ連銀総裁
「金利はしばらく高止まりの可能性がある」
「インフレ率は依然として高すぎる」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
・ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は続伸、金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
日経平均は続伸。前日比135.09円高(+0.35%)の38491.15円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は126.60ドル高(+0.32%)の39558.11ドル、ナスダックは122.94ポイント高(+0.75%)の16511.18、S&P500は25.26ポイント高(+0.48%)の5246.68で取引を終了した。予想を上回った4月生産者物価指数(PPI)を受け、まちまちで寄り付いた。利下げ観測の後退が重しとなり伸び悩んだが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレの改善があまり見られず高金利で据え置く姿勢を示したが利上げの可能性を予想していないと再表明、さらに4月消費者物価指数(CPI)の鈍化の思惑が買い材料となり相場は上昇。長期金利の低下で特にハイテク中心に買われ相場を一段と押し上げた。終盤にかけ上げ幅を拡大し、ナスダックは過去最高値で終了。
米国株が上昇したことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから決算発表銘柄を対象とした物色が広がり、前場のプライム市場の売買代金は2.6兆円と商いは活況。一方、日経平均は一時38816.60円まで上げ幅を拡大する場面が見られたものの、買い一巡後は足元の金利高への警戒などから上げ幅を縮小。25日移動平均線が位置する38431円水準が意識されて前引けを迎えた。
日経平均採用銘柄では、好業績と株主還元策が材料視されて三越伊勢丹<3099>が急騰したほか、自社株買いの取得枠設定や中期計画などがポジティブ視されたソニーグループ<6758>も大幅高。また、三住トラスト<8309>、アマダ<6113>、横浜ゴム<5101>、太平洋セメント<5233>、三菱重<7011>が買われた。
一方、前期実績、今期見通しともに市場予想を下振れたニトリHD<9843>が急落したほか、カシオ<6952>、出光興産<5019>、コニカミノルタ<4902>、電通グループ<4324>、荏原製作所<6361>も決算が嫌気されて売られた。
業種別では、ゴム製品、精密機器、電気機器、輸送用機器、鉱業、銀行業などが上昇した一方、石油・石炭製品、繊維製品、不動産業、電気・ガス業、陸運業などが下落した。
決算発表は本日ピークを迎える。後場も引き続き取引時間中に発表される決算銘柄に関心は向かおう。12時台には、エーザイ<4523>、DIC<4631>、コナカ<7494>、13時台には、亀田菓<2220>、大王紙<3880>、三井化学<4183>、三菱ケミカルグループ<4188>、TOW<4767>、WOWOW<4839>、フマキラー<4998>、14時台には、昭和化<4990>、バンドー<5195>、日本コン<5269>、日軽金HD<5703>、GSIクレオス<8101>などが予定されている。
■ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ
15日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、156円56銭から156円31銭まで下落後は値を戻す展開となった。米10年債利回りの前日の低下でドルは売りが強まったが、足元は下げ一服。一方、日経平均株価は堅調地合いを維持し日本株高が好感された。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円31銭から156円56銭、ユーロ・円は169円08銭から169円36銭、ユーロ・ドルは1.0813ドルから1.0826ドル。
■後場のチェック銘柄
・マーケットエンタープライズ<3135>、i-plug<4177>など、9銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・4月生産者物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、3月:-0.1%←+0.2%)
・米・4月生産者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.2%、3月:-0.1%←+0.2%
・米・4月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.2%、3月:+1.8%←+2.1%)
・米・4月生産者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.3%、3月:+2.1%←+2.4%)
【要人発言】
・シュミッド米カンザスシティ連銀総裁
「金利はしばらく高止まりの可能性がある」
「インフレ率は依然として高すぎる」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>