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NYの視点:NY連銀調査、消費者のインフレ期待根強い

*07:41JST NYの視点:NY連銀調査、消費者のインフレ期待根強い
NY連銀が発表した2月の調査結果で、消費者の今後12カ月のインフレ期待は1月の3%から予想以上に上昇し、3.13%となった。 昨年10月の2.87%から上昇基調にある。3年は2.99%から3%へ上昇。やはり10月2.54%から上昇基調。5年は2.98%で変わらずだった。消費者のインフレへの懸念は根強いことが明かになった。中間住宅価格予想は+3.28%と、昨年11月から3カ月連続で上昇。ガソリン価格予想は+5.09%と、12月から2カ月連続で上昇した。食品価格や賃貸の予想も前月から上昇。

雇用関連では、従業員の労働市場への信頼を示す自主退職の割合は17.6%と19.88%から低下。雇用を失ったのち、3カ月で仕事が見つかると予想した割合は51.21%と、51.54%から低下するなど、労働市場への自信も後退しつつある。1年の賃金の伸び期待率は+3.06%と、11月来で最高。1年の消費支出期待も+5.02%と、1月+4.39%から上昇するなど、消費は依然堅調な証拠が見られている。

同時に、金融状況が悪化すると見ている世帯の割合は27.4%を占め、2023年11月来で最高となった。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週の講演で、関税が短期的なインフレ期待を引き上げる可能性に言及したが、「長期インフレ期待が重要だ」と指摘。
NY連銀調査結果でも長期期待インフレが抑制されている証拠となっておりFRBが当面政策を据え置く方針を正当化する。

■米2月NY連銀調査
期待
1年インフレ:3.13%(予想3.1%、1月3%)、3年:3%(1月2.99%)、5年2.98%(2.98%)

中間住宅価格:+3.28%(1月+3.17%)
ガソリン価格:+3.74%(1月+2.58%)
食品価格:+5.09%(1月+4.60%)
メディケア:+7.16%(+6.78%)
賃貸:+6.7%(+5.96%)
賃金の伸び:+2.98%(+2.97%)

雇用を失う:14.1%(14.21%)
自主退職:17.6%(19.88%)
雇用を失ったのち、3カ月で仕事が見つかる:51.21%(51.54%)
1年の賃金の伸び:+3.06%(+2.97%)
1年の消費支出:+5.02%(+4.39%)
3カ月間で、支払い不能となる可能性:14.56%(13.32%)




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