フィスコニュース


トランプ関税リスクを警戒

*08:38JST トランプ関税リスクを警戒
 4日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりそうだ。3日の米国市場は、NYダウが649ドル安、ナスダックは497ポイント安だった。2月の米ISM製造業景況指数が予想以上に低下し、米国経済に対する不透明感が広がった。また、トランプ米大統領が会見で、4日に対メキシコ、カナダの関税を発動することを再確認すると、警戒感からの売りが強まり、終盤にかけて下落幅を広げる形になった。シカゴ日経225先物は大阪比550円安の37310円。円相場は1ドル=149円60銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。前日に自律反発をみせたものの、これを帳消しにする可能性があり、センチメントを冷ますことになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37090円まで下落幅を広げる場面もみられた。再び節目の37000円を割り込んでくるようだと、ヘッジ対応のショートの動きが強まる可能性があり、先物主導によるインデックス売買に振らされる展開が警戒されそうだ。

 また、米国ではエヌビディアが8%を超える下落となった。中国の業者が「米国の輸出規制を回避して同社の最新AI半導体を注文している」と一部報じられたことが、対中半導体規制の強化への警戒につながったようである。他の半導体株なども弱い値動きのなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりそうだ。

 さらに、トランプ大統領は為替にも言及しており、円や中国元は通貨として弱く、通貨安の国に関税を課すと述べたようである。円高に振れやすいなか、輸出関連などは手掛けづらくさせそうである。まずは売り一巡後の底堅さを見極めつつ、インデックス売買に振らされにくい中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買に向かわせそうである。



<AK>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/03/03 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,223 銘柄
1,849 銘柄   売り
 
 
 
6758 ソニーG 売り転換
8058 三菱商事 買い転換
2914 日本たばこ産業 買い転換
7011 三菱重工業 買い転換
7751 キヤノン 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS