フィスコニュース


大幅な下落に対する自律反発を意識したスタンスに

*08:51JST 大幅な下落に対する自律反発を意識したスタンスに
 6日の日本株市場は、不安定ながらも直近の大幅な下落に対する自律反発を意識したスタンスになりそうだ。5日の米国市場は、NYダウが1033ドル安、ナスダックは576ポイント安だった。先週末の7月の米雇用統計を受けた景気後退懸念からの売りが続いた。世界株安で投資家心理が急速に悪化しており、これまで相場をけん引してきたハイテク株の下げが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1810円高の33190円。円相場は1ドル145円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。昨日の日経平均株価はブラックマンデー時の下落幅を超える記録的な下げとなった。週明けの米国市場も大きく下げており、世界株安の動きは止まっていないものの、記録的な下落に対する自律反発狙いの動きが入りやすいだろう。昨日の東証プライムの売買高は40億株台に膨れており、セリングクライマックスが意識されてくる可能性はある。為替市場では前日に1ドル=141円台に突入したいたが、現在は1ドル=145円台と急激な円高進行が落ち着いていることも、やや安心感につながるだろう。

 米国ではVIX指数が一時65.73まで急伸する場面もみられた。終値は38.57となったが、リスク回避に向かわせやすい20を上回っている。明確な底入れを見極めるまでは荒い値動きが続くと考えられ、これによりヘッジ対応の商いも強まることは警戒されそうである。ただし、米国においてもセリングクライマックスが意識されてくる可能性があるほか、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを前に、緊急利下げ期待も高まってきているようである。

 楽観視はできないものの、昨日はメガバンクや大手商社株でストップ安となる銘柄がみられるなど、持ち高を圧縮する動きが一気に加速したようである。イレギュラー的な下落との見方にも向かわせやすく、修正リバウンドを狙った動きに期待したいところだろう。好決算ながらも大きく売られていた銘柄も多く、あらためて決算評価の動きも意識されそうである。なお、昨日の引け後に決算を発表したところでは、伊藤忠<8001>、オリックス<8591>、日製鋼所<5631>、GSユアサ<6674>、UBE<4208>、キッコマン<2801>、アルフレッサ<2784>、ツムラ<4540>、長瀬産<8012>、邦チタニウム<5727>、日立造<7004>、オークマ<6103>などが注目される。


<AK>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/09/18 15:00 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   668 銘柄
1,864 銘柄   売り
 
 
 
8035 東京エレクトロン 買い転換
9022 東海旅客鉄道 売り転換
4307 野村総合研究所 売り転換
9843 ニトリH 売り転換
4716 日本オラクル 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS