フィスコニュース


日経平均は小幅反落、円高ドル安進行が重しに

*12:10JST 日経平均は小幅反落、円高ドル安進行が重しに
 日経平均は小幅反落。前日比37.69円安(-0.10%)の37491.80円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えている。

 20日の米国株式市場は反落。ダウ平均は114.83ドル安の42677.24ドル、ナスダックは72.75ポイント安の19142.71で取引を終了した。売買材料に乏しく、寄り付き後はまちまち。連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策当局者が現在の政策金利が良好な位置にあり、当面静観することが適切との見解を表明したため利下げ期待の後退で相場は売りを加速し、終了した。

 米国株反落を受けて、東京市場はまちまちで取引を開始した。日経平均は前日終値水準をやや上回ってスタートした後は、為替が1ドル143円台に入るなど円高推移が嫌気されて積極的な買いは手控えられて前日終値比マイナス圏で推移。目立った売り圧力も強まらず、日経平均は37500円水準でのもみ合いとなった。

 日経平均採用銘柄では、前日に決算と発行済株数の5.68%の自社株消却と同3.53%の自社株買いの発表を行ったが、SOMPOホールディングス<8630>は大幅安。また、取引先の米半導体ウルフスピードが破産法の申請準備と報じられたことで、ルネサスエレクトロニクス<6723>も売られたほか、ディスコ<6146>、アドバンテスト<
6857>など半導体株の一角もさえない。このほか、東京海上<8766>、フジクラ<5803>、住友電工<5802>、ソニーグループ<6758>、安川電機<6506>などが売られた。

 一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にソシオネクスト<6526>が買い優勢となった。また、資本効率の向上期待などが引き続き材料となりみずほ<8411>も買われたほか、しずおかFG<5831>、コンコルディア<7186>、ふくおか<8354>など地銀株も上昇。このほか、IHI<7013>、トクヤマ<4043>、丸井グループ<8252>、王子HD
<3861>などが買われた。

 業種別では、保険、その他製品、非鉄金属、サービス、電気機器などが下落した一方、銀行、鉱業、石油・石炭、パルプ・紙、卸売などが上昇した。

 前場のプライム市場の売買代金は2兆円を下回っており、引き続き様子見姿勢の強い地合いが続いている。カナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されるほか、23日には赤澤経済再生担当大臣が3回目の日米閣僚交渉で訪米する。市場は、これらの会合結果を見極めたいとするムードが強い。日経平均は昨年9月以降のレンジ下限
38000円が、足元の上値抵抗に転換したこともあり、後場の東京市場も積極的な売買は手控えられ静かな地合いが続くだろう。



<AK>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/05/20 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,410 銘柄
1,725 銘柄   売り
 
 
 
6861 キーエンス 買い転換
9433 KDDI 売り転換
7011 三菱重工業 買い転換
7751 キヤノン 売り転換
8002 丸紅 売り転換



注目コラムランキング

 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS