フィスコニュース


日経平均は大幅高で3日続伸、円安推移で一時38000円台回復

*12:10JST 日経平均は大幅高で3日続伸、円安推移で一時38000円台回復
 日経平均は大幅高で3日続伸。前日比546.71円高(+1.46%)の37943.23円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えている。

 17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は353.44ドル高の41841.63ドル、ナスダックは54.57ポイント高の17808.66で取引を終了した。小売売上高が予想を下回ったもののプラス圏回復で、警戒された程悪化せず安心感に寄り付き後、上昇。ダウは中国の小売り売上高の改善に加え、同政府が消費支出拡大する支援策を計画しているとの報道が支援となり、続伸した。ナスダックは、開発者会議「gtc 2025」でのエヌビディアCEOの基調演説を控えた神経質な展開に一時下落も、連邦準備制度理事会
(FRB)の利下げ期待を受けた買いや押し目買いに上昇に転じた。相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大し終了。

 米国株の上昇や為替の円安ドル高などを背景に東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は37800円台でスタートした後は、一時38000円台を回復する場面も見られた。やや達成感も意識されて、前場38000円台を維持することはできなかったが、崩れることなくしっかりとした推移となった。

 日経平均採用銘柄では、米バークシャーが買い増したことで、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、住友商事<8053>の5大商社がそろって買われたほか、豊田通商<8015>もつれ高。また、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が上昇した。
このほか、東京海上<8766>、安川電機<6506>、三井不動産<8801>、三菱UFJ<8306>などが買われた。

 一方、東京電力HD<9501>が売られたほか、中部電力<9502>など電力株も総じて弱い。また、IHI<7013>、三菱電機<6503>、三菱重工業<7011>、日本製鋼所<5631>など防衛関連も売られた。このほか、ヤマトHD<9064>、三越伊勢丹<3099>、オークマ<6103>、東海カーボン<5301>などがさえない。

 業種別では、卸売、保険、輸送用機器、銀行、不動産などが上昇した一方、電気・ガスのみ下落した。

 為替が1ドル149円50銭台まで円安ドル高が進んでおり、後場も為替の円安推移が下支えとなり東京市場は堅調推移となろう。前引け前に、イスラエル軍がガザ地区を大規模空爆したと報じられたが影響は限定的。日経平均が終値ベースで38000円台を回復できれば、2月27日以来となる。短期的な達成感も意識されそうだが、終値ベースでの日経平均の38000円台回復が後場の注目となろう。



<AK>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/03/17 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,841 銘柄
1,332 銘柄   売り
 
 
 
6501 日立製作所 売り転換
9983 ファーストリテ 売り転換
4502 武田薬品工業 売り転換
6702 富士通 売り転換
5108 ブリヂストン 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS