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東証グロ-ス指数は大幅続落、利上げ観測など重しに
2025/12/02 17:01
*17:01JST 東証グロ-ス指数は大幅続落、利上げ観測など重しに
東証グロース市場指数 878.20 -22.36/出来高 2億5806万株/売買代金 1325億円東証グロース市場250指数 666.45 -16.99/出来高 1億4926万株/売買代金 1027億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅続落。値下がり銘柄数は454、値上がり銘柄数は121、変わらずは33。
前日1日の米株式市場でダウ平均は6日ぶり反落。暗号資産相場の下落や円キャリートレードの巻き戻しなどのリスクが警戒され、また、ISM製造業景況指数の悪化や、ベネズエラを巡る地政学的リスクの上昇に加え、長期金利の上昇も嫌気された。
今日のグロ-ス市場は昨日に続いて売り優勢の展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.59%安となった。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことも新興市場で株価を抑える要因となった。さらに、国内長期金利の上昇や、日銀の12月利上げに対する警戒感も引き続き投資家心理を慎重にさせた。一方、昨日の東証グロース市場指数が1.9%近く下落したことから、自律反発狙いの買いが入る場面も見られたが、積極的な買いにはつながらず、今日の新興市場は昨日に続いてほぼ終日、売りが優勢の展開で、東証グロース市場指数は安値引けとなった。
個別では、26年2月期業績予想を下方修正したアクアライン<6173>、新規化合物群に関する特許取得で前日急騰し利益確定売りが先行したPRISMBio<206A>、前日まで3日連続ストップ高で利益確定売りがかさんだトランスGG<2342>、前日急騰の反動安となった総医研<2385>が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>や技術承継機構<319A>が下落。値下がり率上位には、免疫生物<4570>、イメージ情<3803>
などが顔を出した。
一方、ベネッセi-キャリアがAI自動採点サービスを導入したと発表したエイチエムコム<265A>、引き続きタミバロテン(AM80)の用途に関する米国での特許査定が手掛かり材料となったラクオリア創薬<4579>、200日線を回復し先高期待が高まったホープ<6195>、25日線を回復し先高期待が高まったVALUENEX<4422>が上げた。時価総額上位銘柄では、MTG<7806>が上昇。値上がり率上位には、BRANU<460A>、Retty<7356>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 460A|BRANU | 1550| 218| 16.37|
2| 7356|Retty | 182| 18| 10.98|
3| 303A|visumo | 1036| 78| 8.14|
4| 4422|VALUENEX | 511| 31| 6.46|
5| 6195|ホープ | 211| 12| 6.03|
6| 6580|ライトアップ | 3430| 195| 6.03|
7| 265A|エイチエムコム | 1094| 56| 5.39|
8| 3652|DMP | 2302| 117| 5.35|
9| 4179|ジーネクスト | 307| 15| 5.14|
10| 3359|cotta | 521| 25| 5.04|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4570|免疫生物研究所 | 3120| -700| -18.32|
2| 2342|トランスG | 407| -80| -16.43|
3| 2385|総医研 | 264| -48| -15.38|
4| 3803|イメージ情 | 564| -100| -15.06|
5| 4592|サンバイオ | 1756| -271| -13.37|
6| 206A|PRISMBio | 196| -30| -13.27|
7| 7318|セレンディップ | 1080| -159| -12.83|
8| 464A|QPSHD | 1551| -189| -10.86|
9| 6173|アクアライン | 212| -25| -10.55|
10| 4588|オンコリス | 1015| -105| -9.38|
<SK>
東証グロース市場指数 878.20 -22.36/出来高 2億5806万株/売買代金 1325億円東証グロース市場250指数 666.45 -16.99/出来高 1億4926万株/売買代金 1027億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅続落。値下がり銘柄数は454、値上がり銘柄数は121、変わらずは33。
前日1日の米株式市場でダウ平均は6日ぶり反落。暗号資産相場の下落や円キャリートレードの巻き戻しなどのリスクが警戒され、また、ISM製造業景況指数の悪化や、ベネズエラを巡る地政学的リスクの上昇に加え、長期金利の上昇も嫌気された。
今日のグロ-ス市場は昨日に続いて売り優勢の展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.59%安となった。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことも新興市場で株価を抑える要因となった。さらに、国内長期金利の上昇や、日銀の12月利上げに対する警戒感も引き続き投資家心理を慎重にさせた。一方、昨日の東証グロース市場指数が1.9%近く下落したことから、自律反発狙いの買いが入る場面も見られたが、積極的な買いにはつながらず、今日の新興市場は昨日に続いてほぼ終日、売りが優勢の展開で、東証グロース市場指数は安値引けとなった。
個別では、26年2月期業績予想を下方修正したアクアライン<6173>、新規化合物群に関する特許取得で前日急騰し利益確定売りが先行したPRISMBio<206A>、前日まで3日連続ストップ高で利益確定売りがかさんだトランスGG<2342>、前日急騰の反動安となった総医研<2385>が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>や技術承継機構<319A>が下落。値下がり率上位には、免疫生物<4570>、イメージ情<3803>
などが顔を出した。
一方、ベネッセi-キャリアがAI自動採点サービスを導入したと発表したエイチエムコム<265A>、引き続きタミバロテン(AM80)の用途に関する米国での特許査定が手掛かり材料となったラクオリア創薬<4579>、200日線を回復し先高期待が高まったホープ<6195>、25日線を回復し先高期待が高まったVALUENEX<4422>が上げた。時価総額上位銘柄では、MTG<7806>が上昇。値上がり率上位には、BRANU<460A>、Retty<7356>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 460A|BRANU | 1550| 218| 16.37|
2| 7356|Retty | 182| 18| 10.98|
3| 303A|visumo | 1036| 78| 8.14|
4| 4422|VALUENEX | 511| 31| 6.46|
5| 6195|ホープ | 211| 12| 6.03|
6| 6580|ライトアップ | 3430| 195| 6.03|
7| 265A|エイチエムコム | 1094| 56| 5.39|
8| 3652|DMP | 2302| 117| 5.35|
9| 4179|ジーネクスト | 307| 15| 5.14|
10| 3359|cotta | 521| 25| 5.04|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4570|免疫生物研究所 | 3120| -700| -18.32|
2| 2342|トランスG | 407| -80| -16.43|
3| 2385|総医研 | 264| -48| -15.38|
4| 3803|イメージ情 | 564| -100| -15.06|
5| 4592|サンバイオ | 1756| -271| -13.37|
6| 206A|PRISMBio | 196| -30| -13.27|
7| 7318|セレンディップ | 1080| -159| -12.83|
8| 464A|QPSHD | 1551| -189| -10.86|
9| 6173|アクアライン | 212| -25| -10.55|
10| 4588|オンコリス | 1015| -105| -9.38|
<SK>


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