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IDOM Research Memo(4):沿革、同社のビジネスモデル及び前2025年2月期決算の実績と今期予想

*19:24JST IDOM Research Memo(4):沿革、同社のビジネスモデル及び前2025年2月期決算の実績と今期予想
IDOM<7599>・前2025年2月期決算実績の概要
前期は売上が前期比18.3%増の4,967億円、営業利益は同23.4%増の199億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同17.5%増の134億円となった。積極的な大型店の出店に伴う販管費の増加を販売数量増と在庫・価格コントロールにより会社計画は若干未達ながら大幅な増収増益を達成した。販売台数と営業利益は過去最高を更新した。国内事業の強化に向けて、黒字経営であった豪州事業の売却(2023年2月期第1四半期まで連結対象)と国内での大型店舗への先行投資を継続。大型店でのピット作業の強化などの人員増強に対して、小売一台あたり粗利(小売台粗利)を高水準に維持した上で、小売台数が3%増を達成した事などが貢献した。

・キーファクターの動向
前期の小売台数は3%増の149.0千台と過去最高台数を達成する中、小売台粗利は45万円/台と修正予想(41〜44万円)の上限を超えるレベルを確保した。中古車市場は全般的に低調で相場が下落する中、在庫をコントロールし値引き販売を抑制できたことが大きく寄与した模様。また、卸売台数は13%増の144千台、卸売台粗利は12万円/台と同+2万円を確保し収益増に貢献した。

・戦略的コストの動向
今後も継続される大型店の出店に備え、人件費・採用費(前期比51億円増)や大型店出店関連費(地代家賃や広告宣伝費など)も同19億円増となった。販管費は合計で104億円上積みされた。大型店100店舗に向けて大型店の出展計画は前倒しで実施しており、前期は16店舗増設し69店舗となった。

・キャッシュフローの動向
在庫積み増し前のキャッシュフローは計画水準の186億円を確保。大型店拡大に向けた在庫積み増し(136億円)と相場影響による在庫単価上昇(80億円)に加え、割賦販売の強化のため売上債権が100億円増加したことから、フリーキャッシュフローは△200億円となった。

・今2026年2月期決算予想
今期の会社計画は売上高で前期比10.1%増の5,468億円、営業利益で同1.1%増の201億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.0%減の125億円。中古車市場はやや低調に推移しているが、大型店出店に伴うコスト増を小売台数の増加と小売台粗利の高水準維持などにより増収増益を予想している。整備工場併設型の大型店による品揃え強化、顧客満足度の向上、ガリバーブランドの強化を進めている。
また、同社は業績連動型配当を採用していることから、今期末の一株当たり配当金は37.35円を予定している。




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