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クリレスHD Research Memo(5):M&Aの実施に伴い、2025年2月期の業績予想(売上収益)を増額修正
2024/10/22 13:05
*13:05JST クリレスHD Research Memo(5):M&Aの実施に伴い、2025年2月期の業績予想(売上収益)を増額修正
■クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の業績見通し
1. 2025年2月期の業績予想
2025年2月期の業績予想について同社は、M&Aの影響を加味して売上収益予想を増額修正した(利益予想は据え置き)。修正後の売上収益を前期比7.0%増の156,000百万円(修正幅+3,000百万円)、営業利益を同31.4%増の9,300百万円、税引前利益を同31.2%増の8,700百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同21.0%増の6,100百万円と見込んでいる。
国内消費の活発化やインバウンド需要の継続などを背景として、各カテゴリーが好調に推移するとともに、M&Aによる上乗せ分が増収に寄与する。
損益面では、厳しい収益環境(原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等)が続くなか、売上収益の伸びやコストコントロールの継続に加え、これまで取り組んできた筋肉質なコスト構造への転換が奏功し、大幅な増益を実現する見通しとなっている。なお、売上収益予想を増額修正したにもかかわらず利益予想を据え置いたのは、主にM&A先に対するPMIコスト(システム関連費用等)を保守的に見ていることが理由である。
2. 今後の注目点
弊社でも、先行き不透明な経済環境については、引き続き注意が必要であるものの、既存店が順調に伸びていることや、筋肉質なコスト構造への転換が進んでいることから、同社の業績予想には十分に合理性があると見ている。また、M&Aによる影響(売上収益+30億円の増額、利益据え置き)についても、2件ともに収益基盤が安定していることを勘案すれば、難しい前提とは言えないであろう。なお、M&Aによる財務への影響については、第3四半期決算(2024年11月末のバランスシート)を待つ必要があるが、弊社では買収金額の規模から判断して限定的なものと見ている(すなわち、追加的なM&Aの実行余力は十分あると判断している)。今後の注目点は、M&Aによるシナジー創出や注力するコントラクト事業の強化などを含め、来期以降の成長(ポートフォリオの強化)に向けて、いかに軸となるものを育てていけるかがポイントになるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
■クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の業績見通し
1. 2025年2月期の業績予想
2025年2月期の業績予想について同社は、M&Aの影響を加味して売上収益予想を増額修正した(利益予想は据え置き)。修正後の売上収益を前期比7.0%増の156,000百万円(修正幅+3,000百万円)、営業利益を同31.4%増の9,300百万円、税引前利益を同31.2%増の8,700百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同21.0%増の6,100百万円と見込んでいる。
国内消費の活発化やインバウンド需要の継続などを背景として、各カテゴリーが好調に推移するとともに、M&Aによる上乗せ分が増収に寄与する。
損益面では、厳しい収益環境(原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等)が続くなか、売上収益の伸びやコストコントロールの継続に加え、これまで取り組んできた筋肉質なコスト構造への転換が奏功し、大幅な増益を実現する見通しとなっている。なお、売上収益予想を増額修正したにもかかわらず利益予想を据え置いたのは、主にM&A先に対するPMIコスト(システム関連費用等)を保守的に見ていることが理由である。
2. 今後の注目点
弊社でも、先行き不透明な経済環境については、引き続き注意が必要であるものの、既存店が順調に伸びていることや、筋肉質なコスト構造への転換が進んでいることから、同社の業績予想には十分に合理性があると見ている。また、M&Aによる影響(売上収益+30億円の増額、利益据え置き)についても、2件ともに収益基盤が安定していることを勘案すれば、難しい前提とは言えないであろう。なお、M&Aによる財務への影響については、第3四半期決算(2024年11月末のバランスシート)を待つ必要があるが、弊社では買収金額の規模から判断して限定的なものと見ている(すなわち、追加的なM&Aの実行余力は十分あると判断している)。今後の注目点は、M&Aによるシナジー創出や注力するコントラクト事業の強化などを含め、来期以降の成長(ポートフォリオの強化)に向けて、いかに軸となるものを育てていけるかがポイントになるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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