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RIZAP-G Research Memo(9):2025年3月期は増収増益、通期での黒字転換を予想
2024/09/12 13:09
*13:09JST RIZAP-G Research Memo(9):2025年3月期は増収増益、通期での黒字転換を予想
■業績動向
3. 2025年3月期の業績見通し
RIZAPグループ<2928>の2025年3月期の業績見通しは、売上収益が177,700百万円(前期比6.9%増)、営業利益が6,300百万円(前期は594百万円の損失)、税引前利益が3,100百万円(同4,524百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,000百万円(同4,300百万円の損失)と、chocoZAP事業の先行投資フェーズが終了したことにより通期での黒字転換を予想する(期初予想通り)。
売上収益に関しては、引き続きchocoZAP事業における新規出店及び会員基盤の拡充を進めることなどにより増収を見込む。2024年3月期は“新規会員数の獲得”に注力し、出店や広告宣伝を積極的に行ったが、2025年3月期は“既存会員の満足度向上”に重点を移す。施策としては、新サービス(カラオケ、洗濯・乾燥機、ピラティスなど)の導入加速、ちょこっとサポート導入(トレーナー配置)、コンシェルジュ導入(コールセンター)、清掃の強化などが中心となる。2025年3月期通期では、既存店舗に対する新サービス導入に30億円、ちょこっとサポート・コンシェルジュ導入に70億円の投資を行う計画である。2025年3月期第1四半期には約13億円の店舗品質向上への投資を行った。結果として、退会率は足元が良化傾向である。出店に関しては、出店数計画は公表していないが、2025年3月期に100億円の出店投資を行う計画であり、前期実績(904店増加)を上回る出店が予想される。chocoZAP関連では、広告事業、chocoZAPメディカル、官民連携コンビニジム、研究施設内出店、海外出店など将来を見据えた施策も積極化する。上期は品質・顧客満足度向上や施策の投資が集中するために、営業利益の伸びの鈍化が予想されるが、下期から2026年3月期にかけては大きく利益を成長させる想定である。
その他の既存事業に関しては、2024年3月期までに行ってきた構造改革や先行投資の成果が顕在化している。グループ横断的な取り組みの事例として、chocoZAPの新サービス「ピラティス」をSDエンターテイメントの協力の下実現したことや、グループ会社による各種機器の調達などがある。今後も必要に応じて、グループ横断的なコスト最適化や業務合理化による固定費の削減、不採算店舗の高収益業態への転換や統廃合などを進めるが、2025年3月期からは回収・再投資期間に入る。
chocoZAP事業が既に月次黒字化しており、新サービスや人的サービスへの投資によりさらに事業モデルが強化され、利益計画を上回って達成してくるものと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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■業績動向
3. 2025年3月期の業績見通し
RIZAPグループ<2928>の2025年3月期の業績見通しは、売上収益が177,700百万円(前期比6.9%増)、営業利益が6,300百万円(前期は594百万円の損失)、税引前利益が3,100百万円(同4,524百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,000百万円(同4,300百万円の損失)と、chocoZAP事業の先行投資フェーズが終了したことにより通期での黒字転換を予想する(期初予想通り)。
売上収益に関しては、引き続きchocoZAP事業における新規出店及び会員基盤の拡充を進めることなどにより増収を見込む。2024年3月期は“新規会員数の獲得”に注力し、出店や広告宣伝を積極的に行ったが、2025年3月期は“既存会員の満足度向上”に重点を移す。施策としては、新サービス(カラオケ、洗濯・乾燥機、ピラティスなど)の導入加速、ちょこっとサポート導入(トレーナー配置)、コンシェルジュ導入(コールセンター)、清掃の強化などが中心となる。2025年3月期通期では、既存店舗に対する新サービス導入に30億円、ちょこっとサポート・コンシェルジュ導入に70億円の投資を行う計画である。2025年3月期第1四半期には約13億円の店舗品質向上への投資を行った。結果として、退会率は足元が良化傾向である。出店に関しては、出店数計画は公表していないが、2025年3月期に100億円の出店投資を行う計画であり、前期実績(904店増加)を上回る出店が予想される。chocoZAP関連では、広告事業、chocoZAPメディカル、官民連携コンビニジム、研究施設内出店、海外出店など将来を見据えた施策も積極化する。上期は品質・顧客満足度向上や施策の投資が集中するために、営業利益の伸びの鈍化が予想されるが、下期から2026年3月期にかけては大きく利益を成長させる想定である。
その他の既存事業に関しては、2024年3月期までに行ってきた構造改革や先行投資の成果が顕在化している。グループ横断的な取り組みの事例として、chocoZAPの新サービス「ピラティス」をSDエンターテイメントの協力の下実現したことや、グループ会社による各種機器の調達などがある。今後も必要に応じて、グループ横断的なコスト最適化や業務合理化による固定費の削減、不採算店舗の高収益業態への転換や統廃合などを進めるが、2025年3月期からは回収・再投資期間に入る。
chocoZAP事業が既に月次黒字化しており、新サービスや人的サービスへの投資によりさらに事業モデルが強化され、利益計画を上回って達成してくるものと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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