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ロジザード Research Memo(7):2025年6月期も引き続き増収増益を見込む
2024/09/06 14:07
*14:07JST ロジザード Research Memo(7):2025年6月期も引き続き増収増益を見込む
■ロジザード<4391>の今後の見通し
2025年6月期の業績は、売上高で前期比12.0%増の2,214百万円、営業利益で同15.6%増の400百万円、経常利益で同15.6%増の400百万円、当期純利益で同11.3%増の281百万円を見込んでいる。事業環境に関しては、自動化ニーズの高まりやOMOマーケティングへの関心の高まりなどを背景に引き続き見通しは良好である。そうしたなか、主力のクラウドサービスが好調に推移することを見込んでいるほか、開発・導入サービスの売上高も前期比41.1%増と急伸することを見込む。また、2024年6月期末時点の受注残高は過去最高水準に積み上がっている。このこともトップライン拡大に寄与してくることが想定される。これらにより、連結ベースの売上高成長率は2024年6月期を上回る見通しだ。利益面に関しては、人材採用・育成やプロモーション活動への投資を積極的に行いつつも収益性を高めていく計画だ。利益率の高いクラウドサービスで新規アカウントを積み上げることや、原価や販管費の伸びを適切にコントロールすることなどによって収益性の向上を図る。中期経営計画で定めた各種施策を着実に遂行することにより、市場の変化に適切に対応し、業績の拡大に結び付けていく。
サービスごとの業績予想は、クラウドサービスの売上高で前期比8.8%増の1,702百万円を見込んでいる。引き続き、BtoC市場でのシェアを維持、着実に成長させながら、BtoB市場の顧客を積極的に獲得していく。オプション機能の強化、外部アプリとの連携促進、OMO対応の推進によって同サービスの競争力を高め、解約率を定位安定させながら新規アカウントを積み上げる構えだ。
開発・導入サービスの売上高は、前期比41.1%増の447百万円と急伸することを見込む。先述のとおり、機能の標準化や提案の効率化によってリードタイム長期化の問題は解消している。顧客からの引き合いが活況ななか、各案件に迅速に対応し、業績拡大スピードを加速させる。また、2024年6月期に大型で工期の長い案件も受注しており、このことも業績の拡大に寄与することが見込まれる。
機器販売サービスの売上高は前期比32.6%減の64百万円を見込む。前期比で減収となっているものの、事業活動自体に問題があるわけではない。前期にあった大型機器などの販売を織り込んでいないことが主因であり、前期に急伸した反動という側面が強い。
また、業績予想達成に向けては、新部署設立による受注納品体制と製品開発体制の強化も寄与してきそうだ。2023年6月期より同社は、先行投資として人員増強に注力してきた。人員リソースの増強によって足元では、納品体制と製品開発体制を担う部署をそれぞれ独立の部署として設置することができるようになっている。受注を拡大させながら製品開発を継続することができる社内体制を構築し、成長スピードを加速させる構えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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■ロジザード<4391>の今後の見通し
2025年6月期の業績は、売上高で前期比12.0%増の2,214百万円、営業利益で同15.6%増の400百万円、経常利益で同15.6%増の400百万円、当期純利益で同11.3%増の281百万円を見込んでいる。事業環境に関しては、自動化ニーズの高まりやOMOマーケティングへの関心の高まりなどを背景に引き続き見通しは良好である。そうしたなか、主力のクラウドサービスが好調に推移することを見込んでいるほか、開発・導入サービスの売上高も前期比41.1%増と急伸することを見込む。また、2024年6月期末時点の受注残高は過去最高水準に積み上がっている。このこともトップライン拡大に寄与してくることが想定される。これらにより、連結ベースの売上高成長率は2024年6月期を上回る見通しだ。利益面に関しては、人材採用・育成やプロモーション活動への投資を積極的に行いつつも収益性を高めていく計画だ。利益率の高いクラウドサービスで新規アカウントを積み上げることや、原価や販管費の伸びを適切にコントロールすることなどによって収益性の向上を図る。中期経営計画で定めた各種施策を着実に遂行することにより、市場の変化に適切に対応し、業績の拡大に結び付けていく。
サービスごとの業績予想は、クラウドサービスの売上高で前期比8.8%増の1,702百万円を見込んでいる。引き続き、BtoC市場でのシェアを維持、着実に成長させながら、BtoB市場の顧客を積極的に獲得していく。オプション機能の強化、外部アプリとの連携促進、OMO対応の推進によって同サービスの競争力を高め、解約率を定位安定させながら新規アカウントを積み上げる構えだ。
開発・導入サービスの売上高は、前期比41.1%増の447百万円と急伸することを見込む。先述のとおり、機能の標準化や提案の効率化によってリードタイム長期化の問題は解消している。顧客からの引き合いが活況ななか、各案件に迅速に対応し、業績拡大スピードを加速させる。また、2024年6月期に大型で工期の長い案件も受注しており、このことも業績の拡大に寄与することが見込まれる。
機器販売サービスの売上高は前期比32.6%減の64百万円を見込む。前期比で減収となっているものの、事業活動自体に問題があるわけではない。前期にあった大型機器などの販売を織り込んでいないことが主因であり、前期に急伸した反動という側面が強い。
また、業績予想達成に向けては、新部署設立による受注納品体制と製品開発体制の強化も寄与してきそうだ。2023年6月期より同社は、先行投資として人員増強に注力してきた。人員リソースの増強によって足元では、納品体制と製品開発体制を担う部署をそれぞれ独立の部署として設置することができるようになっている。受注を拡大させながら製品開発を継続することができる社内体制を構築し、成長スピードを加速させる構えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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