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RIZAP-G Research Memo(7):chocoZAP事業が黒字転換し2024年3月期下期は黒字化を達成
2024/06/06 14:47
*14:47JST RIZAP-G Research Memo(7):chocoZAP事業が黒字転換し2024年3月期下期は黒字化を達成
■業績動向
1. 2024年3月期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2024年3月期の業績は、売上収益が166,298百万円(前期比7.6%増)、営業損失が594百万円(前年同期は4,948百万円の損失)、税引前当期損失が4,524百万円(同7,031百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期損失が4,300百万円(同12,673百万円の損失)となった。chocoZAP事業の黒字転換に起因して、第4四半期単独では営業利益ベースで4,175百万円の黒字を達成した。
売上収益に関しては、本格展開をしているコンビニジム「chocoZAP」の拡大に注力したことで、RIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)が大幅に増収(前期比20,100百万円増)となった。期中にchocoZAPが904店舗増加し、2024年3月期末の店舗数は1,383店となった。その後2024年5月15日時点では1,500店まで増えている。会員数も順調に伸びており、期中に100万人を突破し、2024年2月時点で110万人超、2024年5月時点で120万人超となっている。既存事業では、アンティローザをはじめとする増収分(同4,198百万円増)があった一方で、REXT等の店舗構造改革等に伴う減収(同5,998百万円減)や子会社BRUNO傘下のシカタ事業を前期末に売却した影響(同5,111百万円減)があった。営業損失に関しては、chocoZAP事業が投資回収期に移行し、2024年3月期下期に黒字化したことやREXT等の事業ポートフォリオ改革が奏功したことなどにより、グループ全体では改善した。
(1) ヘルスケア・美容セグメント
chocoZAP事業については前述の戦略投資の結果、店舗数で1,383店(期末)、会員数で110万人(2024年2月)に達し、2023年11月度より2024年3月度にかけて、月次決算ベースでの黒字化を達成した。既存のボディメイク事業においては、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。ボディメイク事業とchocoZAP事業の相互送客などにおいて相乗効果が表れてきた。MRKホールディングス<9980>では、婦人下着等の事業において、新商品の展開や新規出店・移転・改装、広告投資などによって、顧客基盤を拡大した。ヘルスケア・美容セグメントの売上収益は63,237百万円(前期比47.8%増)、営業損失は3,051百万円(前期は5,782百万円の損失)となった。
(2) ライフスタイルセグメント
REXTでは、トレカ事業・エンタメ事業・リユース事業それぞれにおいては高収益業態への転換が進み、収益性が改善した。BRUNOは中国での自社サイト展開が活況を呈し、国内でもアウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電やインテリア家電商品が巣ごもり需要の落ち着きを見せたことから減収減益となった。夢展望<3185>では、秋以降の天候の影響、仕入単価の上昇や物流費高騰などにより減収減益となった。ライフスタイルセグメントの売上収益は82,589百万円(前期比8.2%減)、営業利益は2,525百万円(同58.6%増)となった。
(3) インベストメントセグメント
SDエンターテイメントでは、主力のウェルネス事業で構造改革および成長戦略に取り組み増益となった。堀田丸正では、ギフト事業売却や各事業での先行投資の影響で減収減益となった。インベストメントセグメントの売上収益は24,953百万円(前期比1.5%増)、営業利益は1,311百万円(同0.2%増)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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■業績動向
1. 2024年3月期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2024年3月期の業績は、売上収益が166,298百万円(前期比7.6%増)、営業損失が594百万円(前年同期は4,948百万円の損失)、税引前当期損失が4,524百万円(同7,031百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期損失が4,300百万円(同12,673百万円の損失)となった。chocoZAP事業の黒字転換に起因して、第4四半期単独では営業利益ベースで4,175百万円の黒字を達成した。
売上収益に関しては、本格展開をしているコンビニジム「chocoZAP」の拡大に注力したことで、RIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)が大幅に増収(前期比20,100百万円増)となった。期中にchocoZAPが904店舗増加し、2024年3月期末の店舗数は1,383店となった。その後2024年5月15日時点では1,500店まで増えている。会員数も順調に伸びており、期中に100万人を突破し、2024年2月時点で110万人超、2024年5月時点で120万人超となっている。既存事業では、アンティローザをはじめとする増収分(同4,198百万円増)があった一方で、REXT等の店舗構造改革等に伴う減収(同5,998百万円減)や子会社BRUNO傘下のシカタ事業を前期末に売却した影響(同5,111百万円減)があった。営業損失に関しては、chocoZAP事業が投資回収期に移行し、2024年3月期下期に黒字化したことやREXT等の事業ポートフォリオ改革が奏功したことなどにより、グループ全体では改善した。
(1) ヘルスケア・美容セグメント
chocoZAP事業については前述の戦略投資の結果、店舗数で1,383店(期末)、会員数で110万人(2024年2月)に達し、2023年11月度より2024年3月度にかけて、月次決算ベースでの黒字化を達成した。既存のボディメイク事業においては、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。ボディメイク事業とchocoZAP事業の相互送客などにおいて相乗効果が表れてきた。MRKホールディングス<9980>では、婦人下着等の事業において、新商品の展開や新規出店・移転・改装、広告投資などによって、顧客基盤を拡大した。ヘルスケア・美容セグメントの売上収益は63,237百万円(前期比47.8%増)、営業損失は3,051百万円(前期は5,782百万円の損失)となった。
(2) ライフスタイルセグメント
REXTでは、トレカ事業・エンタメ事業・リユース事業それぞれにおいては高収益業態への転換が進み、収益性が改善した。BRUNOは中国での自社サイト展開が活況を呈し、国内でもアウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電やインテリア家電商品が巣ごもり需要の落ち着きを見せたことから減収減益となった。夢展望<3185>では、秋以降の天候の影響、仕入単価の上昇や物流費高騰などにより減収減益となった。ライフスタイルセグメントの売上収益は82,589百万円(前期比8.2%減)、営業利益は2,525百万円(同58.6%増)となった。
(3) インベストメントセグメント
SDエンターテイメントでは、主力のウェルネス事業で構造改革および成長戦略に取り組み増益となった。堀田丸正では、ギフト事業売却や各事業での先行投資の影響で減収減益となった。インベストメントセグメントの売上収益は24,953百万円(前期比1.5%増)、営業利益は1,311百万円(同0.2%増)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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