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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみも上値の重さを意識
2025/12/09 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみも上値の重さを意識
9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の追加利下げは織り込まれたが、来年は一段の緩和に慎重との見方からドル売りは後退。ただ、日銀利上げ観測は根強く、156円台の上値の重さが意識されそうだ。
前日の海外市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を控え、米金利高・ドル高の地合いとなった。ユーロ・ドルは1.1650ドル台から1.1610ドル台に軟化し、ドル・円は155円40銭付近から156円付近に浮上した。本日アジア市場でドル・円は156円付近の売りに押され、失速。ただ、米10年債利回りの上昇基調でドル買いに振れやすい。また、日経平均株価は上げ幅を拡大し、リスク選好な円売りがドルを支えた。
この後の海外市場は連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針に思惑が広がりやすい。市場では利下げペースが緩やかにとどまるとの見方が広がり、米金利が高止まりすれば引き続きドル買いを支える見通し。一方、北海道・東北地方の巨大地震の影響が注視される。また、高市政権の積極財政で日本の財政悪化懸念による円売りは引き続き根強い。もっとも、日銀の追加利上げ観測は根強く、円安抑制要因に。156円台の上値の重さを嫌気した失速も想定される。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・10月JOLTS求人件数(予想:715万件)
<CS>
9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の追加利下げは織り込まれたが、来年は一段の緩和に慎重との見方からドル売りは後退。ただ、日銀利上げ観測は根強く、156円台の上値の重さが意識されそうだ。
前日の海外市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を控え、米金利高・ドル高の地合いとなった。ユーロ・ドルは1.1650ドル台から1.1610ドル台に軟化し、ドル・円は155円40銭付近から156円付近に浮上した。本日アジア市場でドル・円は156円付近の売りに押され、失速。ただ、米10年債利回りの上昇基調でドル買いに振れやすい。また、日経平均株価は上げ幅を拡大し、リスク選好な円売りがドルを支えた。
この後の海外市場は連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針に思惑が広がりやすい。市場では利下げペースが緩やかにとどまるとの見方が広がり、米金利が高止まりすれば引き続きドル買いを支える見通し。一方、北海道・東北地方の巨大地震の影響が注視される。また、高市政権の積極財政で日本の財政悪化懸念による円売りは引き続き根強い。もっとも、日銀の追加利上げ観測は根強く、円安抑制要因に。156円台の上値の重さを嫌気した失速も想定される。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・10月JOLTS求人件数(予想:715万件)
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