フィスコニュース


5万円キープで押し目待ち狙いの買い意欲は強い【クロージング】

*16:46JST 5万円キープで押し目待ち狙いの買い意欲は強い【クロージング】
28日の日経平均は反落。293.14円安の50219.18円(出来高概算22億9000万株)で取引を終えた。前日に5万円の大台に乗せた反動から利食い売りが出たほか、円相場が1ドル=152円台前半と円高に振れていることが見送り材料となった。寄り付き直後につけた50450.38円から下げ幅を広げる形になったが、買い遅れているファンドなどによる押し目を拾う動きもみられ、後場中盤に50107.77円まで下げ幅を広げたが、5万円台をキープした。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1500を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、情報通信を除く32業種が下落。金属製品、建設、繊維製品、ガラス土石の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、中外薬<4519>が堅調で、この3銘柄で日経平均を約260円支えた。半面、ファーストリテ<9983>、ニデック<6594>、日東電工<6988>、ファナック<6954>、アドバンテス<6857>が軟調だった。

短期的な相場の過熱感から利益確定売りが先行して始まった。また、米関税の影響が重荷となり2025年12月期の業績予想の下方修正をしたキヤノン<7751>が大幅に反落したほか、特別注意銘柄に指定され、日経平均構成銘柄から除外されるニデックはストップ安まで売られた。このほか、2026年3月期の業績予想を上方修正したものの、コンセンサスに届かず材料出尽くし感が台頭した日東電工もさえない動きとなり、様子見姿勢に向かわせたようだ。取引終了後にアドバンテストの決算を控えており、この結果待ちの面もあった。もっとも、日経平均は先日の大幅高に対する反動安とはいえ5万円をキープしており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。

28日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)や29日からの日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとする向きも多そうだ。なお、日米首脳会談では、期待通りトランプ米大統領が高市首相を好意的に評価しているとみられ、良好な日米関係の構築はプラス材料であろう。また、アドバンテストが発表した決算はポジティブな内容だった。今期2回目となる業績予想の上方修正を発表しており、明日の日経平均の押し上げ役として期待される。




<CS>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/10/30 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   992 銘柄
2,314 銘柄   売り
 
 
 
9984 ソフトバンクG 売り転換
8035 東京エレクトロン 売り転換
7011 三菱重工業 買い転換
7267 本田技研工業 買い転換
6146 ディスコ 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS